老師と
毎年この時期”週末ひきこもり宣言”の小池さんを残して一人近所の公園に散歩に出かける。
ちょうどそこへウォーキング中の「クライミング老師」が通りかかって、さっそくロープ講習開始。
拳法の教えを乞うカンフー映画みたいやな、、、と思いながら。で、ひとしきり遊んだあと、自宅に戻ろうとしたら
ゲゲ!
アパート住人による年二回の草むしりの日だった。マズイぞこれは。
副理事長を拝命していたときも、参加しない人たちにあまり良い印象を持たなかったけど、自分もそうなるとは。
ただし今回は言い訳がある。二日前に業者による薬剤散布があったばかりで、まだ大量の農薬が残存している?そんな折に草むら入るってちょっとおかしいやん、、、ってことで。投書すればよかったかな。
困っていると老師が「草むしり終わるまで来る?」ってことで部屋に遊びに誘ってくださった。商売はすでに引退されて息子さんにバトンタッチ、作業場の一角に三畳間ほどの部屋貰ってるねんとおっしゃるのであとを着いていく。ドアを開けて目が点。
壁一面におびただしい数の登攀具がずらり。その数、大げさでなく、口実山荘やI井スポーツの展示品よりはるかに多い。カラビナだけでも100枚以上あった。国内に流通してないブラックダイヤモンドの、びよ~んって伸びチジミする(品名わからん)カラビナ付きデイジーチェーンとか
トップロープ用の専用滑車とか。
なかでも一番凄かったのは、マムート社の「クレバスに落ちた時に自分で脱出するようの1/6専用滑車キット」。
ロープにセットして細引を引くと、体が持ち上がるという凄いギミックだが、「1/6滑車」なので理科で習った通り、重さは1/6になるけど6倍引かないと上がっていかない。クレバスに落ちて朦朧とした意識の中でこれをやるのは
ムリがあると思う。
あとは、自分がこの先行けるかどうか見当もつかない北岳バットレス(の難しい方のルート)や八峰チンネのルートの話、明神岳に直登するルートの話とか、いろいろ教えてもらった。
不思議だ。80歳ちかい人と知り合いになるとは人生わからん。
昼からは、月刊長男、、、が隔週長男になりつつある活動でおかんをつれて隣町の公園まで散歩する
ビイルも持参。やっぱり70代も後半になると老化に加速がついてきてるカンジ。
自分も小池さんも、そうなるんだろうなぁとちょっとぼんやり考えた。
夕方は定例化した「銭湯へ」。水風呂の水温上昇に夏の訪れを感じる。
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コメント
後期高齢者とはよう言うたもんやなあと僕も思いましたわ。親父を見送った後少し軽減された週刊長男の業務内容が、最近再び濃さを増しつつありますオカン87(汗)
投稿: kiyo_g | 2016/05/17 13:01
●kiyo_gアニキ、週刊長男ご苦労様です。不思議な言動や行動にもジョジョに慣れなければと思う今日この頃です(汗。自分自身も不思議ちゃんになる日が来るのかとぼんやり、、、。
投稿: ロラおとこ | 2016/05/17 14:05