甲斐駒に登った
写真は多分、あとで。
7月8日(月)、
テン場のある標高2,000m付近でも3シーズン用シュラフで暑い!そしてテント内は凄い結露で目が覚めた。
メモ:
・フリーズドライの米にふりかけを大量投入して、インスタントの味噌汁と梅干しの朝飯。
・行動食は我が家の定番-フリーズドライのドライカレーと白米を熱湯で作って背負っていく。歩きながらでも食べられるし、腹持ちがよい。パンも背負っているけど、喉の水分持っていかれるのであまり好きじゃない。
・水は二人で約4リットル(けっこうギリギリだった)
・まさか雨には降られるまいと思ったが、念のためにダウンをやめてフリースを持って行く(結果として正しかった)
前日の仙水峠までの下見が効いて、迷うことはなかったけれど、ガスってたら道標がわりの”ケルン”を探すのに苦労したと思う。峠からはひたすら樹林帯の急登を行く。最初こそ南アルプスの町や富士山が見えてたのに、どんどん視界がガスに遮られて、途中からはガスとの競争。当然勝てる筈もなく。。。。
森林限界超えると空気の薄さに気が付き、足取りも重く、やっぱりデカイ山一本登るより、尾根歩きの縦走の方がテント装備背負ってるのを差し引いても楽だと思った。それから以外に厄介だったのは「はい松」。黄色い花粉が凄い!腕やシャツがはい松に触れるたびに、ものすごい花粉が飛び散る。花粉症のような症状は出ないけど、シャツがまっ黄色になるのは、見ていて気持ちのいいものじゃない。
そして頂上までの最後の1時間は岩稜帯。直登コースと巻道コースの分岐に立つ。直登コースを見上げると(本当にこの時は直登するもんだと思っていた)巨大な花崗岩に細長いクラックがいくつも走っている。ハーネスもカムもロープも持ってきてないから無理やんと思って(実際にはそんなもんイラン)、おとなしく巻道コース選択。
けど、その途中に湧水(正真正銘の南アルプス天然水!)発見。水筒の残量が不安だったので大いに助かった。
口を付けると山特有の硬水の味がして美味しい。そして頂上へ。
残念ながら湧き上がるガスとの競争に負け、視界はあまり無かったけれど悪くない頂上だった。平日にも関わらず大勢の人が写真撮ってた。そして双児山(ふたごやま)ルートで下山。本来はこっちが甲斐駒への基本ルートだったみたい。途中から雨。カッパを着たり脱いだり忙しい。森の苔が美しい、木の根は相変わらずよく滑る。などなど。
テン場発~テン場着往復7時間強の道のりで結構疲れた。前日のように快晴の夕方になるなら大ジョッキぐびぐびしようかなと思ったけど、シトシト雨は相変わらず。ワザワザ雨の中・テント泊する意味も無いし、翌日、仙丈ケ岳に登る元気も二人とも残ってないのを確認し
撤収開始。
16:00発最終の林道バスに間に合ったので駐車場へ戻る。途中の豪雨は凄く、バスの車窓から見える何本もの水の流れの中には、大量の濁った泥を含んだ「ヤバイ感じの」ヤツもあったので、無理せず降りてきてよかったと思う。
~南アルプスとは?????
・いつも遠くから見ているダケだった場所の一発目、”アクセス不便過ぎる”と誰もが口にするが、甲斐駒/仙丈ケ岳に限っては、そうでもないと思った。むしろ公共交通機関つかうほうが楽かもしれない。
・一個の山が北アルプスに比べてでかい。裾野が広い。だから頂上まで凄く時間がかかる。
・その割に山小屋少ない。だから荷揚げヘリが全然飛んでこやん。
・けど、テン場料金がバカ安(北に比べて半額やん)。恐らく小屋料金も同じだと思う。
・荷揚げヘリだけでなく、パトロールヘリもほとんど見なかった。遭難少ないのか?
話しは最初の登山口までのアプローチに戻って、今後もいろいろ調べて登りに行くと思う。けれど、百名山には興味が無いので手間のかかる所は行かないだろうな。”物を集める”のは昔から苦手だしな。
いい山だったな(登るより、遠くから眺めるほうが好きだ->甲斐駒ケ岳)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
アニキ、大変参考になりました。ありがとう!!(^^)
投稿: さかじい | 2018/07/13 11:05
●さかじいあにき、木曽駒と甲斐駒のWヘッダー可能ですね!甲斐駒オンリーだけなら、皆さん日帰り登山されてましたよ。
投稿: ロラおとこ | 2018/07/13 11:48