2021/08/13

同じ人

医療保険の手続きやらなんやらで病院へ。

いつ病気になるやわからん保険になんで毎月こんなけはらわらなあかんねんと思っていたが、

こうなると「博打」やなと。

病気になるってことは、ご先祖が、生きてる人間としてお前はどれだけちゃんとした気持ちでおれるかを試験してるんじゃ無いかと

思う。混雑する盆を避けて、自分ちと小池さんちのお墓にお参りに行ってきた。きょうび色々ありすぎて、ご先祖も大変やろうな。

まぁ、ややこしい話はさておき、この先自分の目玉がどう変わっていくか、見えへんことに対する苛つきをどう「アンガーマネジメント」

できるんか、

楽しみ。

 

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こんな具合

夏休みも十日目。残りあと三日間。けど、今の目のままで入院前と同じ仕事ができるか全然自信ない。特にエクセルは、罫線が全てイナズマ型に見えているのでなおさら。あとは連日の会議・議事録作成に耐えられるかどうか。

退院してすぐにやったことは、メガネ作成。

白内障レンズを入れた方は裸眼で0.4ほど。元気な方は0.09。けど、いくら0.09といえども生身の目玉と人工レンズでは、大きな違いがある。

人工レンズはピントの調整が効かないいわゆる「ワンポイント」の視力。この左右差を眼鏡でどうカバーするか。

たまたま車ですぐのとこに即日出来上がる眼鏡店発見。街中に時々見かける個人の眼鏡屋なんだが、昨今のXX市場とかZOxxとかJ I XXとかのように、メガネの付属品を売ることに血眼になっている店とは大違い。

目の悪い人をなんとかうちの眼鏡で助けたいという情熱がひしひし。

なぜ見えないのか、白内障にはどういうレンズにしたら楽なのか、この先どうなっていくのか、恐らく自分のような前期高齢者や後期高齢者をたくさん見てきたんだろう。自信と論理が凄い。

しかし改めて分かったのは「視力」と「見え方」は違うということ。

続く

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2021/08/11

ご飯足りる?

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眼帯外せないけど、朝飯食わなきゃ。片目で見たメニューにしばし呆然。

「見えないおかず」があるのかと思ったほど貧相。

持っていったスマホで他の病院の献立を検索して、脱力。小学校以来のパンにマーガリンとジャムを挟んで冷たい菜葉を時々食べて、ぬるい牛乳を飲んで。

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晩飯。

何かの間違いかと目を凝らすものの、これ以外何も見えない。

とりあえずこんな感じで8月7日に退院。

今、ホームで悠々と暮らすお袋は、三年に一回の割合で入院を繰り返す人だった。

当時はまだパソコンメール使えてたので、「明日から入院する。xx日に手術、退院」と簡単なメールよこすので、こちらも「へー」って感じでいたのだが、

一人で用意して入院して手術してまずい飯食ってベッドの上でぼんやり過ごして一人で退院して誰もいない家に帰ることを繰り返していたのか。

その間息子は飲み歩いて自転車乗って仕事の愚痴をソラに向かって突き刺していただけなのか。

取り返しのつかんことばっかりしてきたんやなと、還暦前にわかるのは自分自身絶望に近い。

目の経過は、またおいおい。

あ、それから、「やりたいことがあったら、金借りてでもやっといた方がいいよ」。

もう多分、オートバイに乗れない。あの速度域の視力には戻らない。

自転車も、買い物程度はOK.

けど、山はまた登れるかな。

 

 

 

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これまでの目、これからの目

三泊四日、手術の入院の旅終了。その内容と自分への戒めとこの先の人生を後悔しないために。

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四人部屋は流石にちょっと。ってことで個室の希望を出したが、たまたま空いてる部屋がなくて、VIP個室の次の個室、一泊18,300円の物件。地獄のさたも金次第とはこのことか。シャワーがあったり便所ついてたり結果オーライ。

8月4日、猛暑の中自宅から徒歩15分汗だくで歩いて入院。二時間後には手術。

罪状は「黄斑前膜(フィルムに皺が寄った)」+「網膜裂肛(フィルムに穴が開いていた)」+「ついでの白内障改善」。

目薬形式の麻酔の後、ドラマ仕立ての手術室に招き入れられて歯医者にあるべき椅子に座ると、電動でまっ平に。瞼を全開にする器具をあてがわれ、強烈な光の中、恍惚の時間開始。

恐らくだが、白内障のレンズ埋め込み自体は15分ほどで終わった感じ。その後メインイベント、0.5ミリというからほぼシャーペンの芯と同じ棒を三本「白目」にぶっさす。

合間、合間に目が乾かんようにとジャバジャバ水をかけられていたが、たまに、赤紫の液体をぶっかけられる瞬間がある。

なんやこれ_?とその時は思っていたが、後で思い返すとあレは紛れもなく「目玉から噴き出る自分の血」に違いない。

その間にも万華鏡(これほんま)がずっと見えてて、自分の目玉の中で起きている出来事をぼんやり見ていたという。

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車椅子に乗せられてぐったり部屋に送還されると、待っていたのはカレーピラフ。

重篤な内臓の治療ではないので、普通によばれたが、自分の身に起こったこと、体に色々な棒を突っ込まれたこと、この先、見える世界はどうなってしまうんだろうという不安、

それらを追い越す食欲がちょっと

悲しかったり。

 

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