「朝起きたら天気が良かったので、テキトーに歩きに出てみた」という、サラリーマン時代には夢のような平日にっき。
(とはいえ、生活面での不安は一生消えないが。。。。)
最寄駅から電車に乗る。そして以前まで「死んだフリして毎日通った」駅を電車は通過する。かつての自分の姿はもうホームのどこにもいない。
窓の外の景色をぼーっと見る。
人生はつ、JR東西線・津田駅下車。この日は大阪東部にある「交野山(かたの、、、じゃなくて”こうのざん”と読むらしい。ややこしいね)」。
気温5度の中、平熱37度の男がたそがれる。
一個めのピーク。枚方市の町がよく見えた。
二個めのピーク。ローカルFMのアンテナがあるので、この名前が(勝手に?)つけられた感じ。
三個めのピーク。もうこうなると「なんでやねん。。」と言う気持ちも湧かず。
六甲山同様、足繁く通うおっちゃんたちに”ええようにされてる(好き勝手にされてるの関西弁)”山域。
ようやく交野山山頂。どっかのおっちゃんが座ってたのでパチリ。元々は大昔の偉い人の墓(?)だという説も。
盆暮れにお参りする人のシンドサのことを全く考えずに建てたものと思われる。
その後もピークは続く。
ここら一体は「府民の森」っていうエリアで括られてて、奈良の方までスルーハイクできるように整備されているが、
階段多過ぎ、整備され過ぎ、枝道多過ぎ。特に枝道に関しては、道標と同じく常連のおっちゃんたちに「ええようにされた」ものが多過ぎて、どっちを歩けばいいのか迷い倒した。
そんなこともあろうかと、この日は、恥ずかしながらスマホに地図アプリを仕込んできた。どっかのおっちゃんが歩いた軌跡をスマホにダウンロードして、それをみながら歩くと、誤差数センチ(これほんま)で歩けるが、
”知らんおっさんと手を繋いで歩いてる”なんとも言えんきしょこ悪さというか、、、自分の意志で歩いてない、迷った時のドキドキ感ゼロ。
やはり五感をフル稼働してこそ、、、と思ったりもするが、やっぱりスマホを見てしまったり、
矛盾だらけの自分に悲しくなった。
山の出口らへん。
奈良の大仏を作るとき、作業に従事する坊さんたちがこの道を超えて奈良まで通勤したらしいと書いてあったが、スマホのアプリがさぞ欲しかったやろなと。
駅までの途中に魔界発見。しかしお握り一個で三時間以上ブツブツ言いながら彷徨い歩いた体には、酒より飯だと言う気持ちが勝り、スルー。
また気が向いたら里山行こかな。
知らんおっちゃんと手を繋ぐかは未定。
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