山暮らしその13
おおそらく最後の休暇ナウ。
山荘から一番近い村までバスで降りて、枝豆ともろきゅうで飲む。しばしぼんやり。
やっぱり、こーいったものを思いついたときにパッと食べられる環境っていいなぁ。
隣の山岳博物館も見学。こーいった箱物って、どうしても行く末を案じてしまうものが多い。
昨日は20数名の団体予約が入っていた。バイトも社員さんも朝から仕込みでバタバタ。なのに、全く姿を見せないので、大量遭難か?と思ったら、旅行会社がキャンセル連絡を忘れていたという顛末。
違約金はあっちが持つのは当然ながら、余ったポークステーキを全員で「必死で」食った。一人三枚のノルマに苦しむ羽目に。
うまい物も、数をこなすと辛い。
デザートの葡萄も、腹に詰め込む。もう味わう余裕なし。
先日、TD沖縄以来、久しぶりの自転車アニキが山荘に泊まりにきて下さった。あいにく曇天続きだったが、楽しんで下さったようで何より。
バイトの一人がまた山を降りていった。出会った数と別れる数は同じという法則。どうかお元気で。
少し前の休暇で甲府に降りた時のこと。盆地特有の暑さで朦朧としながら、目的なんか何も無い、ただ闇雲に人気の無い道を歩いていたら、銭湯見つけた。
客は自分だけ。許可もらって撮影。
掛け流しの温泉に沈んでみた。これまで山であった出来事や、去っていった仲間のことを思い出してみたり。
風呂上がりに、前歯が3本しか残ってない主人と立ち話。自分の居る小屋のことも良く知っておられ、過去はかなりの岳人だったことが判明。周りの小屋番のバイトたちも良く立ち寄る銭湯らしい。
色々話して背中を押してもらった感じ。
また、山に戻る。
もうすぐ夢が覚めて、あの日々は現実だったんだろうか、あの空に浮かぶ雲は同じとこからやって来てるんか?とか
思う日が、じわじわ迫って来てる。
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