
お店でもらったリフト半額券を無駄にするのもなんやしなと、滋賀県の「箱館山スキー場」へ行ってきた。
これでも、東京在住時は「私をスキーに連れてって」世代ど真ん中。ホイチョプロダクション大好き世代。
車に乗るならカリーナEDか、セリカGT-Four以外は切腹モンやなと思っていた世代。
なのでゲレンデ滑るくらいはまぁまぁイケるやろなと思いつつ、「クロスカントリー」の板をレンタルして人生初体験。

「ど平日で、周りにだーれもおらんでほんまよかった」に尽きる。
板を履いて、5秒で転倒。この細い板に、立てない、歩けない、滑れない、曲がれない、止まれない。確か、オリンピック中継で見た複合の選手らは、ぴちぴちの服きてものすごい速さで坂道登ってたけど、
「あれ、何?」
大沢誉志幸の途方に暮れるっちゅうのを体現。
気を取り直して、人気のないゲレンデのすみでスマホを出してYoutubeを見直す。あーでもない、こーでもないと、画面の真似してみたものの
全然出来やんことに呆然となる。
ガソリン代と高速代はろて俺は何しにきてるのか?泣けるものなら泣きたい気分。

なまじ、ゲレンデスキーを嗜んでいるので、それを全否定されてしまう感じ。
けどまぁ、こんな遊びにもチャレンジしてる事実は紛れもなく「思い出」の一つにはなるかと。うまく出来なくても、遊びは遊び。
生きてる間にしかできやん事に手を出すのは、大事やなと思うことにした。
何より、オミクロンで食うや食わずの人には申し訳ないことをしている。

いっとき、家事を忘れて雪にまみれて、楽しかったのは事実。
つづくよ。
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