2018/08/18

最後も、雨

8月15日:
アルファ米+リフィルのどん兵衛の朝飯。大量のふりかけと鰹節投入。とりわけ、鰹節がええ仕事してた。
行動食用のアルファ米を追加で作る。

6:45笠ヶ岳山荘発〜12:30新穂高着

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同じように下山する人、まだまだその先の奇跡の世界を見に行く人。みんなご無事で。

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笠ヶ岳の頂上は、思った以上に広くて殺風景で。
いつも思う「山は逃げない」は嘘だ。自分の体調、親の介護、泥濘の会社、アパート管理組合の用事、親戚の用事、慶弔イベント。人間には計り知れない用事がある。気がつけば、体力が低下し、山どころじゃなくなる。

山は逃げないは、嘘だ。

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高度を下げるごとに、槍、穂高の景色がどんどん遠くなって行く。そのさみしさと、六日ぶりに風呂に入れるうれしさとか、美味いもん食いたいなーっていうギラギラした気持ちが湧き上がってくる。

生活全てを背負い、歩く。雨に打たれる。悲しいと思う。けど憎むべき相手は自然だけ。日が暮れれば眠る。日が登れば起きる。また歩く。
こんなシンプルな繰り返しの連続。時々晴れ間から見える心臓止まりそうになる景色で足を止め、また次の峠を超えた先に何が待ってるのかドキドキして、

そんな六日間の最後はやっぱり豪雨に打たれた。


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JR松本駅は、山に魂売った人でごった返す。

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アホの一つ覚えの立ち食い蕎麦で旅をしめる。いい山だったな。
休み明けの仕事、

どーでもいいや。もう。


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思った通り遠かった、笠ケ岳

8月14日:
「やっと」晴れた。夜中に何度も激しい雨音が断続的に続き、止んでは安堵し、降り出してはため息付き、その繰り返しでちょっと疲れた。

アルファ米+リフィルのどん兵衛のいつもの朝飯。
6:35双六テン場発〜12:30笠ガ岳テン場着

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笠ヶ岳に至る縦走路で改めてテン場を見る。「水場が枯れている、小屋トイレまで片道10分強、地面の水捌け悪い」この状況はちょっときついと思う。

そう思って昨夜は笠ヶ岳山荘素泊まり。
お一人様6,600円。水は雨水無料。個室八人だったがここでもいびきかく人いなかった奇跡。
自炊場所は小屋の中の結構ええ場所。トイレは汲み取りだけど匂い少なめ。

夕方から再び豪雨。小屋の軒先きのわずかに濡れない場所で、ソロのテント泊の女の子が雨に濡れながらコッヘルで晩飯作ってたのが印象的。あわれむ必要も心配する必要も無い。彼女はその状況が平気だからそうしているのだから。作った料理が少し辛かったようで、屋根から滴り落ちる雨水を入れて、味を薄めていた。自分でも同じことしただろうな。

暴風で小屋がゆれる、知らない間に眠ってた。


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2018/08/17

憧れの西鎌尾根は、どこにある

8月13日:
5:00起床。その前に、隣でテン泊していた「京大 散策の会」のことを。
山岳部でもなくワンゲルでもない「散策の会」とはこれまたなんじゃいな?てなどーせチャラいサークルの連中がノリで来ました〜みたいな目で見ていたのだが、

なんのなんの。

雷雨でこっちが緊張する中、彼らのテントは冗談で笑い声がたえず聞こえていた。翌朝も、午前三時に起床し、暴風雨の中巨大な10人用テントを音も立てずに撤収し、真っ暗な中次の山へと出て行った。朝五時にはまさに「もぬけのから」。よく訓練され統率のとれたすごい集まりのようだ。

おっちゃん感激しましたよ。

今回、ここに来た目的は「小槍」に登るため。
50メートルロープを2ピッチ、戻りは全て懸垂下降で。
残置や終了点の情報ももらい、当然小屋在住のアルパインガイドの方にも助けてもらってと色々準備したのに、雨降り止まず。岩が濡れていては手も足も出ない。

停滞して明日もう一度やるか?双六岳に移動するか?天候は回復するという予報だが、今は全くその気配が無い。停滞してあす晴れるのか?岩、乾くのか?

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雨の中のテント撤収にはもう慣れた。けれど、濡れた装備の重さがこたえる。気持ちの重さはもっと、、、こたえる。


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野生のブルーベリーを見て、癒されるでもなく、手を差し伸べて口に入れるわけでも無く。
この時はただ、この五厘夢中から早く抜け出したい思いばかり。

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下ばっかり向いて歩いてたら、両手にハンディカム持った人が雨の中カッパも着ずにヒョイヒョイ軽快に歩いて来る。チュートリアルの福田くん?、、、似てるけどなんか違うし。すると先に小池さんが「あ〜!あ〜!」と気が付いた。
先日だったかBSでみた、2017年にシスパーレ北東壁という標高7000メートル近いえげつない冬季未踏峰を登って、ビオレドールアジアを受賞された中島健郎さん本人。

びつくり。

TJARの同行カメラマンとして先頭ランナーのその前を先回りして走ってる最中だとか。ものすごいオーラが。
速いとか強いとかどーとかこーとかでは無く、なんとしても生きて帰る強い意志を持つ人のオーラ。
こっちのしょんぼりが一気に盛り返した瞬間でした。


7:25槍の肩発〜11:35双六小屋テン場着
行動食はソイジョイ1本と、アルファ米で作ったちらし寿司。甘いのと辛いののコンビは正解。

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TJARのトップ選手通過。わずか数日で劔超えてここまでくるって、なんなん!?その凄さ。

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ずぶ濡れのテントを土砂降りの中で建てるという二重苦を味わった後、定番のピーマン肉詰を作成。


小屋に素泊まりという弱気な発言していたけど、上空からこの彩りを見た瞬間、それは吹き飛び、自分もその色の一つになりたいと思ったので

お一人様500円、水は飲み放題。
地面は水平で水捌けは最高。ここをベースにして、槍や三俣、鷲羽への日帰りをする人の多いこと。
勉強になる。

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水洗トイレあり。小屋にマッチ、ライター売ってないから予備持つこと。スマホの電波はほとんど入らない。ソフトバンクが唯一遅い速度で、テン場で入った。

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夜、雨再び。

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3度目の槍の、夏

計画:新穂高〜槍平(テント泊)〜槍の肩(テント泊で停滞)〜双六岳(テント泊)〜笠ヶ岳(テント泊)〜新穂高(下山完了)

実際は:新穂高〜槍平(小屋素泊まり)〜槍の肩(テント泊)〜双六岳(テント泊)〜笠ヶ岳(小屋素泊まり)〜新穂高(下山完了)

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五泊六日の食料とクライミングに必要なギアあとこれに水を3リットル。削れる物は無いか考えたすえ、着替えを一日分だけにして、あとは同じ服を着て歩き、それを着たまま寝る。風呂は当然入れないから、自分の匂いにどれだけ耐えられるか。天気予報は、大きな崩れはなく、ただし大気の状態が不安定。

ま、なんとかなるかと。

8月10日:
20:00自宅発

8月11日:
0:00東海北陸道 ひるがの高原SA着 車中泊 ビイル持ってくんの忘れた。同業者と思われる車が沢山。この時間、SA内にあるコンビニのおにぎり、弁当、サンドイッチの在庫は大量。
5:10ひるがの高原SA発。 この時間、SA内にあるコンビニの在庫はほぼゼロなので注意。
6:30新穂高着。当然、登山者用無料Pに空きがある筈もなく、鍋平高原の登山者用無料Pを目指すも、一番不便なエリアしか空きがない(悲しい想定内)。一体なん億人が北アルプスに入るのか恐ろしい。
7:20不便なP発〜8:00新穂高登山センター着 この間の道が「ガチ登山道」。もはや帰りにここを登ってPまで戻る意志はぜろ。ロープウェイで戻ろう。
8:00新穂高登山センター発〜9:10穂高平小屋着。なんども歩いている道なのに、今までで一番シンドイ。林道歩きが退屈なせいもあるし。五泊分の食料やテントの重さも久しぶり、こんな重かったっけ?
9:23穂高平小屋発〜12:45槍平小屋着 小池さんの調子が上がらず。自分も同じ。

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残る力を振り絞って、日清焼きそばをアテにズビズバ飲む。

水は豊富だし、テン場は広くて平(ほぼ)だし、唯一嫌なのはテント利用者用のトイレ。以前は隙間だらけの掘立小屋だったのに、モルタルにして立て直したのはいいけど、個室の窓が「開閉しない」。
個室に入るなり篭った臭気で目が開けられない、涙がすご、当然匂いもすごい(小池さんはなぜか平気)。
ま、言い訳しだすとキリがないけど、翌日にこの荷物背負って千メートル以上登らないといけないー>
雨予報が出ていて、テントを濡らすと当然重くなる。

小屋に素泊まり決定。お一人様5,500円也。

布団は一人一枚もらえた。この時期、奇跡かも。別の小屋だと三人で一枚。
自分たちのようなご夫婦が他に三組。合計8人の人間が一つの部屋で寝たわけだが、誰人イビキをかかないという、これも奇跡

この日の献立。
バケットにキュウリと魚肉ソーセージ挟んで。17時ごろ消灯。

8月12日:
3:45起床。アルファ米に大量のふりかけとリフィルのどん兵衛で朝飯。
4:35槍平小屋発〜6:30千丈沢乗越着 さらに二時間後、飛騨乗越着。天気は曇り+ガスガス 前回は飛騨乗越にくるとまさにゴジラが突然現れるがごとく、槍ヶ岳がその姿を「どっか〜〜〜〜〜ん!!!」と表して心臓止まりそうになったけど、

ガスガスでなーんも見えない。なので写真とかなし。

少し遅れてやってくる小池さんの姿がガスの中にぼんやり見える。空前の登山ブームに加えてソロで一人用のテントの人が増えて(5人で来てんのに、一人用テント五張りなんて人もいるらしい。あかんやん)、場所取りが大変。槍の肩のテン場も午前中でソールドアウトと聞いていて、まぁこの時間なら大丈夫やろと思ってもういっぺん小池さんの方を振り返って驚愕した。

白いヘルメットをかぶった30人ほどの人間が突如ガスの中に現れた。統率の取れたどっかの高校山岳部員が一斉に登って来た!まずい!まずいぞこれは!

走るのだ!急ぐのだ!テン場確保するのだ!久々の心拍MAXあげ!
8:35倒れこむように小屋の受付窓口でテン場申し込み完了。      勝った!
テントお一人様千円成り。北アルプス価格。水は雨水を一リットル200円で買う。テント泊用トイレはまぁまぁ綺麗(汚いけどそれなりに綺麗)。

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晴れてればテントの目の前に大喰岳がどーん!、、、だったのにな。

槍ヶ岳山荘の食堂で昼飯にカレーを食い、生中をしばく。いずれも北アルプス価格。


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もしここのテン場が確保できなければ、標高下げてあそこまでいく事態に。事実、たっくさんの人が良い物件を求めて降って行ったし。

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気まぐれに姿をチラ見せする、夏空。

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そうそう、小屋の壁面にトランスアルプスレースの通過点を示すのぼり旗が。日本海の親不知をスタートして、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦走してその間のすべてのロードを走って最後は静岡の太平洋をゴールにする1週間ほどのレース。テントや食料全て背負ってなんて、全員サイヤ人?

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昨今話題の「槍渋滞」はほんまだった。自分も槍に登ってみたいと思って、山に詳しい自転車のアニキたちにお願いして連れて来てもらって3度目にようやく登れて。なので、遠くから遥々ここまで来て、仕事や家の問題抱えながらここまで来て、ガスってて何も見えへんから登らんとこでは気持ちが治らんというのはわかる気がする。

自分は晴天に三度登っているから本当に幸せだ。

予報通り、19時過ぎから風雨が強まり、雷鳴が轟き、近隣の山頂にバンバン雷が落ちて来た。
テントの張り綱やフライを点検し、いざとなったらどうやって小屋に避難するか小池さんと相談しようとしたら、

寝とる。しかもいびきかいて完璧に、寝とる。10秒間隔で雷バンバン落ちてんのに、

寝とる。

雨止まず。フライを突き抜けて雨の雫がテント内に入り込んで、シュラフがびしょ濡れに。なのに、

寝とる。すごい根性。。。
曰く「いつだったかの、蝶ヶ岳でモーレツな暴風雪に襲われてテント倒壊、装備消失、小屋避難、に比べたら、、、寝れる」だと。あんたホンマすごいわ。


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2018/08/10

お盆休みに入ります

働き方改革のせいで、労働時間が短縮化され(見かけ上)、仕事量はなぜか増え、ものすごい一週間だった。働き方改革のせいで、連続して一斉に盆休みを取りなさいと指示があり、今日から10日間会社にいかなくてもいいって。


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初日はお袋の様子を見に行ったり、銭湯で心を無にしたり。


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計画通りにいかないかもしれないけど、歩いて、登ってこようと思う。

全てを忘れて。

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2018/07/23

六甲山へ行った

正しくは、芦屋地獄谷周辺をウロウロしたダケ。

そろそろロープワークの復習しないとまずいかもという危機感を小池さんも持っていたようで、早朝5時起き、阪神芦屋の駅からは体力温存のためタクシー利用(片道1,200円)。
”つるべ” ”コンテニアス” ”トップが落ちた時のビレイヤーの脱出(我が家に起こりうる可能性大)”など、

近所に住む”老師”の手ほどきをうけ、何度も何度も繰り返す。ロープワークって地味だしつまらないけど、力学的な視点で見ると、ナルホドそーゆー理由があってこーゆー結び方を使っているのかナルホドって気が付くと、けっこう楽しかったりする。この間にも、続々とハイカーやらトレイルランナーやらが地獄谷を通過してゆく。

同じ六甲山中にありながら、ここだけ気温が5度近く低いから、どっと人が押し寄せるのも無理無いかな。
ヘルメット被ってる人が随分増えてるもの、いいことだと思う。
最後に簡単な岩場で懸垂下降の練習しておしまい。とてもじゃないけど、炎天下で焼けた岩の上なんて座っていられない。

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2018/07/17

前穂高岳に登った

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猿だって、この岳沢から見上げる穂高の景色には胸を打たれているはず。

前夜移動:
7月13日(金)、仕事を終えて19:00自宅発。イケるとこまで車を走らせるが、東海北陸道・ひるがのSAまでが限界。すると、まわりは車中泊の”同業者”でP内はほぼ満車。一滴の酒も飲まず、一瞬で眠りに落ちてしまった。

岳沢まで:
7月14日(土)
平湯温泉・あかんだな駐車場は凄い数の車で埋め尽くされていたが、”超絶満車”というほどでもない。そして上高地入り。

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仕事で落ち込むとここへきて、テントで一晩寝てまた戻って行くなんてことを散々繰り返したけど、久しぶりに、見上げる高い場所へ行く日が来たなぁって感じ。岳沢のテント場までの急登、前回は制定されたばかりの”山の日”、大キレットから奥穂高回って転がるように下山したらちょうど皇太子ご一家とバッタリ登山口でお会いして、、、そうかもう二年も前になるのか、時間の経過って速いんだなと少しばかり感傷的になった。

メモ:
・上高地~岳沢小屋まで2時間半。特筆すべき出来事無し。
・スーパーなドライ350ml->500円はまぁいいとして、缶酎ハイが同じ500円というのはちょっとどうかと。
 運搬するときの重さが同じなんだから同じ料金設定なんだということなら、缶ジュースも500円にすべき
 かも。あと、生中800円。先週の南アルプスの「生大900円」がいかにスバラシイか改めて実感した。

 ・・・どうでもいい話しでした。

お昼を回ったばかりだというのに、日清焼そば(こればっかり)を食べ、ビイルを飲み倒し、スマホの電源を切り(これ大事)、
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火サスの遺体っぽく無防備に身を投げ出して眠る小池さん。。。。そう、それでいいと思う。そーゆーことをするために、山に来ているんだから。

7月15日(日)
メモ:
・4:30起床。フリーズドライの米×2個作って、ひとつはちらし寿司に、もう片方はふりかけ大量投入と梅干し。余った分はこの日の行動食に回す。あと、パンを少し。
・頂上往復に持っていったお茶は、二人合わせて3リットル

この登山道(重太郎新道)、過去二回歩いたけどいずれも「面倒くさいからもういいや」というなんとも自分らしい理由で前穂高岳には寄らずにいた。地図で見るぶんには分岐から往復1時間半ほどなんで、散歩程度に行ける、、、なんて思っていたけどとんでもなく大変。難しくないけど、岩屑だらけで油断するとバラバラ石落としてしまうので、気が抜けない。それと、今回のような連休だと、訪れる人が多いのですれ違い・譲り合い待ちがあったり。

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想像した通りの穏やかな頂上。けど穏やかでなかったのは


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360度遮るもののない景色。あと、写真に写ってるように北尾根からバリエーションルート使って登ってくる人、懸垂下降の順番待ってる人など。自分たちはここから、盆休みに行く予定の某尾根が俯瞰できたのが収穫。
”前穂北尾根”が人気のルート(しかも混雑する)とは聞いていたけど、もっと驚いたのは明神岳からの人が多かったこと。自分も、行くならやっぱり明神かなぁ、、、。(ロープは50メートルで足りそう)

下山開始。
と思ったら、奥穂高から吊尾根を渡ってジャンスカ・ジャンスカ人がやってくる。
ザックにぶら下げたタグから、みな同じツアーの(キムチの国)一団とわかったけど、それにしても30人近い団体が途切れなく狭い登山道をズンズンやってくるのはどうなんだろう?
そういえば前日も、岳沢小屋のテラスでぼんやり景色眺めてビイル浴びてたら、同じタグぶら下げた(キムチの国)大勢の団体さんが下山してきて休憩し、テラスは騒然としていたけど、もう少し、こっちの国の登山道の事情とか

静かな場所では静かにしてほしい人の気持ちをくみ取ってくれたら有りがたいんだけどな。

疲れていたけど気持ちを奮い立たせてテントを畳み、所帯道具一式背負って、さらに上高地まで降りる。
日射が強くなり、気温がどんどん上がっていく中、足がもつれだす。自身最長に迫る9時間半の行動が終わり、観光の人でごったがえす河童橋を渡り、小梨平のキャンプ場に再びテントを立て(結構脱水していたのか、段取りぐちゃぐちゃで)、自販機で買ったスーパーなドライを喉に流し込んだトキの味は

殆ど味がしなかった。
それほど全身が渇いてて、やばかったみたい。

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2018/07/12

甲斐駒に登った

写真は多分、あとで。

7月8日(月)、
テン場のある標高2,000m付近でも3シーズン用シュラフで暑い!そしてテント内は凄い結露で目が覚めた。

メモ:
・フリーズドライの米にふりかけを大量投入して、インスタントの味噌汁と梅干しの朝飯。
・行動食は我が家の定番-フリーズドライのドライカレーと白米を熱湯で作って背負っていく。歩きながらでも食べられるし、腹持ちがよい。パンも背負っているけど、喉の水分持っていかれるのであまり好きじゃない。
・水は二人で約4リットル(けっこうギリギリだった)
・まさか雨には降られるまいと思ったが、念のためにダウンをやめてフリースを持って行く(結果として正しかった)

前日の仙水峠までの下見が効いて、迷うことはなかったけれど、ガスってたら道標がわりの”ケルン”を探すのに苦労したと思う。峠からはひたすら樹林帯の急登を行く。最初こそ南アルプスの町や富士山が見えてたのに、どんどん視界がガスに遮られて、途中からはガスとの競争。当然勝てる筈もなく。。。。

森林限界超えると空気の薄さに気が付き、足取りも重く、やっぱりデカイ山一本登るより、尾根歩きの縦走の方がテント装備背負ってるのを差し引いても楽だと思った。それから以外に厄介だったのは「はい松」。黄色い花粉が凄い!腕やシャツがはい松に触れるたびに、ものすごい花粉が飛び散る。花粉症のような症状は出ないけど、シャツがまっ黄色になるのは、見ていて気持ちのいいものじゃない。

そして頂上までの最後の1時間は岩稜帯。直登コースと巻道コースの分岐に立つ。直登コースを見上げると(本当にこの時は直登するもんだと思っていた)巨大な花崗岩に細長いクラックがいくつも走っている。ハーネスもカムもロープも持ってきてないから無理やんと思って(実際にはそんなもんイラン)、おとなしく巻道コース選択。

けど、その途中に湧水(正真正銘の南アルプス天然水!)発見。水筒の残量が不安だったので大いに助かった。
口を付けると山特有の硬水の味がして美味しい。そして頂上へ。

残念ながら湧き上がるガスとの競争に負け、視界はあまり無かったけれど悪くない頂上だった。平日にも関わらず大勢の人が写真撮ってた。そして双児山(ふたごやま)ルートで下山。本来はこっちが甲斐駒への基本ルートだったみたい。途中から雨。カッパを着たり脱いだり忙しい。森の苔が美しい、木の根は相変わらずよく滑る。などなど。

テン場発~テン場着往復7時間強の道のりで結構疲れた。前日のように快晴の夕方になるなら大ジョッキぐびぐびしようかなと思ったけど、シトシト雨は相変わらず。ワザワザ雨の中・テント泊する意味も無いし、翌日、仙丈ケ岳に登る元気も二人とも残ってないのを確認し

撤収開始。

16:00発最終の林道バスに間に合ったので駐車場へ戻る。途中の豪雨は凄く、バスの車窓から見える何本もの水の流れの中には、大量の濁った泥を含んだ「ヤバイ感じの」ヤツもあったので、無理せず降りてきてよかったと思う。

~南アルプスとは?????

・いつも遠くから見ているダケだった場所の一発目、”アクセス不便過ぎる”と誰もが口にするが、甲斐駒/仙丈ケ岳に限っては、そうでもないと思った。むしろ公共交通機関つかうほうが楽かもしれない。
・一個の山が北アルプスに比べてでかい。裾野が広い。だから頂上まで凄く時間がかかる。
・その割に山小屋少ない。だから荷揚げヘリが全然飛んでこやん。
・けど、テン場料金がバカ安(北に比べて半額やん)。恐らく小屋料金も同じだと思う。
・荷揚げヘリだけでなく、パトロールヘリもほとんど見なかった。遭難少ないのか?

話しは最初の登山口までのアプローチに戻って、今後もいろいろ調べて登りに行くと思う。けれど、百名山には興味が無いので手間のかかる所は行かないだろうな。”物を集める”のは昔から苦手だしな。

いい山だったな(登るより、遠くから眺めるほうが好きだ->甲斐駒ケ岳)。


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2018/07/11

森の中で呑むこと

下山、、、と言っても無事テン場に戻れば、そこはもう街中では得られない空気感と「アルコホル」。
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加齢とともにビイルから距離置くようになってるけど、ここでは別。しかもビアガーデンにあるような正真正銘の「大ジョッキ」で900円は多分格安。山に登って降りて、脱水気味で飲むだけじゃなく、ここまでサーバーを荷揚げすること、ジョッキをあおる目線の先にホシガラスの飛衛が見えること、山の中特有の甘いフィトンチッドの香りとか、

仕事の帰りに何かをかなぐりすてるような飲み方とは違う、そーゆーのが沢山あるかな、山で飲むのは。


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最近目覚めた「ピーマンを先に炒めて置く」やり方。日清焼きそばはお湯で湯がく特殊な製法をユーザーに求めているので、まず野菜は別に炒めておけば歯ごたえがいいなと気がついた。

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陽が落ちて気温がどんどん地べたに降りても、楽しくて静かな飲みは続く。多分どこで鹿やオコジョが不思議そうに遠くから見てるかな。

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今回から導入した「ダイソー」の100円サンダル。テン泊する人のマストアイテムの「クロックス」は悪く無いけど、重たい。それから、盆個性を求めて、、、な〜んて。
山の道具って、普段身の回りに見え隠れしてるものを上手く使える楽しさってあるよな。

この時、ここへ(初めての南アルプス)来た理由とか、慌ただしい時期に有給とって今頃職場でどうなっているんだろうとか、戻った時にどんな酷いメールの洪水に立ち向かうんだろうとか、

だんだんどーでもいいか、辛い気持ちがたくさんの澄んだ水で薄まって行く気がしたけど、どうだろう。

森の中に逃げてるおっさんが一人。熊にあったら相談しようと思って眠りについた。

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南アルプスという場所

週末+有給で山に登ってきた。

先週、乗鞍に登ったのは実はこの山(の練習)のため。例年なら自分も小池さんも六甲山へ足繁く通って、それなりに歩けるかな?とかやってたのに、自分は仕事関係に押しつぶされかけてるし、小池さんの業爆はますます拡大してるし、腹の大きなヒトの引っ越し騒動とか色々あって、ほぼぶっつけ本番。

西日本は大雨で大変な最中、天気図を見つめて「甲信越の南部なら」と考える自分たちは何ちゅう悪人なんだ、と片付けで困ってる人も大勢いるのにほんまに行ってええんかなとか、車のアクセル踏む足もなんとなく思い切りが悪かったり。

●メモ
 ・どの山に登るか決めきらないまま中央道駒ヶ根SAまで来てしまった。”南アルプス”の予備知識無さ過ぎ。
 ・結局、甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳のWヘッダー可能な登山口ー>仙流荘バス停のPに車中泊。
  深夜11時に着いたというのに、「同業者」が続々入ってくる。人気の登山口なんだろうな。
  ちなみに、駒ヶ根ICからナビの指示に従ったら絶対あかん。とんでもない遠回り&山の中はしらされた。
 ・最新式の水洗トイレ、自販機あり、虫少ない
 ・翌朝、始発のバス(小型マイクロ)に乗る。50分近く揺られるから退屈するかな?と思ったけど、運転手さんのガイドと運転技術が素晴らしくて、あっちゅうまに「北沢峠」の終点着いた。上高地に入るバスよりお得度高い。

7月8日(日):
天気予報あんまし良くない。雨の中、15人ほどの人がカッパ着て甲斐駒ケ岳とか仙丈ケ岳方面に散ってゆく。

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240分とか250分とか簡単に書くよなぁ、、、。往復すると倍やん。

うちらはひとまずテン場へ。


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テン場のある長衛小屋。このまま雨止まなかったらテント止めようかと思ったり(素泊まり5,200円)

●メモ
 ・結局テン泊に決定。一人500円は驚きのプライス。水飲み放題、砂地なんでペグよく効く。
 ・トイレは汲み取りだが、匂い少なめ。


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バス停目の前の木漏れ日山荘は素泊まり「布団付き6000円、布団なし5500円」と聞いて、ん?ってなったけど、まぁテントなんで関係ないか。

この時点でまだ天気全然冴えない。
呑む?それしか無いよな、けどなぁ、まだなーんも歩いてないとりあえず下見でもと


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大雨はこのあたりにも爪痕残したらしい。登山道のほとんどが川になってたり、

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「露岩」とかいいう、草木も生えぬ賽の河原のような道。火山活動でこーなったとか、知らんけど。

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甲斐駒ヶ岳の起点になる仙水峠。ガスの中に「摩利支天」が見えてちょっと背筋がゾッとする。怖い感じの山容なので。あの向こう、見えないとこに甲斐駒ヶ岳があるんだろうなとこの時思ってた(無知は怖い、すでに見えとるがな、、、)


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どんどん雲が上がってくる。コーして眺めていると梅雨明けるの近いんじゃ無いかなと勝手に思ったり。それにしても、空に近い場所ってそこにいるだけで魂から垢がポロポロこそげ落ちて行く感じ。

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甲斐駒ヶ岳の反対側の「栗沢山」にたどり着く。大して素敵な山でも無いだろうと思ってたけど、とんでもございません。事実、頂上には少なく無い人が景色を楽しんでた。

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頂上付近は思いの外険しい。森を抜け、ハイマツを抜けると、いつもの別世界があって、
有名な場所じゃなくても「山はいいな」といつもと同じ感想。


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