2019/02/12

有馬とミナベ

10日:
Yama

小池さんに至っては去年の秋以来ブリの六甲山へ。
随分道が綺麗になっていて驚いた。昨今、またまた「自称・登山道整備員」「自称・道標設置員」の爺さんが増殖しているっていう噂をSNSなんかで読んでいたけど、ここまで凄い(酷い)とは、、、って感じ。

けど、なんだろう、最近いろんな事象にあまり腹が立たなくなってきている。
ワーカホリックの症状だろうか?(それはないか)。いくら注意しても聞き入れてもらえない人はいる、いくら言っても理解してもらえない人はいる、良い悪いの線引きなんて人それぞれ、もしかしたら自分の思いがおかしいのかもしれない。

無事に有馬温泉についたので(まだ正午過ぎ)、やれやれ日帰り温泉入ろうと思いきや、空前絶後の混雑で入浴できませんと断られた。こんなの初めて。爆買いならぬ、爆浴???
けど、これもそう。楽しむ人がいれば反対側には必ず楽しめない人がいる。自分は今日たまたまその反対側の人だったっていうだけ。じゃぁ、お風呂に入れた人はよかったねぇと喜んであげてもええかな、自分はまたテクテク歩いて来ればいいやって。

11日:
梅干しを買いに和歌山のみなべ市へ行ってきた。結論として「がっかり」。梅干しをブランドに仕立て上げようとする勢いが突き抜けてしまった感じがする。道端でテーブルおいて自家栽培の梅干しを、なんて期待は淡く、、、。

実は福井県の三方五湖のあたりにも梅干しの産地があり、そこは和歌山に比べると素朴で幹線道路沿いにはまさに自家栽培の小さな商店が点在してて、たいそうな包装もしていないけどちゃんとした梅干しを売っている。
そっちに行けばよかったと後悔。
勉強になった。

Ken

再び銭湯へ。不退転の決意でもって回数券を購入。こだわりや特色を出さずにフツーの銭湯のままでいて欲しいかな。高齢のじいさんとばーさんが手をつないでトコトコ暖簾くぐって入っていったのをぼんやり見送って幸せになる。

おもいつきのプログラムを夜にためしてみたら動いた。夢の中まで仕事が追いかけてくるのにはまだまだ慣れないけど、下をむくな

前むいていこう。


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2019/01/14

寒さの中で

「好山病」重症。

正月休み明けのこの一週間。毎日痺れた(アイドリングなんぞなく、初日からアクセル全開レッドゾーン超え)。ま、予想してたけど、この三連休があればこそ耐えることができた(子供やな)。

金曜日、客先からローラー娘の育児アシストで新婚さんの家へ。三ヶ月の新生児を抱える新米主婦の奮闘って、ものすごく大変なんだと改めて知ることに。世界中のおかーさん、凄いってわかった?ローラー娘よ。

土曜日、奥飛騨へ移動。いくら格安といっても車の油代、高速代、民宿代は結構重くのし掛かってくるけど、もう細かいこと考えるのやめたので。
翌朝9:00始発の新穂高ロープウェイ乗り場に8:00過ぎに着いて見たら、ざっと200人以上の行列。相変わらず大陸の観光客が「八割」。中国にはここなど及びもしない不思議で壮大な光景があるだろうに(想像で)、何でこんなちっぽけな田舎の景色に魅了されに来るのかわからん、、、。

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思ったほど雪なくて、まだほとんど夏道で小屋まで行けた。所要時間65分は上出来。
風の当たらない小屋裏にしゃがんでパンを少し囓り、すぐに出発。


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天気は回復傾向、風もどんどん弱くなっていく。あとは気持ちだけ。アイゼンもクラスとした斜面によく効く。けれど、独標直下の渋滞、雪と岩のミックスでアイゼンがうまく効かずピッケルを刺す岩のクラックも見つからず緊張を強いられて時間がかかった。


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夏ならなんてことないのに、随分緊張した。けど、小屋からここまで60分は上出来。特に小池さんの馬力にはいつも脱帽。冬山は、休まずゆっくり歩き続けるのがいいのかな、やっぱり。
この先行きたいけど、この寒さの中でロープ操作うまくできる自信がまだ無いし、ピッケルやスノーバーで小池さんをビレイして自分も落ちたら、、、まだまだ練習しなきゃダメだな。

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予報通り、ガスがどんどん湧き上がってきたので帰ろうか。

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このまま天空に続く道を歩いていくと、どこに向かうんだろうか、そんな考えても仕方ないことをフードの中の頭で考えてみたりした。

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名物になってる西穂山荘の高山らーめんの塩分は相変わらず想像以上。我が家は必ず希釈用のお湯持参。

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帰りに見えた名峰・白山。いい山だったけど、山岳信仰の山なのに、テン場のトイレの清掃状態は自身の体験場「(マイナス)世界ナンバーワン」。それはそれは(てんてんテン)。

このまま帰れない。

下山後、富山を目指す。奥飛騨から富山って結構近い(50キロくらい)。
偶然テキトーに予約した格安ビジホが、自分も小池さんも仕事で使ったことがある場所だったので、


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キャベツでスタート。

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スーパーの刺身でさえ、富山クオリティ満載(しかもやすい)

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「素泊まり」ももう慣れた。火事には最新の注意を払って。
ところで自分も小池さんも随分寒さに弱くなってることに気がついた。去年までなら進んで雪の中テントで寝るの楽しみだったのにな。

忍び寄る老化、、、ははは。悲しいね。

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2019/01/08

西天狗、東天狗

年末年始の山行日記を。

奇跡の十連休。遊ばない手は無い。金?絶望の中でもぎとったサラリーだ、1円残らず使ってしまえ!自分でもやけくそなのかどうなのか分からん中、天気の心配だけを胸にスタート。

12月28日
有料山岳天気予報は「登山に適さない」という連絡をよこしたが、ひとまず麓まで行く。
温泉施設併設の某道の駅にて車中泊。
Vol

車の中で鍋の煮炊きは何度やってもそーとー緊張する。全ての窓にアルミ箔を張って毛布を敷き、冬用シュラフnくるまっても寒くて何度も目が覚めた。この夜の外気温マイナス5度。

翌29日
下界は快晴なんだけど、見上げる八ヶ岳の頂上付近はすべて雲の中という。
”トレーニングだと思ってテント場まで歩こう”という小池さんの以外な提案に少し戸惑いながらあとをついていった。

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夏冬合わせて過去何度かここへ来てテン泊したけどこんなに閑散としているのは初めてかも。
偵察目的で来たので、ハナからピッケルやアイゼンは車に置いてきた。なので、小屋でメシくって引き変えそうと800円のカレーを食う。けっこう美味いが、添えられてたコップの水(雪を溶かしたもの)が美味くなかった。

このまま手ぶらでは帰れんので、車中泊場所を探して茅野市内の思い当たる場所をウロウロするものの、結局はこっち方面来たときは定宿にしている一泊素泊まり2,300円/人の宿へ。

Mahorobamesi
始めて泊まったときは、その値段の安さに腰が引けてしまって恐る恐るという感じだったが、室内の掃除は行き届いているわ、最高に寝心地のええ清潔な布団だわ、電子レンジは3台もあるわ、便所は全て和式だわ、文句のつけようがない。徒歩2分のとこにスンバラシイ温泉施設もあるし。

で、自炊して泥酔して寝る。

翌30日
Irikasayama

我が家にとっての”ミクラス” ”ウィンダム” ”アギラ”(まぁ、セブンが困ったときはとりあえず出しとけ、みたいなそんな山)級の「入笠山」に登ってみた。風が強いばかりで雪が全然無い。けど、南北アルプス、中央アルプス、雲で見え隠れする八ヶ岳、富士山とオールキャストで見えたので満足。で、

ひとまず帰阪。

三日後、再び高速飛ばして茅野へおりたつ。
年明け1月3日のこと。たった三日前からこの日までの間に”恐ろしいほど”雪が増えてた。スタッドレスタイヤでも油断するとABS効きまくり。先日の下見のときに「無理してテント泊せんでもええやろ」と結論出てたので、初日のゴールは

Takamiishigoya

高見石小屋。素泊まり4,500円/人(暖房費込)。ランプの灯りとマキストーブの暖房しかない。屋根裏の大部屋で50人ほどがひしめきあって布団を敷く、なかなかに硬派な小屋だった。

Takamiishigoyawc

トイレ便所は外のみ。手洗いは当然「雪」で。真夜中に長靴借りて氷点下15度の中しっこ行くのは、軽く命がけ。しゃがんだ途端滑って便器に顔面からダイブ、、、の危険をはらむ。
ちなみに、半分以上の人が素泊まり自炊だった。水は雨水を1リットル50円で買う。

1月4日
待ちに待った晴天、うっとおしいほど巨大に覆いかぶさってくるオリオン座の下を出発。

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防寒テムレスの中の指はすでに感覚が無いほど冷たく。睫毛もどんどん凍ってゆく。それでも心は熱く燃えたぎる、、、か。樹林のむこうに槍穂高、鹿島槍、五竜岳、白馬、朝日、かすかに日本海が見える。佐久の町の向こうには、黒斑山のそのむこうまで。甲斐駒、仙丈ケ岳、鋸岳、なんかもう首がねじ切れる!ちゅうくらい何度も何度も日本の屋根を目に焼き付けた。

Tengu
風速10メートル足らずの穏やかな中、東天狗~西天狗、念願の往復が叶った。

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西天狗岳からの下りは、まっさかさまに野辺山へ落ちていくような。

Tengukaisei
何度も振り返り、何度も立ち止まり、下山。いい山だったな。

で、このままでは終わらず。山頂に立った時に、反対側にある乗鞍がこっちにおいでと呼んでいるような気がしたので、

Norikura

下山後、乗鞍高原へ。(あほだ)
ここでも格安の民宿へ。しかし、自分も小池さんも晩飯に出してくださった馬刺しが苦手。ま、酒と山菜と温泉があればよし。
翌日も結局雪降りやまず登頂は断念、けど充実の冬休みだった。

人間取り戻せた。

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2018/10/21

18個

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自分にとって、楽しい話題を。
ザック買いました。8個目。体一個やのになんでザック8個いるねん?って、けどね、自転車18台買った人間としてあと10個買えるという論理が。

※自転車18台は平均的らしいことが最近わかりました。

オスプレイのミュータント38リットル。
余分なファスナ一切なしの袋状が好きなので。ファスナたくさんあるやつ、どこに何入れたかわからなくて、開けたり閉めたりばっかりが嫌なので。


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30メートルのロープ、登攀用のガチャ少し、ハーネス、クライミングシューズ、チョークバッグ、おやつ少し、ペットボトル。これだけでもう満タン。ロープを外付けにすればツエルトとか軽量のシュラフとか入りそうだけど、どうかな。
登攀しない小屋泊まりなら二泊くらい大丈夫だと思う。特筆すべきは、ハーネス付けた時にウエストベルト邪魔にならない仕組み。

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ピッケル付けるアダブターが種悦。今年はアイスクライミングやれたらいいなぁ。


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2018/09/18

入笠山

ダムから街に戻っても、まだ正午前。右を見ても左を見ても名だたる高峰がてんこ盛り、、、なのに分厚い雲に隠れてなんも見えない。どっか登れる山ないのかな?とコンビニの駐車場で地図広げてあーでもない、こーでもないと思案した結果、一つの妙案が。

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以前から、名前だけは知ってたけど、あまりに簡単に登れてしまうという話だったので、今別に行かなくてもいいやと思っていたが、この日はその「簡単に登れてしまう」に乗ってみた。
登れてしまうのをいいことに、二人ともサンダル履きだったのはちょっと失敗と反省。

富士見パノラマリゾートなるスキー場のゴンドラに乗れば、ほぼ頂上近くまでイケてしまって、あとはよく整備された散策路を歩くと頂上に着くという、なんとも素敵な山だった。おまけに、ゴンドラも散策路もペット同伴OK.
OKどころか、ペット専用の足洗い場とかペット専用のごみ箱とかあって、犬好きにはたまらん場所みたい。

ちなみに
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ここはマウンテンバイクのダウンヒルコースがあって、この人たちは台湾から10トントラック乗り付けて大挙して走りに来ているカンジの人たち。けっこう年配の人多いのね、ダウンヒル。
早い速度域の中でアドレナリン出すような遊びはもう自分にはいいかな、、、、。

次は雪の季節にスノーシュー持って登りたい、いい山でした。

さて、今宵はどこで寝よう。

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2018/08/27

三瓶山から戻る

熟睡できないまま5時起床。東西南北の四か所(それ以上は未調査)に登山口があるが、どこから登ってもコースタイム変わらないらしい。けど、できればなるべく楽をして男三瓶・女三瓶・子三瓶・孫三瓶のすべてをコンプリートしたい。

結論として、前日溜息ついたキャンプ場から登ることに。結果として、先日の豪雨の影響だろうか、一部の登山道が通行止めになっていたので、この日のコース取りは大正解。

※この日は、キャンプ場->男三瓶山->子三瓶山->孫三瓶山->女三瓶山->キャンプ場のコース、約5時間。

主峰になる男三瓶の標高は千メートルちょい。けれどスタート地点がすでに600メートル付近なので残りを登ればいい、、、とはならず、4つすべてに登るには、やっぱり4回「登って・下って」を繰り返さないといけない。この標高の上げ下げがけっこうなボディブロー。
それにススキの草原のような場所が多いので、日陰の少なさ=イコール暑さとの戦い。途中に水場も無いし、浮石の多さもあって、見た目ほど簡単な山じゃなかった。

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出雲の街や日本海がとてもよく見えた。

有名な山だと思うのに、歩いてる人が殆どいなくて静か。森の深さや緑の濃さも相当なもの。
とてもいい山だった。出雲に用事が行かれることがあればゼヒおすすめ。

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下山後、登山口近くにある自然館に蕎麦屋を発見。
土日しか営業してないというのにも興味をひかれて、すだち蕎麦を注文。三瓶地方固有種の蕎麦で打った9割蕎麦の風味は、、、腹ぺこで急いで食ったのでわからなかったけれど、疲れた体にダシとすだちが沁み渡る。

山に登って生きる力をもらってるけど、神話の国の山だったからさらにご利益あるといいな。
けど、山はそーゆー邪心をすぐに見破るからなぁ。


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三瓶山に登る

有料の山岳気象予報サイトが「この土日は南北いずれのアルプスにも、登るべきでは無い」と断言してきたので、じゃあ西の方はどうだろう?ってことで島根県の三瓶山を目指してみた。

”ゲゲゲの実家”が存在していたときに登っておけばよかったな、、、なんて後悔もちょっぴり。
げっぷが出るほど走った中国自動車道も、ホボ5年ぶりに走ると結構新鮮。新しいETCのICができていたり、美味しい食事を出すPAが廃止になっていたり、当時、大雨の影響で土砂崩れになっていた山の斜面が見事に緑の木々が生い茂って再生していたり、

たった5年でも、時間の経過って凄いんだなぁとぼんやりハンドル握って考えた。

三好ICで下りて県道54号線を北上。

~道の駅・赤来公園最高~
こじんまりした産直市場は午後を回っていたのでめぼしい物は無かったが、隣の情報館てきな建物がなかなかユニーク。どうも街ぐるみで”サイクリング推し”みたいなムードがあって、充実のレンタルサイクルやコースマップなんかが置いてあった。そして、空調のきいた快適な大きな窓の明るいフリースペース。
「食事、勉強、遊び、ぼんやり、お昼寝、なにをしてもよい」と書いてある。冷たい麦茶飲み放題、電子レンジ、オーブントースター使い放題。もちろんフリーWIFIの電波も。
併設のパン屋さんでソフトフランスのサンドウィッチを買う。美味しくて驚いた。とりわけ、中に挟んであるザワークラフトがびつくりの美味さ。登山やめて、ここで車中泊するか!?って危うく方向転換しそうになったけど

先へ。

島根県邑智郡美郷町に到着。そろそろ今宵のメシを仕入れておかないと、三瓶山のふもと周辺にはな~んもお店無いから(予感)。とりあえずJR三江線・粕淵駅まで行ってみるが、なんと、今年の三月で廃線になったとか。
青春18でそのうち、、、と思っていたらどんどん廃線の勢いに負けてしまう。使われなくなった駅舎はすごい勢いですたれていく。ここもそう。草ぼーぼーに生えたホームのコンクリートに残暑が容赦なく熱を浴びせているけど、日陰を求めて逃れる人の影も、もうそこには無い。

どんな人たちがこの駅で乗降していたんだろう。

農協直系のスーパーで超絶安い(大阪比)マスカットを一房買う。あとはテキトーに野菜やビイルなど。
そしてスマホで調べたキャンプ場へ。
ところが、予想はしていたけど、豪華なケビンやACコンセト付きオートキャンプエリアがあって、うちには関係ないや一般エリアだよなとそっちへいくと、そっちはそっちで我が家よりデカイ?っていうような巨大なテントがいくつも。

うちの山岳テントが犬小屋に見えてしまう。小池さんと二人溜息をつき、その場所をそっとあとに。

三瓶山を一周する道路をしばらく走ると、”西の原”という草原+山の駅を発見。
とてもロケーションがよく、清潔なトイレや水場もある。ただし、キャンプ禁止・火器の使用禁止の立札もある。
良心のかけらみたいなものはあるので、テントを建てたいのをぐっと我慢して車中泊。少し前に入手した車中泊用の網戸をセットしたが

暑くて何度も目が覚めた。夏場の車中泊はしたらアカン!

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2018/08/18

最後も、雨

8月15日:
アルファ米+リフィルのどん兵衛の朝飯。大量のふりかけと鰹節投入。とりわけ、鰹節がええ仕事してた。
行動食用のアルファ米を追加で作る。

6:45笠ヶ岳山荘発〜12:30新穂高着

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同じように下山する人、まだまだその先の奇跡の世界を見に行く人。みんなご無事で。

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笠ヶ岳の頂上は、思った以上に広くて殺風景で。
いつも思う「山は逃げない」は嘘だ。自分の体調、親の介護、泥濘の会社、アパート管理組合の用事、親戚の用事、慶弔イベント。人間には計り知れない用事がある。気がつけば、体力が低下し、山どころじゃなくなる。

山は逃げないは、嘘だ。

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高度を下げるごとに、槍、穂高の景色がどんどん遠くなって行く。そのさみしさと、六日ぶりに風呂に入れるうれしさとか、美味いもん食いたいなーっていうギラギラした気持ちが湧き上がってくる。

生活全てを背負い、歩く。雨に打たれる。悲しいと思う。けど憎むべき相手は自然だけ。日が暮れれば眠る。日が登れば起きる。また歩く。
こんなシンプルな繰り返しの連続。時々晴れ間から見える心臓止まりそうになる景色で足を止め、また次の峠を超えた先に何が待ってるのかドキドキして、

そんな六日間の最後はやっぱり豪雨に打たれた。


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JR松本駅は、山に魂売った人でごった返す。

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アホの一つ覚えの立ち食い蕎麦で旅をしめる。いい山だったな。
休み明けの仕事、

どーでもいいや。もう。


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思った通り遠かった、笠ケ岳

8月14日:
「やっと」晴れた。夜中に何度も激しい雨音が断続的に続き、止んでは安堵し、降り出してはため息付き、その繰り返しでちょっと疲れた。

アルファ米+リフィルのどん兵衛のいつもの朝飯。
6:35双六テン場発〜12:30笠ガ岳テン場着

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笠ヶ岳に至る縦走路で改めてテン場を見る。「水場が枯れている、小屋トイレまで片道10分強、地面の水捌け悪い」この状況はちょっときついと思う。

そう思って昨夜は笠ヶ岳山荘素泊まり。
お一人様6,600円。水は雨水無料。個室八人だったがここでもいびきかく人いなかった奇跡。
自炊場所は小屋の中の結構ええ場所。トイレは汲み取りだけど匂い少なめ。

夕方から再び豪雨。小屋の軒先きのわずかに濡れない場所で、ソロのテント泊の女の子が雨に濡れながらコッヘルで晩飯作ってたのが印象的。あわれむ必要も心配する必要も無い。彼女はその状況が平気だからそうしているのだから。作った料理が少し辛かったようで、屋根から滴り落ちる雨水を入れて、味を薄めていた。自分でも同じことしただろうな。

暴風で小屋がゆれる、知らない間に眠ってた。


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2018/08/17

憧れの西鎌尾根は、どこにある

8月13日:
5:00起床。その前に、隣でテン泊していた「京大 散策の会」のことを。
山岳部でもなくワンゲルでもない「散策の会」とはこれまたなんじゃいな?てなどーせチャラいサークルの連中がノリで来ました〜みたいな目で見ていたのだが、

なんのなんの。

雷雨でこっちが緊張する中、彼らのテントは冗談で笑い声がたえず聞こえていた。翌朝も、午前三時に起床し、暴風雨の中巨大な10人用テントを音も立てずに撤収し、真っ暗な中次の山へと出て行った。朝五時にはまさに「もぬけのから」。よく訓練され統率のとれたすごい集まりのようだ。

おっちゃん感激しましたよ。

今回、ここに来た目的は「小槍」に登るため。
50メートルロープを2ピッチ、戻りは全て懸垂下降で。
残置や終了点の情報ももらい、当然小屋在住のアルパインガイドの方にも助けてもらってと色々準備したのに、雨降り止まず。岩が濡れていては手も足も出ない。

停滞して明日もう一度やるか?双六岳に移動するか?天候は回復するという予報だが、今は全くその気配が無い。停滞してあす晴れるのか?岩、乾くのか?

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雨の中のテント撤収にはもう慣れた。けれど、濡れた装備の重さがこたえる。気持ちの重さはもっと、、、こたえる。


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野生のブルーベリーを見て、癒されるでもなく、手を差し伸べて口に入れるわけでも無く。
この時はただ、この五厘夢中から早く抜け出したい思いばかり。

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下ばっかり向いて歩いてたら、両手にハンディカム持った人が雨の中カッパも着ずにヒョイヒョイ軽快に歩いて来る。チュートリアルの福田くん?、、、似てるけどなんか違うし。すると先に小池さんが「あ〜!あ〜!」と気が付いた。
先日だったかBSでみた、2017年にシスパーレ北東壁という標高7000メートル近いえげつない冬季未踏峰を登って、ビオレドールアジアを受賞された中島健郎さん本人。

びつくり。

TJARの同行カメラマンとして先頭ランナーのその前を先回りして走ってる最中だとか。ものすごいオーラが。
速いとか強いとかどーとかこーとかでは無く、なんとしても生きて帰る強い意志を持つ人のオーラ。
こっちのしょんぼりが一気に盛り返した瞬間でした。


7:25槍の肩発〜11:35双六小屋テン場着
行動食はソイジョイ1本と、アルファ米で作ったちらし寿司。甘いのと辛いののコンビは正解。

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TJARのトップ選手通過。わずか数日で劔超えてここまでくるって、なんなん!?その凄さ。

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ずぶ濡れのテントを土砂降りの中で建てるという二重苦を味わった後、定番のピーマン肉詰を作成。


小屋に素泊まりという弱気な発言していたけど、上空からこの彩りを見た瞬間、それは吹き飛び、自分もその色の一つになりたいと思ったので

お一人様500円、水は飲み放題。
地面は水平で水捌けは最高。ここをベースにして、槍や三俣、鷲羽への日帰りをする人の多いこと。
勉強になる。

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水洗トイレあり。小屋にマッチ、ライター売ってないから予備持つこと。スマホの電波はほとんど入らない。ソフトバンクが唯一遅い速度で、テン場で入った。

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夜、雨再び。

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