唐松岳
あいかわらず「モルゲンロート興味なし」の我が家、なんとなく目が覚めて窓の外を見る。
スゲー、夜明け前の写真を狙う人がわんさか(強風&氷点下でっせ)。
大砲みたいなレンズ、重たいやろなー。
6時の朝飯に合わせてのそのそ起床。やっぱり山は早出に限る。この宿なら、お湯もらってカップラーメンと市販のおにぎりで済ませるのが一番よさそう。
7時、小屋スタート
いきなり”鹿島槍”あわらる。山なんか興味なくて自転車で走れる坂道以外興味ないわって頃に乗鞍ヒルクライムに出場するときに生まれて初めて木曽の山のデカさに触れて衝撃受けた。井の中の蛙、、、じゃないけど近所ばっかり走ってたらアカン、外へ、遠くへ、まだまだ見たことのない場所いっぱいあるって
当時から山を見てそう思ったので
天空に続く道は楽しいことばかり。
懐かしい五龍岳くっきり。だれか一緒に行ってくれる人募集中。
道標が。
残る一個歩いてないキレット。「大キレット」があんまりステキじゃなかったので、こっちはどうかな?
歩く。
またまた歩く。
痩せたリッジをすたすた歩く小池さん。あとで聞いたらナイフリッジとか全然怖くないらしい。自分なんか、落ちる妄想ばかりでぜんぜんダメだ。楽しいことしてるときは楽しくないことを思っちゃダメなんだろうな、なるほどな。
写真ではわかりにくいけど、スゲー風。フードの上から風速15メートルの風と雪が叩きつけて痛い痛い。
声も当然聞こえませぬ。
盟主、剱岳どかん。今も誰か登ってるんだろうなぁ。
そうそう、登ってる途中ものすごい地響きと破裂するような音が聞こえた方を見たら、「リアル雪崩」でした。
圧倒的なパワーで地面がずり落ちていくさまは、人間なんか到底太刀打ちできないなと。
さぁ、帰ろう。
小屋から往復6時間半かかった。やっぱり冬靴+アイゼンはとてつもなく重たい。踏み抜きも沢山。なにより絶えず吹き付ける風が怖くて、何度も耐風姿勢で足止め。けど、目の前に広がっていく息を飲む山容を見てたらなんぼでも歩きたくなる。
そうそう、BCスキーのヒトの多さ凄かった。自分もやってみたいなと思ったけど、ゲレンデ外を滑るって生半可な技術ではダメだとわかった。目の前でスベルBCスキーヤーのスキルは、かつて見たことのないほどのものだった。もう衝撃。
これからも身の丈にあった遊びをしよう。まだもうちょっと生きていないとダメだしな。
楽しい山旅だったよ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今回の風景は別格ですな‼
じっさいはえげつなく寒いんでしょうがw。
投稿: わがお | 2017/03/21 17:17
●わがお兄弟子、景色はよかったです。ただ、自分はほんまにこの寒さの中登らなアカンのか?と何度も自問自答しました。相当な怖がりなんです。
投稿: ロラおとこ | 2017/03/22 20:16
平地のポカポカ陽気からすると信じられない景色ですね
投稿: PEANA2 | 2017/03/22 20:48
●PEANA2あにき、一年を通して人気の山ですね。また、盛夏に行きたいですね。
投稿: ロラおとこ | 2017/03/27 11:09