苦しい時に手を差し伸べてくれた人や、愛のある言葉をくれた人、ごく一部のお客さん、それらの人だけに”お世話になりました”の挨拶と、印象に残った思い出を数行加えてメールで感謝を伝え、PCをシャットダウン。
在宅テレワークのまま誰とも会うことなく、38年間のサラリーマン生活が終わった。
膨大な資料(まぁ一部はクラウドサーバに格納してあったけど)と、憎悪と絶望と微かな希望の詰まったメールも含めて全て3台のPCから削除し、念のためOSも再インストール完了。もう2度と使われることのないPCを並べてしばらくぼーっと眺めてしまった。
昨日は、それらを箱に詰めて宅急便で返却したり色々
今日は、保険証とIDカードと新幹線のEXカードの返却。
新しい保険証が来るまで、病気や怪我に注意しないとな。
IDカードが無くなった今は、「どこそこの誰それ」ではなく、生まれたときにつけてもらった名前だけに戻った感じ。
EXカードは、、、
EXカードは、そうだなぁ、なんだろうなぁ。カードのシステムができたのはそんなに昔じゃなけど、紙の切符時代も含めると大体月に5回として年間60回、それが30年くらいの間だから1800回。つまり「東京と新大阪を3600回近く新幹線に乗った」のかも。いや、それ以上かな。
電話やメールでは埒が明かんので人間が出向いていくわけだから、往路の車中ではずっと緊張しっぱなしで、本当にやばい時などデッキで二時間近く携帯電話使って汗だくで足ガクガクで、後ろ向いて飛んでいく景色なんか何も覚えてないこともあったな。
工学部を出たんだからエンジニアにならなきゃあかんのやろなと、めちゃくちゃ漠然とした理由でそっち方面の仕事についたものの、どうも自分の場合はずっと違和感が。
自分で考えたシステムやロジック、アルゴリズムがうまく動くとみんなすごく嬉しそうにしてるのに、自分ときたら「あー、やっと動いたわ。これで帰れるわー、めんどくさー」と。最後までこんな思いだったことは反省せねば。
こんなやつに付き合ってくださった先輩や後輩、協力会社の人、お客さん達に、なんも返せやんまま会社生活を終えてきてしまったので、せめてそれらの人たちがこの先、ちょっとでも仕事で悲しいことが少なくなりますようにと
明日の朝のウォーキングで、近所に立ってるお地蔵さんにお願いしようと思う。

ひさしぶりの黄レンジャー活動に、北インド風ひよこ豆のマサラ作ってみた。
次はどんな旅をしょうか。風はどっちから吹いてくるんだろうか。
色々楽しみ。
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