未来の自分のために
週末、印象的なことが二つほど。
3シーズンほど使った冬季テント泊用のシュラフ。製造工程のなんらかのミスが原因と思われる故障発生。
致命的ではないにしろ、使いづらいことに変わりないので修理に持ち込む。こんなとき、モンベル本社が近くにあるってシアワセ。一週間後に修理完了連絡があり受取に。その場で確認すればよかったのに、持ち帰った後に修理が上手くいってないことが判明。
けど、今すぐ使う予定ないから特段ガッカリもせず、再び本社へ行って、かくかくしかじかですと再修理してくれるように言ったら、三日ほどして宅急便で戻ってきた(送料はむこう持ち)。
現物と一緒に、期せずして一枚の手紙が。デザインやカラー展開に「ん?」ってなることあるけど、こんなこと書かれたら、これからも買ってみようかな、使ってもいいなと思ってしまう。顧客満足度を大事にするメーカーは好きだ。
毎週土曜日は、介護職員資格講座の日。
ここ最近、毎週土曜晴天で、毎週日曜曇り/雨。教室の窓に広がる青空を見てはちょっと溜息をついて、また教科書に目を落とす。毎回違う講師の方で、みんな個性豊かで、介護現場の最前線で働いておられるベテラン。毎回感心するのはプレゼン能力の高さ。普段いろいろなタイプの障害を持った人や介護サービスを受ける人と対峙しておられるからだろうか、受講生を退屈させない、飽きさせない、興味を持たせる、ぐいぐい迫ってくる。
きれいごとだけではない、さまざまな話。
この日の講師の方は、なぜ今の仕事を続けているかについてお話してくださった。
「未来の自分のために」。
超高齢化に突き進んでいる現実は、誰にも止められない。自分も今にきっと介護される側になる。
そのとき、良質な支援が受けられるように、介護職の地位が少しでも向上するように、そして介護職を目指す人が増えるように。そんな希望を抱いてこの仕事を続けていると。
凄い大局観だ。凄い人はなんぼでもおるなー。
行ってよかった。
(なので、山への渇望今は封印中)
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コメント
父親の時から数えて丸5年が経とうとしている週刊介護ですが、褥瘡ケア等の医療行為は最初の1年だけやったとはいえ、その後残された母親の生活介助、身体介助、毎週淡々とこなしているとやや機械的になっていたのか、先週末はヨメから鍋の具材を持たされました。いっしょにつつくと大層喜んでくれたのを見てハッと反省しました。感情的になれば続かない長男介護業務ではありますが、情感持つ心の余裕は忘れたらいかんなと。
投稿: kiyo_g | 2017/02/07 13:58
●kiyo_gアニキ、毎週の支援活動ご苦労さまです。自分の親となるとつい喧嘩になったりひどい事言ってしまったり、いろいろ反省の日々です。ココロの余裕大事ですよね。反省。
投稿: ロラおとこ | 2017/02/08 13:56