山暮らしその10
40日以上経つのに、初めて「月夜」を見た。
それくらい、天気の良い日が少ない感じ。毎朝晴天、昼からどんどんガスが湧いて、午後から夕方まできっちり土砂降り。
写真のように月が出ると、空一面が明る過ぎて「満天の星」が見えた試しがない。ちょっと意外。
天気が安定しないので、たまに晴れると荷上げと荷下げが一斉に行われる。近隣の小屋が一斉にやるもんだからヘリコプターも40往復とかそんな感じで。
写真は、上の小屋から「トイレ」を下ろす風景。落としたら「大惨事」。先日北岳に登った時にトイレを借りようと入ったら、便器の中は見事な「マウンテン」が。
傍に木の棒が置いてあり「大をするときは、この棒でブツを押し込んでからご利用ください」と一筆が。
流石に、何事もなかったように出てきてしまったが、、、。
ある日の賄い。大抵は、オーダーミスのランチの残りだとか、期限切れの冷食だとかを賄いに食べる。炭水化物主体は仕方のないこと。
最近、毎日のように「下山が遅れて最終の林道バスに乗れない、なんとかゲートまで車で送ってほしい」とか「どうしても明日会社に出なきゃならんので、なんとかしてくれ」だとか「飛び込みで泊まらせて」とかいう人があとをたたない。
計画の甘さと余裕の無さはダメだと思う。
普段から、どの程度の荷物を背負って何時間くらいなら歩けるかとか、職場への根回しだとか、予備日を持っておくとか、
登山はやっパリ旅行とはちょっと毛色が違うので、緩いくらいの経過たてが方が楽しめると思うけどなぁ。
とはいえ過去の自分もどうしても翌日仕事に行かねばどえらいことになると、ハラハラしながら下山してもんやが、今思えば「どうにかなる」もんで。ましてや自分が下山しなきゃ10億の商談がパー、、、なんて人はそもそもちゃんと登山計画立ててきてると思う。
来週はバイト仲間が二人、ここを去る。
すでに朝晩は秋風が吹き始めているので、ことさら寂しくなるかなぁ。
11月の小屋閉めまでいてほしいなんて言われてるけど、日常に戻りたい気持ちも少し湧きあがってるのも確か。
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コメント
山暮らし。
更新を楽しみにしてます。
そろそろお山では秋の気配。
大阪はまだまだ連日の猛暑です。
風邪など引かれませんように。
若い頃は夏山を何度も楽しみましたが今いけば行き倒れ確実です。
投稿: ひでりん | 2022/08/14 13:18
●ひでりんアニキ、ありがとうございます。仕事も慣れてしまえばいたってシンプル。「朝、部屋をリセット、昼、ランチ営業、夕方、晩飯の用意と配膳、夜、後片付け」この繰り返し。突然の会議、突然の資料作成、突然のトラブル対応、突然の出張命令、、、全然ないです(笑。
投稿: ロラお | 2022/08/15 08:43
追加。前回投稿の毛鉤の写真。
フックさえ有ればわりかし簡単そうです。20年ぶりに毛鉤の巻いてみるか。
投稿: ひでりん | 2022/08/15 23:24
●ひでりんアニキこんばんわ。渓流を目の前にして、なんだか敷居の高さにドキドキする日々です。自分は狩猟に向いてないのかなl。。。。
投稿: ロラお | 2022/08/16 21:40