« 思った通り遠かった、笠ケ岳 | トップページ | 夏休みの最後らへん »

2018/08/18

最後も、雨

8月15日:
アルファ米+リフィルのどん兵衛の朝飯。大量のふりかけと鰹節投入。とりわけ、鰹節がええ仕事してた。
行動食用のアルファ米を追加で作る。

6:45笠ヶ岳山荘発〜12:30新穂高着

Img_2582

同じように下山する人、まだまだその先の奇跡の世界を見に行く人。みんなご無事で。

Img_2624

笠ヶ岳の頂上は、思った以上に広くて殺風景で。
いつも思う「山は逃げない」は嘘だ。自分の体調、親の介護、泥濘の会社、アパート管理組合の用事、親戚の用事、慶弔イベント。人間には計り知れない用事がある。気がつけば、体力が低下し、山どころじゃなくなる。

山は逃げないは、嘘だ。

Img_2303

高度を下げるごとに、槍、穂高の景色がどんどん遠くなって行く。そのさみしさと、六日ぶりに風呂に入れるうれしさとか、美味いもん食いたいなーっていうギラギラした気持ちが湧き上がってくる。

生活全てを背負い、歩く。雨に打たれる。悲しいと思う。けど憎むべき相手は自然だけ。日が暮れれば眠る。日が登れば起きる。また歩く。
こんなシンプルな繰り返しの連続。時々晴れ間から見える心臓止まりそうになる景色で足を止め、また次の峠を超えた先に何が待ってるのかドキドキして、

そんな六日間の最後はやっぱり豪雨に打たれた。


Img_2308

JR松本駅は、山に魂売った人でごった返す。

Img_2306

アホの一つ覚えの立ち食い蕎麦で旅をしめる。いい山だったな。
休み明けの仕事、

どーでもいいや。もう。


|

« 思った通り遠かった、笠ケ岳 | トップページ | 夏休みの最後らへん »

コメント

「山は逃げないは、嘘だ。」
激しく同意。

体力は恐ろしい勢いで逃げていく。
今回、白馬目指している時に激しく実感しましたわ。

投稿: か退院 | 2018/08/18 21:05

●か隊員どの、時間が無い、時間がないと焦る一方lです。自転車に思い悩んでいた時に、お隊員と二人でど素人の自分を山に連れて行ってもらった恩は、一生忘れません。が、、、それで人生変わっちゃいましたよっっw

投稿: ロラお | 2018/08/19 16:09

アニキ、終わればそれでもいい休日でしたね。
また、お山の話しを聞かせて下さい。

投稿: uechicchi | 2018/08/20 11:13

ヤヴァイです。完全に山中に魂落っことしてきてしまいました…

投稿: arkibito | 2018/08/20 11:38

●uechicchi あにき、近い将来老いて記憶が薄れて行っても、今思い出を作れるシアワセを噛みしめておこうと思います。晴天も山、雨もまた山。
●arkibitoにーさん、任務ご苦労さまでした。たった数日でも下界に戻ると息苦しさを感じるので、アニキの今回の滞在は余計そう感じるのではないかな?
毎年春先になると、上高地の求人募集を見てぼんやり考えております。。。

投稿: ロラおとこ | 2018/08/20 13:27

この記事へのコメントは終了しました。

« 思った通り遠かった、笠ケ岳 | トップページ | 夏休みの最後らへん »