2017/09/04

全員集合

土曜日朝、新千歳から羽田へ移動。
往路を含めてここまでの移動・運賃は会社もちなので、”クラスJ"のシートに乗ってみた。(すいてる便ならアップチャージ1,000円でエコノミーからクラスJに変更してもらえます)

1,000円以上の価値あると思った。ほんまに広い。とくに左右が余裕。

で、ホボ同時刻に名古屋から移動してきた小池さんと手荷物検査場で合流。お互い五日ぶりの対面。
そしてある妙案を思いついた。せっかく羽田に来たんだからローラー娘の働きっぷりをこっそり覗いてみようぜってことになり、国際線ロビーへ移動。

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いたいた。
大量の外人さんを前に、眉間にシワをよせてなにやら電話している様子。あれ何やってたん?とあとで聞いたら、座席変更してくれや~、それはアカン、してくれや~、アカンちゅうてんねん!かくかくしかじでアカンねん、、、という押し問答だったらしい。いまだに荒れ放題の部屋に住み風呂も相変わらず(てんてんてん)なワイルド生活でもこうして旅立つ人のお役に立っているようで一安心。

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しかし、こんなけ大勢の人を時間までにさばくのは、、、凄いわアンタ。

このあと、自分と小池さんそれぞれの要件をすませて、ローラー娘のアパートの厄介になる。

翌日再び羽田から伊丹へ飛んでようやく帰宅できた。久しぶりの大阪もすっかり秋突入。この一週間で随分季節が進んだみたい。

やっぱり家がいいわ。

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2017/09/01

広いね

20代後半、月賦で買ったHONDAのVT250に乗って青森の尻屋崎まで走った。資金が尽きかけていたので、渡ることができず、海岸でぼんやり霞む北海道を見ていた。以降、特段興味も湧かずまぁ死ぬまでに一回くらい行くかもなって思っていたけど、

まさか仕事でこの地を踏むことになろうとは。

初日は簡単な打ち合わせだけ。時間が余ったので先乗りしていた後輩に、うまい定食屋があるんでと連れて行ってもらったり。

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有名な店なんだろう、少しの行列の後入店。

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グルメ番組の見過ぎか、「期待が大きすぎた」。それとも、北海道に行くととてつもない海鮮丼が出てくると勝手な思い込みでもあったんだろうか。(美味しかったけどね)

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現場に行く道すがら、惜しまれつつ廃線になった駅舎や、なんとかギリギリやってる駅舎とか見つけて写真撮って見た。青春18の旅もうかうかしてたらどんどん乗れる路線が無くなってしまうから焦るわ。


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そして自分が一番楽しみにしている「地場のスーパーで仕入れたアテで部屋飲み」。てかてか光る秋刀魚の刺身がこれでもか!ちゅう感じで売ってたのでお買い上げ。
それにしても夜の寒いこと。大阪出るときは、秋の片鱗見えたもののまだまだ夏って感じだったのに、こっちはもう、「秋の終わりやん」。誰もTシャツ一枚で歩いてないやん。

日本って広いなー。

気づいたこと。
大きな荷物を積んだ自転車やオートバイがやたら目につく。やっぱりこの土地の広さ、空の広さが、旅にこい!と誘うんだろうか。いつも思うのは、ちまちまおんなじ峠ばっかり走って排気ガスにまみれて心拍やスピード気にして、そんな自転車の付き合い方のエネルギーのほんのちょっとでもええから、「いっちょう,北海道でもツーリングしてみよっかな〜」って思っていたら、随分違った感じで今でも自転車と接していたかも、、、なんて思ってしまった。

若い人へ、

旅に出ようぜ。


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2017/08/26

槍を見に行く

金曜の夜、人の多さと異常な湿度と高温でむせ返る品川駅から新幹線に乗ってフラフラしながら帰宅。
大阪も負けず劣らずの不快指数。とりあえず家について淡麗350ml飲んでしばし、ボケ〜と。それがなんとほぼ同時に残業から小池さんも帰ってきて淡麗350ml飲んで、同じくボケ〜と。

週末山行く?って言葉も出ず、あーこのままじゃ二人とも一日中ゴロゴロして飲んで終わるんやろな、それだけは避けねば。またまた上高地でテント泊?いやいや、なんか能動的に森へ入って行く力が全然湧いてこない。完全放電。

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二人でコツコツ貯めた、宿泊予約サイトのポイント使って奥飛騨へ。いつものポイントに車を止めると、珍しく「槍」が見えた。今年は天候不順で滅多にここから槍が見えなかったらしい。

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すぐ近くにある宿へ。偶然この宿に泊まって、部屋の窓から見えた山がとんがってて、あれはなんですか?と聞いたら、槍ヶ岳っていうんです、ご存知ないですか?

ご存知ないです。

という受け答えから山にのめり込んだ原点ともいうべき場所。それ以来、何度か泊まりに来てるけど、二度とその部屋に当たったことがない。

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風呂から見える槍。槍からもこのあたりが見えたなと思い出した。

晩飯を食い、酒を飲み、部屋にしつらえてある囲炉裏に火を起こしてぼんやり燃える炎を眺めて。
槍ヶ岳や三俣蓮華から流れ込んでくる最初の一滴から集まった水が、ごうごうと音を立てて宿の横の蒲田川に流れて、すごい音が部屋まで流れ込んでる。

うっさいなーもー、、、と思う暇もなく、ほんまに泥のように眠ってしまった。

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日曜も快晴。露天風呂の真ん中にある白い岩。小学校低学年だった、高学年だった、中学生だった、高校生だった、当時のローラー娘が面白がってこの上に立ち、ポーズをとり、それを写真に撮る。
それを思い出した。けど、今日は小池さんと二人。ま、そんなもんかな。

続く


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2017/07/27

ぶらぶら

予定なし。朝、ダラダラ起きて飯食う。今まで一度もなかった「ワイキキで海水浴」を実施。
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お盆シーズン前なのか、人少なめ、水まぁまぁ綺麗。テレビニュースでやるような、芋の子洗いは無かった。宿に戻ると、ランドリーで洗濯終わった小池さんが戻ってきて、部屋中に張り巡らせたロープに洗濯物がひらひら風になびいてた。

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昼飯に残り野菜でパスタを作る。トマトが高くて買わなかったので、缶詰のホールトマト使ったら、酸味が強くて困った。こんなものでも外の店で食べると15ドル近くするんだから勿体なくてとても行けない。

昼から一人で市バスに乗って、陸軍博物館へ涼みに。なんせ無料。戦車見たりベトナム戦争の時のへり「アパッチ」見たりして一人でわー、すげぇすげぇと感動したおっちゃん。
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地獄の黙示録で?ディア・ハンター?ぢつはベトナム戦争気味の映画結構好きだったりするので、映像思い出した。


折角なんで民宿まで運河沿いに歩いて帰宅。
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小学生だったローラー娘が、ここでよく走り回っていたなとぼんやり思い出した。
それにしても、ホームレスの多さは異常。気候のせいか、確かに家がなくても屋根がなくても寝ていられるけど、トランプさんはどういった政策してるの?


晩飯は、野菜スウプとホウレン草の煮浸し。後、近所にあるドライブインの安もんのロコモコと安もんの肉を焼く。
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値段上がってた。日本国内で売ってるロコモコとの一番の違いは、肉の下品さと怪しさかな。もちろん、ここの方が圧倒的に下品で怪しくてエロい。

※帰国の日のこともちょっと。
部屋の掃除をしてザックに荷物詰め込んで。ローラー娘は公衆電話に駆け寄ると、必死のパッチで帰る便を探し始める。とりあえず残りわずかな空席を確認して、市バスのバス停へ。自分と小池さんはザック一個切りで来てるから問題ないけど、ローラー娘はスーツケース。本当はスーツケースで市バス乗っちゃだめなんだけど、これも路線と運転手の気分と混雑具合。

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空席待ちの列に並ばないとだめかもって思ったので、朝飯抜き。なので空港の外の日陰でピクニック。
自分と小池さんは予備日あるから、乗れなければ野宿する予定。


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来るときもバラバラに集合して、帰りもここで解散。ローラー娘の背中を見送り、自分たちもなんとかかんとか飛行機に乗れたけど、

ちょーぜつ格安の旅の最後に待っていたのは、自分たちだけ機内食の選択権がなく、全ての乗客に行き渡ってから、残ったメニューにありつけたこと。

こんな感じで、”旅”は終わった。一番印象に残ったのは、楽しいハラハラ旅を提供してくれたローラー娘。
ありがとう。次は、何度来ても、ハワイって島は貧しい人が多いこと。それと、やっぱり残りの人生、やりたく無いことはやらないでいよう、楽しいと思えることをしていかなきゃダメだ、定年までの日々をカウントダウンして過ごすことは毎日微量の毒を飲んでるみたいで、体によく無いな。

おしまい。


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2017/07/26

トラトラトラ

朝刊で、世界的な自転車イベントが終わったことを知る。
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もう、名前を知ってる選手が一人もいない。


ロイヤルハワイアンホテルの朝飯食いに行く。人生最初で最後だと思う。
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ピンク色の外壁は何度か遠目で見て知ってた以外、誰が泊まるのかいくらするのか全然知らなかった。
まともな衣装を全く持ってないので、入れるのか心配だったが、杞憂。

ここで朝飯食べに行くのが流行ってるんだってローラー娘の入れ知恵。
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一人3,500円払って、メイン一品選んで残りはバイキング。
感想は、ん、、、、って感じ。改めて、日本の料理のレベルって凄いなと思った。

食後、ローラー娘と別れて自分と小池さんは市バスに乗り、一度も行ったことのない真珠湾へ。

※市バスは市内をおもっくそ丁寧に網羅してうので、郊外出るまでめちゃくちゃ時間かかります。

観光地としてはどストライクだと思っていたけど、全く日本人いなくてびっくりした。白人ばっかり。開戦の場として、日本人(の観光客は)どう受け止めてるんかな?
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ついにここへ来た。

当時も、この日のように青空が広がっていて、椰子の木揺れてて、芝生でサンドウィッチ食ってる人がゴロゴロしてたんだろうか。そおしていたら雲の隙間から突如日本の戦闘機が現れてばかすか爆弾落として行ったんだろうか。

一瞬で世界が、太平洋が、泡だったんだろうか。

アリゾナ記念館には行かず、潜水艦見学に行く。実は小池さんが、戦闘機や戦車などのメカメカしい乗り物大好き。見学者用ハッチから艦内に入るやいなや、ウォーウォー言いっ放し。(おびただしい計器類に目がらんらんと輝く)。


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魚雷発射のすぐ横に寝泊まりするってどうなん?

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「計器類萌え」の小池さん、目が輝いてる。

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狭くて蒸し暑い艦内は当時を擬似体験させるためだろうか。
狭くて暗い暗黒の海の中での暮らしは、どんな精神状態でいられたんだろうか。

再び地上に戻ると、

当然のように世界は全然泡立ってなくて、売店から漂うホットドックとマスタードの匂い、青空と。

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少し芝生でぼんやりした後、市バス乗って宿のある方へ。


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2017/07/25

島も変わってた

ノープラン。ドミトリーのキッチンで朝飯作って勝手に食べて、
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高原野菜のレタスがううまいのはなんでじゃ?あと、毎度のターキーのハムのアッサリは不変だったので安心。


宿でずっと寝ててもいいけどどっかいく?ってことでひさしぶに(サーフィンやったことなのに)バス乗ってノースショアへ。
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※日記にガイドブック的なこと書くと、”旅の理不尽”が味わえなくなるので、コースタイムとか料金とか書かないけれど、ちょっと面白いなと思ったことを。

市バスに初乗りする時、乗り継ぎ券ちょうだいと言って、これをもらう。Aから乗って Bで降りる。Bから別路線のバスに乗る時、運転手に乗り継ぎ券を見せると乗り継ぎ券の白いとこを千切ってくれてCで降りる。Cで用事を済ませて別路線のバスに乗る時、運転手に乗り継ぎ券全てを渡してDまで乗っておしまい。

↑これが約款上の乗り方。けど

「そんなやつおらん」

乗り継ぎ券、2時間という使用リミットも運転手の気分次第。同じ路線の往復に使えるかどうかも気分次第。車内で電話するやつおるわ、犬とサーフボード担いで乗ってくるやつおるわ、生きてるのか死んでるのかわからん状態のおっさん乗ってるわ、こんな???なバス やったかな?って感じ。便利だけどね。

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初めてここへ来たのはローラー娘が小2だから13年前か。人もすくなくて飯屋もあんまりなくて、ぼんやりした田舎ヤナという寂しい印象だったのに、街は車の渋滞、店の中は人で溢れ、かき氷の店は店舗拡大商売繁盛。そして、いぜんよりも目立ったのが乞食のおっさんの多さよ。この街に流れてくれば、食べ物に困らない、施しを受けることができるってことなんだろうか。
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ボブマレーのプリントのスケボー、どう考えてもジャマイカと関係ないやん。ちょっと寂しくなった。もうここに来ることもないかな。

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2017/07/24

島の旅なのだ

登山にしろ、青春18にしろ、好き好んで苦労したいわけじゃないのに、ちょっとしたことをケチると色々厄介なことに。今回もしょっぱなから旅の理不尽炸裂。

ローラー娘に手配してもらった切符がここでは詳しく書けないけど、超絶格安だったので、自分も小池さんも職場に無理行ってちょっと早めの夏季休暇。ただし、じぶんは福島出張の後から、小池さんなどは名古屋出張からほぼ間髪入れず。小娘は羽田から。じゃあ全員でホノルル集合!って感じで出発。
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自宅出て、12時間後。まだ出国できないでいたので、うどん食べる。
ふつーの渡航であればすでに小笠原上空を飛んでるはずなんだけど、ま仕方ない。

。。。さすが超絶格安だけあり、日本から20時間かかってホノルル着いた。ちゃんしたツアーなら8時間かそこらで着くのに。おまけに、搭乗の40分前まで座席予約できないとか、40分前に満席になったらその便には乗れず、空席出るまで空港で寝ときなさい的なルールもあって、

ええ歳したおっちゃんがバックパッカーになるのかとハラハラ。
ホノルル空港でようやく全員集合できたと思ったら、次は、ローラー娘のパスポート期限に問題発生で、イミグレで別室にご案内される始末。奴が強制送還されても、自分らだけでエンジョイしようぜと小池さんと話してたら戻ってきた(ちぇっ)。

やれやれ腹減った、昼飯食おうぜとドメスティックの乗り場に美味い定食屋あったこと思い出してよろよろ歩いて行ったら、切符持ってへんやつ入ったらあかんて巨大な警備員に言われるし。

※以前は道路から歩いて行けたのに、歩道がなくなってた。空港二階のチャイナエアラインのチェックインカウンターの近くに小さなスナックコーナあるのが唯一。

市バス乗る力も残っておらず、大金叩いてタクシーに甘んじる。
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初めてホノルルでタク乗る。運ちゃんアホみたいに飛ばす飛ばす、、、6千円でスリルを味わい、
八百屋で野菜とビイル買って懐かしい民宿のドア開けてそのまま気絶。

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2017/02/06

あわら温泉

”月刊長男”同様に”月刊長女”も大切な行事なのだ。
足腰の衰えはあるものの、胃腸の強さに微塵の衰えもない小池さんのかーちゃんを誘って、日帰りで。
JRの駅パンフ「カニカニエキスプレス」を慣行。80歳を超えると、どこかへ出かけたいという意欲が減退するというのは毎週の講座で聞いていたけど、

これはホンマ。そんなこんなで計画を持ち出した当初は、面倒くさいからやめとくわ~と渋ってはったけど、だんだんその気になって直近ではすごく楽しみにしてくれてと、心境の変化にこっちも嬉しくなる。

実家からは小池さんの妹がつきそってくれて、こっちはサンダーバードに乗り、あわら温泉駅でジョイン。
今も凄いが昔はもっと凄かったやろなーと思う巨大な観光旅館に到着。
子供のころは有馬温泉いったら有馬兵衛の向陽閣へ行ってみたいものだとか、4126に電話して伊東にゆくならハトヤか、、、と鼻くそほじくりながらTVにかぶりついて妄想していたが

この歳に現実のものと、、、なる。(ただし日帰り)

蛇口が27個もある超絶巨大な温泉にたった一人で浸かり、さっそく食事へ。


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蟹は確かに美味かったが、それ以外の味付けの濃さが(てんてんてん)。それに毎度おなじみ「カニを食べる工程のわずらわしさ」に途中から疲れてしまったりもしたけれど、小池さんのかーちゃんが”がっつり”美味そうに食べてはったので、それを見られただけでこっちは大満足。

またぜひ行かねば。

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2016/11/14

ヒタヒタと

山を見に行ってきた。

もう、目をつむっていても、どこでハンドルを切り、どこでアクセルを踏み、どこでコーヒーを買い、どこでうどんを食べるか、ハンで押したように移動する。もう何度同じ道を走ったんだろうな。

大正池のほとりでバスをおり、風の無い穏やかな梓川沿いの遊歩道をいつもの半分以下の速度で歩く。
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この景色、もうなんだか旧知の間柄のようなかんじ。
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冗談ではなく、お互いに意志疎通ができるうちにできるだけ思い出を作っておいたほうがいいかなと思って、お袋を連れ出してみた。
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森の中に差し込む晩秋特有の斜めの日差し、、、を差し引いても、並んで歩くお袋の影法師の小ささ。
本当にちっさくなったんだな。

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健康のため(?)朝晩近所を1時間近くウォーキングしてると自負するけど、やはりその足取りの弱体化はすぐに分かった。並んで歩くと本当にいつもの半分以下の速度で、陽が暮れちゃうんじゃないか?と心配になるほど。

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けど、せっかくなんで自分と小池さんがいつも魂を奪われてるこの景色をどうしても見て欲しかった。ゲゲゲの実家に住んでた頃は、毎年冬になると雪を嫌い寒さに怯え灯油の高沸にタメ息をついていたけど、都会に戻ってきた今、この景色を見て、ああ久しぶりに見る雪ってこんな綺麗やねんなと子供の用に喜んでくれた。

閉山まであと数日という上高地は、驚くほど人がまばらで静かで寒くて、言葉を失う景色をぼんやり見ていても、誰の邪魔にもならない。
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大キレットを歩いて奥穂高からころがるように下山して皇太子一家にばったり会ったのがもう随分前の事に感じる。指をさして歩いたコースを説明すると、うんうんとお袋がうなずいていた。放蕩息子はこの先も、仕事の手を抜いて山ばっかり登ってるぜ、心配ないわ、元気で登ってるから。

冷えてきたので宿へ。
ネットで見つけた格安の民宿。一抹の不安はあったものの、自分と小池さんの票は奥飛騨で泊まった過去最高のコスパと内容の宿だった。夜中に何度もトイレに行くお袋には、暗闇で足を踏まれたり腕を踏まれたりと散々だったけど、高齢になるとこんな頻繁にトイレ行くんだなぁ。
長らく一緒に暮らしてないので、知らない部分がいっぱいあることが、当たり前だが衝撃だった。

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翌日も見事な青い空。ついでだから”槍”も見ておいて欲しかったので新穂高の方まで足を延ばす。

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郡上八幡まで下道をゆっくり、ゆっくり。
見事な紅葉があれば車を止め、ソラに映える木々を下から眺めたり。
足腰だけでなく記憶力の方もやっぱりちょっとと思う瞬間が随所にあり、小池さんと黙って目配せしたりもあったけど、そーゆーのは誰にも止められないし仕方の無い事だし。
それよりも、山を見る、燃える紅葉を見る、その瞬間瞬間に声を上げて喜んでくれたのが何よりよかった。

来年も同じところに連れていこと思う。去年も来たよな?って山を見ながら尋ねてみようと思う。
「覚えてないわ~?」と言われるかもしれないけれど、この日の楽しかった事を自分はハッキリ覚えているからきっとまた、楽しい旅行になると思う。

行ってよかったな。

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2016/10/12

ノマド

シルバーウィーク後半、雨のために上高地で足止めを食らい、反動で愛媛まで移動して石鎚山に登った勢いそのままに、涸沢から下山後、たどり着いたのは

能登半島の先端。

よくそんなに金あるよな?って自分なら疑問に思うが、やはりローラー娘の卒業(による出費の軽減)が大きい。あと、小池さんと自分が出張で泊まる宿のじゃらんポイントの蓄積。そして、極力高燃費をたたき出すような車のセコ運転。思いつく限りの節約などなど。

何故、能登?
自分にもわからない。子供の頃にオンボロ中古の軽四で家族旅行に行ったおぼろげな記憶の能登半島。
たまには海でも見る?って気分になったようなカンジ。

けど実際には前線の影響は日本海にもどっぷり。冬のように暗い海だった。
珠洲市内の格安民宿に泊まる。事前リサーチで「刺身押し」の宿だったが、確かにすべての刺身が美味かった。特筆すべきは「のどぐろ」の甘美なこと。巨大な鯵の塩焼きも絶品。ディテール的にはアユの塩焼きのアユが鯵にすげ変わったカンジだが、はるかに身が多くて食べやすい。

仕方なく、地酒の冷酒をしばく。

そのあと揚げ物やご飯もの、デザートがずらり来るかと思いきや、、、、刺身のみ!いさぎよい、いや、いさぎよすぎる。
(けど妙なものを出されて困るよりは、刺身オンリーの方が嬉しかったしこれでいいと思う)

翌日は先端の灯台めぐり。
だーれも居ない灯台の足元に立ち、荒れる日本海を見る。ゲゲゲの実家では、よく美保関の灯台に行ったなぁと思い出す。世界は海で繋がっているんだろうなどと、ちょっぴり実感。

金沢市内でレギュラーガソリン・驚きの113円(やす!)を入れて、帰路につく。

月曜日は雨ざらしになっていたテント一式を干し・片付けて、火曜日は熱出して寝込む。
激しい週末だった。これをもって今シーズンの山はおしまいだ。

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