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2018/03/23

少しの冬と少しの春

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家でふさぎこんでばかりいる自分を気遣って、長期出張から戻ったばかりで疲れているだろう小池さんが、気分転換にとソトへ連れ出してくれた。
北陸自動車道を敦賀で降りて、越前海岸沿いを走る。敦賀の街並みや道路は、サイクリングイベント「グランフォンド福井」で何度か走って、そのときの気持ちや光景が鮮明に残っている。
出発が遅かったので日暮れが近い。一瞬の視界の中に温泉の看板が見えたので、駐車場に入ってみた。
入湯料510円払って湯船につかる。天然温泉だが若干消毒薬の匂いがする。けれど、この湯船からそして休憩室の窓から見た素晴らしいであろう洛陽に、あまり感動していない自分に驚いた。

温泉からスグの場所にある道の駅をねぐらに。

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敦賀市内のスーパーで買っておいた地物の刺身を食い酒を飲む。シュラフにもぐり込んでも夜は結構冷えた。

翌朝は快晴。

眠りの浅いのは登山のテントで慣れているとはいえ、寝違えたようで首が痛い。
1860mmも車幅あるのに、室内がそんなに広くないのが不思議な車。

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富山や金沢の山の帰り、必ず立ち寄る北陸道・杉津SAってとこがある。ここの「おろしそば」が食べたくなった。
けど、現在地からだと逆方向に戻ってICを探すことになる。それなら従業員用の道路があるんじゃないかと思って、勘をたよりに山道を行くと、見事、おろしそばにありつけた。
こんな小さなことでも楽しいなぁと思いながら車を走らせていると、ケータイに着信が。

SAで停まって恐る恐る画面をみると、、、いつもの上司からだ。一気に気持ちが急降下し血圧が下がるのが分かる。心臓がどきどきする。さっきまでの気持ちに大きくて黒くて分厚い風呂敷をかぶせられたような感じ。
曜日や時間とわず仕事をしている人は部下もそうあるべき、いやそうに違いないだろうと思って、深夜、早朝、休日にも仕事の指示をしてくるんだろうか?

以降の記憶があまりない。小池さんに運転変わってもらってひたすら助手席で眠っていたような気がする。
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旅行に行く前日、実は仕事の面接に行ってきた。
まったくの異業種で、受付と顧客対応、残業無し。給料は今の1/3。鉄道会社のグループ企業の契約社員。
生まれて初めて履歴書なるものを書いた。やつれて酷い顔した写真を貼る。どうせ二言三言聞かれる程度だろうと思って望んだら、ちゃんとした会議室に通され、スーツを着た人事担当の方が二名。
自分の今までしてきた業務の事や仕事に対する希望を話し、最後には、もう辞めるつもりでいますので何のお力にもなれませんけどと前置きしたうえで名刺交換までしてしまった。

転職の面接で、現職の名刺交換なんてするアホいないだろうな、、、、。

その場で一応採用の返事はいただけたが、返事は保留にした。
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春分の日、朝からの雨音を布団の中で聞いていたら電話が鳴った。
お袋がグループホーム入居の相談がしたいと。認知機能の衰えが自分で自覚できるうちに入居を決めてしまいたいと。以前も同じような相談を受けたが、そのときはお袋の状態がよくなくて、悪く言えば「支離滅裂」。
けど、この日は普通に会話が成立し、状況を理解・認識できるので、施設の見学に(二か所)回ってみることに。
少しでも長く在宅でと思うのがふつうなんだろうけど、この人の場合、家事全般はまったく普通にこなしているし、歩くことや運動機能は自分なんかと変わらんくらい。なので、デイサービスやデイケアを必要としていない。

この人が不安なのは「自分がおかしくなってゆく恐怖と不安」。しかも決まって真夜中に。

出した結論としてはまずいっぺん入居してみる。やっぱり一人きままに自宅がいいってことになったら退去すればいいやってことに。4月になったら手続きしに行こうと思う。

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夕方、ディーラーへ行き、冬タイヤから夏タイヤへ交換。
今まではアパートのベランダに置いてあるタイヤを台車に乗せて14階からおろし、ジャッキを上げ下げして汗だくになり腰痛に怯えながら交換していた。
けれど、年間保管料1万円でタイヤを預かってくれて、5千円で交換と調整してくれるってサービスを契約した。
235/50 18インチなんて馬鹿でかいゴムとアルミの塊4本を担ぐなんて、もう無理。
まっているあいだ、高級なお菓子と高級な紅茶をよばれて待つのも悪くないなと思った。

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月曜日、この世の終わり様な顔(小池さんいわく)して出勤し、件の上司から矢継早に指示が飛び、もうほんまにアカン、昼休みに転職先へお願いしますの電話しようと思ったときに、前の席に座っている他部署の先般が
(自分は辞めるなど一言も相談した覚えが無いのに)、精神状態がよくないときは辞める判断しちゃダメだ。いますぐ健康管理室に常駐している産業医に相談に行ったほうがいい。自分がやらないと迷惑かかるなんて思っちゃだめだ。君がやれなくても変わりはいくらでもいる。仕事なんてすぐに回り出す。辞める前に休むって選択肢あるの、忘れてるやろ?休職中だって何割かの給料が出るんだ。

大げさかもしれないが、この数か月のあいだ全身を覆っていた分厚くて着心地の悪い着ぐるみのファスナーがちょっと開いて、風がすーっと入ってきた。

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それとともに、一連の作業が終わり、ながらく苦しんだ作業が新年度から他部署に移管されると聞き(まだにわかに信じられないけど)、あとはえーと、転職先にと選んだ会社は土日祝、年末年始、GWが休みじゃないってことを少し想像してみた。横着で遊ぶことばかり優先したい自分が果たしてその環境で本当に逃避が成功したってことになるんだろうか?一瞬今の状況から逃げ出せてもすぐにまた違う違和感でぐらぐら揺れたりするんじゃないか?

入社して30数年のあいだ、なぜだか10年単位で似たような事件が起き、鬱っぽい状態が起きてきた。
前回はちょうど30代最後の歳で自転車の練習に山へ登り、仕事のことを思い出してしまって足が止まり、ガードレールにつかまってポロポロ泣いてしまったのをカラスに見られた。

その前は真夜中に幽閉先から脱走しようとして守衛さんに見つかり連れ戻され、翌朝から丸三か月、仕事を休んで散歩ばかりしていた。

それぞれどうやって突破してきたのか今となっては思い出せやんけど、「どうにかなる なんとかなる」は本当だったと思う。
暗い顔した人間が狭い家の中にいることで小池さんにも随分迷惑かけた。なんかの折に、返したい。
月曜日に、面接してくれた会社には丁寧にお断りしようと思う。こんな事書いててもGW開けたら仕事変わってるかもしれない。けど、それでもいいと思ってる。

あとになって、あのときも今も、自分は変わらずダメ人間だったと忘れないように、日記に書いてみました。

相談に乗ってくれたみんなも、どうもありがとう。


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2018/03/10

山行った

丸一日立ちっぱなしで終電で帰ってきて、もうアカンやろなと思ってけど、8時に目が覚めたので。

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近いうちに、なんの不安もなくこの景色、みたる!


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快晴。

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有馬ゴール。登山口から2:35分は最高タイム。この時、自己ベストって言葉が浮かんだが、自己ベストって何やろ?稼働時間を短縮することが自己ベストなら、今の自分の置かれている世界には、何の意味もないかな。滅多にお目にかかれない野鳥「オオルリ」をしっかりと目視できたら自己ベスト。
遠く、淡路島まではっきり見えながら登れたら自己ベスト。おもろい人と山中で出会って喋れたら自己ベスト。森の中で食べるおにぎりの味がいつもと違う、、、自己ベスト。

今までにない幸福を感じることが自己ベストだなぁ。

今日は、自己ベストの天気。

けど、相変わらず掛け湯しないでダイレクトに湯船入る爺さんの多こと(日本人)。
一度注意してみようか?どんなひどい目に会うかちょっと楽しみではある。
「貴様!俺のちんカスの混ざった温泉に入れんとでもいうのか!!!!!」って怒鳴られるんだろうか。


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大阪行きの高速でバスで飲む。


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梅田に着いたら立ち飲みで飲む。

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串カツ屋の行列に一瞥をくれてやる。

繰り返し書く「串カツの二度付禁止の本当の理由」は、汚いからとちゃう!!!!!
どうぞよしなに。

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終わりが見えてきた

金曜だったかな、午前五時半ごろうっすら目が覚めたついでにシッコ行ってもう一度布団にリターンしたとき、スマホがコロコロ鳴った。なんだ?どうせくだらない迷惑メールだろうと思って眠い目をこすりながら画面を操作すると、

上司からショートメッセージ。

嫌な予感がしつつ中身読むと、昨晩退社直前に頼んだ作業できた?と。いえ、週明けにやるつもりです。
あのときそのスケジュール感言わなかったよね?企業人としてそれはあり得ないとおもうけど。
今から事務所に出てでもやってもらわないと困る、、、とか云々。

午前五時半に業務指示の文字を目で追っているうちに、口の中が砂でジャリジャリ言うのがわかるくらいに、自分の中でぷつんと聞こえるくらいの音立てて、糸が切れた。
現実では、六時過ぎに事務所に行って、言われた作業をおえた(俺、アホか)。けど、ディスプレイをじっと睨んで考えても、どうみたってそんな急ぎでやる仕事でも無いし、「あり得ない!」と言われる筋合いないし、

「あり得ない」って何があり得ないんだろうとそのことを始業までデスクでずっと考えていた。

この日は、社外の人を募ってやるハッカソンの事務局。そのあとは、イノベーションを起こした若手・中堅の同業者にきてもらっての基調講演やトークセッション。
聞けば聞くほど、自分ちはもう濃厚な大企業病に犯されていて、経営層はリスクを恐れて新しいこと変わったこと常識から外れることを断固として許さない風土が醸成されてしまい、ボスたちもいつしか情熱の火を消火されてしまい、ともかく

損益と内部資料を作ることに多くの工数を書けされられている。

もうええか。もう十分やった。動いたらあかんと思って止めてあったカラクリ時計の裏蓋開けようと思う。
おもろいバイト探すぜ!

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2018/03/08

宝湯

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ワンルームマンションの超絶狭いユニットバスなど入ったら死ぬ!ちゅうわけで、ネットで検索した風呂屋へ。
以前からうすうす感じていたが、東京の風呂屋のつくりのほとんどが

・下足場が狭い
・番台が受付のように表向いてる
・受付の前に応接間がある

やはりオオサカとは違う趣。そして460円払って脱衣場へ。(こっちの440円との差20円はどこへ行くんだろう?)

ここもやはり”江戸っ子温度”なんだろうと覚悟を決めて湯舟に足をそっと滑り込ませる。あ、、、いける。大丈夫。なんとか入れる温度にびりびりしびれながらもほっとする。
しかしだ、ここもやはり「のんびりできやん」湯舟だ。富士山のタイルは素敵だが、いかんせん、ぶくぶくと泡がせわしなく底から湧き上がってくるし、隣はジェットバスやし、反対は電気風呂やし。
なんで静かに入らせてくれん湯舟ばかりなのだ?

ともあれ、いい湯だった。もうこの先、大田区に行く用事もなくなるんだと思うとちょっと寂しいな。

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2018/03/06

東京で解散!

週明け月曜も有給。変則的な勤務のローラー娘は自分の寝床で身動き一つせず眠り込んでる。
小池さんと自分だけで朝飯を食べ、近所の区民図書へ暇つぶしに出かけた。
登山や旅行の本をいろいろ見て回るうちに、小池さんが熱心に南アルプスの登山記事を読んでる姿が目にはいった。仕事や介護のことでお互いばたばたしてばかりいて、いつしか山への熱も下がってしまったのかな?と最近思っていただけに、

けっこう、、、いや、かなり嬉しい。

また、大きな山旅に行こう。絶対行こう。

その足でJR蒲田駅前まで(土砂降りの中)散歩。出張中によくランチ食べる店だと連れていかれた・ウナギが有名な店で焼き鳥どんぶりを食べる。熱燗も飲む。

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時計を見ると、そろそろ飛行機乗らないとアカン時間だ。そのまま羽田まで行って、ゲートで手を振りまた週末会おうぜって。

一番聞きたかったことをローラー娘からついぞ聞くことはできなかった。けど、聞いてしまうと本人が悩みぬいて出した結論に水をさすことになりそうだったし、自分に身を置き換えると、あまり親に干渉とか深入りされるのはちょっとなぁと思った時代もあったし、歳とともに親子の距離なんていろいろ変化するのは自分を振り返ってみても、、、今はこれでよかったと思うことにした。

どこへ行っても、何をしててもいいので、健康でいようぜ、我が家のみんなへ。


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2018/03/05

東京集合!

LINE(の無料通話アプリ)だけではラチがあかんので、ローラー娘のアパートに全員集合。

小池さんは出張が被ってるんで新幹線で。自分は”超絶格安(ここ大事)”の航空券で。何故超絶なのか、それが可能なのかは、またいつか日記で。
けど、結果として品川駅集合ってルール決めたら、小池さんの方が10分早く到着。
この日はローラー娘の退社時間が22時過ぎと聞いていたので、昨年暮れに自分が幽閉されていた時に徹夜明けでぶらっと訪ねた

砂町商店街ってとこに小池さんを案内して見た。

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やたらと総菜屋が多いのがここの特徴。つまり飲み歩きできる商店街で有名になったらしい。さっそくおでん屋で、自分は「スジ、はんぺん」、小池さんは「大根」「ちくわ」を。
大阪でいう「スジ」とは全く別物。サメのすり身を固めて煮込んだもの。大人気商品と聞いたけど、

すげぇ塩分とサメ肉の脂っこさがウルトラソウル!

こーゆーのはやっぱり食べ慣れた味ってあるよなと再認識。

次の日は夏日。
幽閉されてたシリーズ第二弾。
両国の相撲会館?で


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東京の地酒を自販機で試飲できるしアテもあるしで、天国。

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小池さん、生中のロボットで300円入れてうぉうぉゆうてるし。

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ここまで歩いた。歩きながらいろんなことを話した。普段あんまり一緒に住んで無いので、(仕事だ仕事)こんな時間でも歩きながら、あーや、こーや、東京って暑いな〜とか言ったり。

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我が家にとって、スカイツリーは凄いねという言葉で終わってしまったので、シャトルバスで両国・相撲会館に戻って、蕎麦前に色々食って抜群に美味い天ぷら食って散々酒飲んで締めに蕎麦をたぐって。
東京には有名な蕎麦屋たくさんあるって聞くけど、ここ凄い。美味いは当然だが

早い。

二人とも、この辺仕事で来るばっかりで、遊びでこの場所にいることが珍しくて浮き足立ってる。
 
ローラー娘のアパートに戻り、リクエストのハンバーグを作る。
彼女が就職して家でてからぱったり作らなくなったし食わなくなった。久しぶりに食べると我れながら上出来。これだけのために買ったナツメグ、たぶん使わんだろうと思って、持って帰ってきた。
おっさんがテキトーに作ったハンバーグなんかただのミンチの焼肉程度で、美味くも無いだろうし、形も変だし、保育園や小学校の遠足の弁当で作った時は「でかすぎる」と何度か朝から泣かれて非常に困った思い出ばかり。

それ以外にも、うまくしてやれんことてんこ盛り(体操服のゼッケン付けるだの、明日の朝までに雑巾縫うてこいだの、親父にどんだけ頑張らせんねん!義務教育)。

さて、ハンバーグ。

この「クッソまずい味」は果たして伝承されていくんだろうか。

続く

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2018/03/01

どうにかなる、なんとかなる

蟹の余韻冷めやらぬ我が家に、テレビドラマのような出来事が舞い降りてきた。
これもいつの日か、大きな後悔となって家族の深い思い出に刻まれるんだろうか。
人間ちゅうのは、なんで波風建てずに生きて行けないんだろう、、、。

仕事のほうも、光りの射さない深い淵の底を彷徨ってるカンジ。こんなこと書いてもしゃーないけど、今日もどんな嫌な電話が、メールが、会議が、、、降りかかってくるんだろう。そう思いながら毎日通勤すんのに、ちょっと疲れてきた。

どうにかなるのか?
なんとかなるのか?

わからんよ、そんなこと。

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