人、人、人
ウィークデーに疲れ果ててしまい、早起きする力が残っておらず、土曜の午前8時にようやく家出。
「2時間以上かかって」やっと京都市内とか。その後もめくるめく渋滞に揉まれまくって奥飛騨へ。
やっぱりこの国は、平日にフラフラ休んで遊びに行くってことを許さない風潮なんだろうなぁ。無理して連休に遊びに出かけるしか無いんだよなぁ。
平湯から最終バスで上高地入り。夕方なのになにこれ?ってくらいの人。ドキドキしながら小梨平のテン場に行くと、かつて見たこともないような数のテントで地面が見えない!
周りはレジャーテント満開。うちのようなみすぼらしい小汚い、山岳テント派のみすぼらしいこと。
よそは、大規模なバーベキューとかハンモックとかすごい椅子とか、雑誌でしか見たことない設備で溢れてる。
気を取り直して、昼間は人で溢れかえる河童橋のたもと、夕方にジャックして宴会。次の日もどこへ行くとかどこへ登るとか、、、、ない。今年に限っては、小池さんと自分の休みが合わなかったり、色々あって思ったような山に行けない。ま、それも贅沢な話なんだが。
この夜のメニューは、
我が家の定番「日清焼きそば」に常温保存の紅生姜を散らしたもの。河童橋横の売店で仕入れた鴨肉の燻製と毎度の「上高地ワイン」。あとはテキトーに持って行った野菜を炒めたり、、、だったかな。
夕暮れに青黒くなって行く穂高連峰見上げてたら、それだけで腹一杯。
翌朝5時前、なんだか軍隊が行進してる?っていう物音で目が覚めた。
シュラフの中で身を起こしてじーっと聞き耳立てたら、なんと!一番バスで入山した人の列が大量に涸沢や槍ヶ岳目指してる。すごい数。
自分たちは、、、自分たちは、どこへ行くあてもない。なんだか置いてきぼりにされた感満載。
地図見て思いつきで「屏風岩の偵察行こう」(人口登攀練習してないから多分無理)と決めてパノラマコース目指したら
”雪渓が多く残っていて通行止”というあっけない幕切れ。やけくそで横尾山荘まで歩き、蝶ヶ岳登山道の途中にある「槍見台」なんて洒落たベンチまで行くと、そこに見えたのは本家・槍ヶ岳ではなく、涸沢槍だったという結末。
けど、十分に幸せ。
翌朝はいつもの場所で朝飯作って食ってぼんやり山見て空気吸って。
平湯バス停に戻ってきたら見たこともない人の行列。千台近く止められる駐車場から溢れた車は、ヘリポートや路上にずらり。山の日ってこの先もこんな日になるのかなぁ。
帰りも高速は酷い渋滞。疲れた。けど、やっぱり休みがあれば、連休が来れば、行くんだろうな。しんどいけど、楽しいし。
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コメント
お疲れ様でした。
隊長情報を聞き、平湯のキャンプ場で日和ってました。
バスがそんな状態のところへ、年寄り連れて行かなくて正解。
投稿: か退院 | 2017/08/15 09:15
●か隊員どの、山の日は「山行ったらあかん日」ですわ。
投稿: ロラお | 2017/08/15 18:22
混雑っぷりに怖じ気づいて中々行けないでいます。
投稿: Shallow | 2017/08/15 18:57
●おじき、山ブームが変な方向に熱く燃えてますね。前も後ろの人で溢れている登山道を、先人たちはどう見ているでしょうね。
投稿: ロラお | 2017/08/16 13:37