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2018/08/17

3度目の槍の、夏

計画:新穂高〜槍平(テント泊)〜槍の肩(テント泊で停滞)〜双六岳(テント泊)〜笠ヶ岳(テント泊)〜新穂高(下山完了)

実際は:新穂高〜槍平(小屋素泊まり)〜槍の肩(テント泊)〜双六岳(テント泊)〜笠ヶ岳(小屋素泊まり)〜新穂高(下山完了)

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五泊六日の食料とクライミングに必要なギアあとこれに水を3リットル。削れる物は無いか考えたすえ、着替えを一日分だけにして、あとは同じ服を着て歩き、それを着たまま寝る。風呂は当然入れないから、自分の匂いにどれだけ耐えられるか。天気予報は、大きな崩れはなく、ただし大気の状態が不安定。

ま、なんとかなるかと。

8月10日:
20:00自宅発

8月11日:
0:00東海北陸道 ひるがの高原SA着 車中泊 ビイル持ってくんの忘れた。同業者と思われる車が沢山。この時間、SA内にあるコンビニのおにぎり、弁当、サンドイッチの在庫は大量。
5:10ひるがの高原SA発。 この時間、SA内にあるコンビニの在庫はほぼゼロなので注意。
6:30新穂高着。当然、登山者用無料Pに空きがある筈もなく、鍋平高原の登山者用無料Pを目指すも、一番不便なエリアしか空きがない(悲しい想定内)。一体なん億人が北アルプスに入るのか恐ろしい。
7:20不便なP発〜8:00新穂高登山センター着 この間の道が「ガチ登山道」。もはや帰りにここを登ってPまで戻る意志はぜろ。ロープウェイで戻ろう。
8:00新穂高登山センター発〜9:10穂高平小屋着。なんども歩いている道なのに、今までで一番シンドイ。林道歩きが退屈なせいもあるし。五泊分の食料やテントの重さも久しぶり、こんな重かったっけ?
9:23穂高平小屋発〜12:45槍平小屋着 小池さんの調子が上がらず。自分も同じ。

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残る力を振り絞って、日清焼きそばをアテにズビズバ飲む。

水は豊富だし、テン場は広くて平(ほぼ)だし、唯一嫌なのはテント利用者用のトイレ。以前は隙間だらけの掘立小屋だったのに、モルタルにして立て直したのはいいけど、個室の窓が「開閉しない」。
個室に入るなり篭った臭気で目が開けられない、涙がすご、当然匂いもすごい(小池さんはなぜか平気)。
ま、言い訳しだすとキリがないけど、翌日にこの荷物背負って千メートル以上登らないといけないー>
雨予報が出ていて、テントを濡らすと当然重くなる。

小屋に素泊まり決定。お一人様5,500円也。

布団は一人一枚もらえた。この時期、奇跡かも。別の小屋だと三人で一枚。
自分たちのようなご夫婦が他に三組。合計8人の人間が一つの部屋で寝たわけだが、誰人イビキをかかないという、これも奇跡

この日の献立。
バケットにキュウリと魚肉ソーセージ挟んで。17時ごろ消灯。

8月12日:
3:45起床。アルファ米に大量のふりかけとリフィルのどん兵衛で朝飯。
4:35槍平小屋発〜6:30千丈沢乗越着 さらに二時間後、飛騨乗越着。天気は曇り+ガスガス 前回は飛騨乗越にくるとまさにゴジラが突然現れるがごとく、槍ヶ岳がその姿を「どっか〜〜〜〜〜ん!!!」と表して心臓止まりそうになったけど、

ガスガスでなーんも見えない。なので写真とかなし。

少し遅れてやってくる小池さんの姿がガスの中にぼんやり見える。空前の登山ブームに加えてソロで一人用のテントの人が増えて(5人で来てんのに、一人用テント五張りなんて人もいるらしい。あかんやん)、場所取りが大変。槍の肩のテン場も午前中でソールドアウトと聞いていて、まぁこの時間なら大丈夫やろと思ってもういっぺん小池さんの方を振り返って驚愕した。

白いヘルメットをかぶった30人ほどの人間が突如ガスの中に現れた。統率の取れたどっかの高校山岳部員が一斉に登って来た!まずい!まずいぞこれは!

走るのだ!急ぐのだ!テン場確保するのだ!久々の心拍MAXあげ!
8:35倒れこむように小屋の受付窓口でテン場申し込み完了。      勝った!
テントお一人様千円成り。北アルプス価格。水は雨水を一リットル200円で買う。テント泊用トイレはまぁまぁ綺麗(汚いけどそれなりに綺麗)。

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晴れてればテントの目の前に大喰岳がどーん!、、、だったのにな。

槍ヶ岳山荘の食堂で昼飯にカレーを食い、生中をしばく。いずれも北アルプス価格。


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もしここのテン場が確保できなければ、標高下げてあそこまでいく事態に。事実、たっくさんの人が良い物件を求めて降って行ったし。

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気まぐれに姿をチラ見せする、夏空。

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そうそう、小屋の壁面にトランスアルプスレースの通過点を示すのぼり旗が。日本海の親不知をスタートして、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦走してその間のすべてのロードを走って最後は静岡の太平洋をゴールにする1週間ほどのレース。テントや食料全て背負ってなんて、全員サイヤ人?

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昨今話題の「槍渋滞」はほんまだった。自分も槍に登ってみたいと思って、山に詳しい自転車のアニキたちにお願いして連れて来てもらって3度目にようやく登れて。なので、遠くから遥々ここまで来て、仕事や家の問題抱えながらここまで来て、ガスってて何も見えへんから登らんとこでは気持ちが治らんというのはわかる気がする。

自分は晴天に三度登っているから本当に幸せだ。

予報通り、19時過ぎから風雨が強まり、雷鳴が轟き、近隣の山頂にバンバン雷が落ちて来た。
テントの張り綱やフライを点検し、いざとなったらどうやって小屋に避難するか小池さんと相談しようとしたら、

寝とる。しかもいびきかいて完璧に、寝とる。10秒間隔で雷バンバン落ちてんのに、

寝とる。

雨止まず。フライを突き抜けて雨の雫がテント内に入り込んで、シュラフがびしょ濡れに。なのに、

寝とる。すごい根性。。。
曰く「いつだったかの、蝶ヶ岳でモーレツな暴風雪に襲われてテント倒壊、装備消失、小屋避難、に比べたら、、、寝れる」だと。あんたホンマすごいわ。


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