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2016/05/30

花さじき

月刊長男・別冊。

人間だけでなく、すべての生き物は、歳をとると好奇心が薄れたり出不精になったりするのを最近よく見聞きする。自分も遠くない将来、そうなるんだろうなぁ、、、、ってことでおかん連れて淡路島の保養所に一泊旅行。

自宅から一時間かからずに淡路島上陸。最近は、通り過ぎるだけの島だったのでこの島の国道(?)走るのがすごく新鮮。噂には聞いていたが、前からロードサイクルが来るわ来るわ、、、。ブログなんかで見知ったクラブチームのジャージの集団や単独の人やいろいろ。

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ふつーの商店の店先にもサイクルラックが設置されてることからも、”アワイチ”がこの島の重要な観光産業を担ってる?のかな。そんなことを思いながら島の中腹に向かって車を走らせると

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無料の観光花畑に到着。

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普段見ない景色を見て、脳みそを少しでもかきまぜてくれたらいいけど。
広大な丘陵地には四季を通していろんな花が盛りだくさん。延長線上の牧草地には就活中の肉牛が草を食べていた。
それはそうと、この場所に来るまでのステキなワインディング、全然知らんかった。7,8回「アワイチ」走りに自転車で来たけど、いつも目を三角にして海岸沿いばかり走っていたので、気がつかなかったんだろうな。今頃になって気が付くなんて、すごい勿体ないことしたな、、、、。

雨も酷くなってきたので早々に宿へ移動。

ローラー娘が保育園に通っていた頃から何度も来ているので、部屋にいても、食堂で飯を食っていても、なんとなく軽く物足りなさっていうのかな、そんなのが。その当時、必死で子供に飯食わしてワーワー騒いでる横で、夫婦とその両親だけという構成で来て静かに飯くってるテーブルがあったけど、まさに今我が家がその光景そのもの。

小池さんも同じ事を考えていたようで、空港で韓国の飛行機が燃えてて大変というニュースの件を、飯のあと、Lineで仕事忙しかったやろ?という問いかけていたけど、「まぁね」ってかんじの返信が。

スーパードライやな、、、。

普段一人で暮らすおかんは、やはり誰かと一緒に飯食うと「話違うやん」ってほど良く食べよく飲む。あと何年生きるのか知らんけど、生きてるあいだに思い出作ってやらんとアカンかも。喜んでくれてこっちもホッとした。

遠くなくてもほんの近くでもこうして旅行行けたらいいな。

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2016/05/26

わさびマヨネーズ

残業終わってAEONに寄る。夜の九時もまわると鮮魚の陳列なんて空っぽ。売れ残っているものと言えば、生食用の”疲労を隠せない”ホタテの貝柱とか、固く口を閉ざしたアサリのパックとか。そんな中、キセキが。

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鱈が3切れ120円。献立、ムニエルに決定。ここでフト、少し前にネットで見たソースで食ってみようと思い立つ。

マヨネイズ+醬油+練りわさび+レモン汁をごりごり混ぜて作った”わさびマヨネイズ”がこの夜のトピック。
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塩もみしたキュウリの千切りとかいわれ大根をニニエルにソット乗せてわさびマヨネイズどっぷり付けて。

うまかった。

弁当に持っていこっかなと考えてる最中にも食ってしまったので、結局そのプランは果たせず。

~そのほかの出来事~
小池さんの雨合羽、3年で裏地剥がれるの巻。5年間で二着もダメになるなんてありえん。メーカーによって得意不得意あるんだろうか。ともあれもうPゴニアの雨合羽は二度と買わない->Mベルの雨合羽到着。細かいとこまでよく出来てる。

押し入れに保管してあるチネリのフレーム、だんだん邪魔になってきた。オキナワもこいつで走ったなといろいろ思い出あるけど自分はコレクターじゃないんだ、、、どうすっかな。


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2016/05/24

とまと

残業後、人気の薄れたAEONに寄る。
”新玉ねぎ”のポップにつられて5個お買い上げ。たいがいいつも、作り始めてから食べたい物を決める派だが、
この日はむしょうにトマトが食べたかったので、ホールトマトの缶詰と一緒に煮込む。
ブロック肉を煮込んでたら日付変わってしまうので、かしわのミンチで高速化をはかる。
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このトマトの缶酎ハイおいしいね~。

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”新ジャガ”も買ってしまったのでポテサラに。本当は、ポテサラに混ぜてあるミカンとかパインの缶詰がスキかも。子供やな。

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本読みながらアテつつく。

ローラー娘が家出て約二か月経過。
家事労働がびっくりするほど減った。洗濯など三日おきでもイケるくらい。
掃除もギリギリ週一。掃除せんでも死ねへんがな~という思いを小池さんも持ってるのでまぁいいかと。
ホットプレートは言うに及ばず、食器類を大量に棄てたもの効果絶大。着ない服、履かない靴も。

死ぬときは、手ぶらが理想かな。


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2016/05/23

六甲&六甲

土曜日、快晴。朝から厚い。
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老師からロープレスキューの講習やりますからどうぞと連絡もらって、早朝から近所の児童公園に行く。
本でしか見たことのない滑車システムの構築をひとつひとつ丁寧に教えてもらった。

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実際にこれが役立つ(遭難)現場に居合わせたくないなぁ、、、が本音。ともあれ自分一人で構築できないにしろ、全然知らないよりいっぺんでも見たことあるわーってのが生きてくればいいなと。
本当は小池さんにも参加してほしかったが、相変わらずの業爆続きで、この土日もマグロ。しかも、二日間で淡麗350mlを1ケース空にしてしまうという快挙達成、、、うーむ。

講習が終わってもまだ昼前なので六甲パトロールへ。
新緑の季節、森の中は前後左右上下すべて「緑一色・ツモ!」ってカンジ。岩に寝転びサンドイッチをほおばり、お茶を飲んで木々の間からみえる音の無い静かな青空を見上げる。下山後立ち飲みに寄って酩酊。あんまり覚えてない。

日曜日、快晴。朝から厚い。
小規模の二日酔い。たまっていた家事をこなしてまたもや六甲山。もうなんていうか森の中に浸かっていないとダメなカンジのダメ人間。

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芦屋駅前で買った「タコ飯の握り」をぱくぱく。水加減がちょっと多いけどおいしかったな。

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ほどなくして団体さんが休憩にこられたのでその場を離れる。酒もだいぶ抜けてきたので結局山頂経由して有馬へ下山。

トピックス~
ラブラドールの大型犬が峠を歩いていた。あの巨体でそこまで登ってきたのはさぞかし大変だったろうに。小川の水がぶ飲みしてたのが可愛い。

何人かトレランの人に追い越された。自分は別段何とも思わないけど、六甲でも”トレラン排除”の流れがあるらしく、団体を追い越すのも・ものすごく気をつかっているのがわかる。道幅が広くなるまでひたすら団体さんのアトをトボトボ着いて行く彼らが不憫だ。そんな不自由な思いをするくらいなら、自分で地図みて谷でも尾根でも縦横無尽に走ればいいのに。


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2016/05/19

余裕

Niku
余裕無いけど晩飯にラボで肉じゃが作ってみたが、あると思っていたジャガイモの在庫が無い。
糸こんにゃくやめてくずきりにしてみたら、案外イケた。

イロイロ家事もすっかり手抜き続きでちょっとマズイ。
早く定年にならんかな。


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2016/05/16

老師と

毎年この時期”週末ひきこもり宣言”の小池さんを残して一人近所の公園に散歩に出かける。

ちょうどそこへウォーキング中の「クライミング老師」が通りかかって、さっそくロープ講習開始。
拳法の教えを乞うカンフー映画みたいやな、、、と思いながら。で、ひとしきり遊んだあと、自宅に戻ろうとしたら

ゲゲ!

アパート住人による年二回の草むしりの日だった。マズイぞこれは。
副理事長を拝命していたときも、参加しない人たちにあまり良い印象を持たなかったけど、自分もそうなるとは。
ただし今回は言い訳がある。二日前に業者による薬剤散布があったばかりで、まだ大量の農薬が残存している?そんな折に草むら入るってちょっとおかしいやん、、、ってことで。投書すればよかったかな。

困っていると老師が「草むしり終わるまで来る?」ってことで部屋に遊びに誘ってくださった。商売はすでに引退されて息子さんにバトンタッチ、作業場の一角に三畳間ほどの部屋貰ってるねんとおっしゃるのであとを着いていく。ドアを開けて目が点。

壁一面におびただしい数の登攀具がずらり。その数、大げさでなく、口実山荘やI井スポーツの展示品よりはるかに多い。カラビナだけでも100枚以上あった。国内に流通してないブラックダイヤモンドの、びよ~んって伸びチジミする(品名わからん)カラビナ付きデイジーチェーンとか

Re
トップロープ用の専用滑車とか。

なかでも一番凄かったのは、マムート社の「クレバスに落ちた時に自分で脱出するようの1/6専用滑車キット」。
ロープにセットして細引を引くと、体が持ち上がるという凄いギミックだが、「1/6滑車」なので理科で習った通り、重さは1/6になるけど6倍引かないと上がっていかない。クレバスに落ちて朦朧とした意識の中でこれをやるのは

ムリがあると思う。

あとは、自分がこの先行けるかどうか見当もつかない北岳バットレス(の難しい方のルート)や八峰チンネのルートの話、明神岳に直登するルートの話とか、いろいろ教えてもらった。

不思議だ。80歳ちかい人と知り合いになるとは人生わからん。

昼からは、月刊長男、、、が隔週長男になりつつある活動でおかんをつれて隣町の公園まで散歩する
ビイルも持参。やっぱり70代も後半になると老化に加速がついてきてるカンジ。
自分も小池さんも、そうなるんだろうなぁとちょっとぼんやり考えた。

夕方は定例化した「銭湯へ」。水風呂の水温上昇に夏の訪れを感じる。

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2016/05/11

特価品

晩飯日記。

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賞味期限の迫る特価品のもずく酢を買ったので、キュウリとカニカマでそれなりに。
賞味期限の迫る特価品のキムチも。

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賞味期限の迫るかしわのささみは、延命措置(冷凍)せず、「ささみ・梅しそ」にして焼く。

帰宅途中によるAEONは、夜九時も回ると売れ残りのオンパレード。何故それが売れずに残ってしまったのかいろいろ妄想しながら買い物するのは楽しい(楽しないけど)。

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2016/05/10

水菜

”ちいさいおとこ”のGW明け初日が終わった。

予想していたほど悪くないが、期待したほどよくも無い、、、っていう日だった。
日本中のサラリーマンは同じ境遇で戦っていると思うと、頑張らねばな。

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照明を落としたラボで晩飯作り。水菜と厚揚げの煮びたしに取り掛かるが、呑みながらの作業は時として妙なシナジー効果を期待しての行動(嘘)。
厚揚げの油を落としたくて熱湯かけたけど、なんか弾力無くなってしまってガッカリ。やっぱり煮びたしは、薄揚げじゃないとアカンのかな。市販の麺つゆを薄めて使ったのも失敗。
やっぱり横着したらアカンってことか。

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アマゾンから二冊購入。上巻は古本で下巻は最新のもの。年代で岩の攻略図がどうちがうのか興味があったのでこんなカタチで買ってみた。

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岩のルート図って書いた人の目や主観が大量に投入されているので、それを鵜呑みにして現場に入ったらド偉い目に遭いそう。登る技術よりも、行き詰ったときの敗退方法を先に練習したほうがいいのかな。

呑みながら、そんなことぼんやり思う夜、けっこう楽しいな。

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2016/05/09

ちいさいおとこ

結局、10連休にしてしまった。

「してしまった」というか、もともとは労働組合組織運営として2日と6日は休みましょう、、、みたいな通達があって、多くの社員はすんなりそれを受け入れたようだが、そうでない人も大部分いた様子。

休むには休んだけど、終日、職場からの呼び出し電話に怯えて落ち着かない時間を過ごした者も(わしや、わし)。とりわけ6日は自宅に居ても緊張しっぱなし。GW前にはキッチリToDoリストを何度も何度も見返して、積み残した仕事無いか確認した筈なのに、それでも不測の事態が起きやしないかとか、作った資料が蓋を開けてみると全然ダメダメだったらどうしようとか、

まったくつまらない想いをしながら休みを過ごしてしまった。

そんなだから、5月8日の夕方は、当然のように胃が痛くなってしまった。こんなこと前代未聞。
明日出勤したら、どんな惨事になっているんだろうか?とか、
2秒で絶望させられるような内容のメールがわんさか来ているんじゃないだろうか?とか、
職場と違う方角に足が向いてしまって出勤できなくなってしまうんじゃないだろうか?とか、
駅のホームからストンと、、、なんて嫌な妄想まで。

たかだか10日休んだくらいでこんなにも深く思い悩むんなら、大型連休なんて無い方がいいじゃないか?とか思ってしまって結局

朝まで熟睡できず。

そんなことを職場でポツリと漏らすと、「俺もおんなじやわ」と言う人が何人もいて、力なく笑いあった本日です。

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2016/05/06

タタキ

下山後、ソッコーで高知を目指すのだ。この日の宿は一人一泊3,400円(素泊まり)。
しかしさすがに剣山から高知駅前まで遠い。遠いし道狭いし混雑してるしで、ええことなし。

ホテルの部屋は四畳半の和室だったがそんなことはもうテント暮らしを思えば天国。

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観光場所になっている「ひろめ市場」に突入。なんかもう巨大な居酒屋状態。喧嘩してる客もいたりするが勝手にやっとけ!こっちは食いたいものを目指すのみ。

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藁で焼き立てのカツオを岩塩でよばれる。酒はもう一杯500円という値段を無視して、生中をばかばかしばく。
ついでに日本酒の”鯨酔”とか”司牡丹”とか銘柄無視でばかばかしばく。

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安くはないけど、もういやしいほど食べる。焼き立てを大阪でも食べさしてくれる店あるのかな?

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ふらふらで宿に戻る途中にコンビニで買った「ホームランバー」が沁みた。

贅沢なほどグテグテの山旅だったしお金も仰山つこたし、けどまぁいいや。
次どこいこ。

その前に、仕事やな。GWおわんの、、、嫌やな、、、。


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剣山

GW後半。

計画通り、大阪から淡路島を経由して徳島入り。前日もカレンダー通り深夜まで仕事した小池さん、車の助手席でホボ死体状態。登れるんかいな、、、?ってかんじ。

昨年初冬(12月頭)、まだたいして雪ないやろなと甘く見て、スタッドレスタイヤの限界ギリギリでたどり着いて結局登れずえらい目にあった日からの再訪。しかし、、、身構えた自然の猛威よりむしろ、ICからすでにジリジリと始まった「剣山渋滞」に驚いた。
ICから50キロ近く続く、車一台分のくねくね道の離合はほんま大変だったけど、まぁそんなこんなで

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リフト登山。ついこの前のギリギリ登山ばっかりじゃ、身が持たないからこんなカンジがちょうどいいかな。

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リフト駅から30分ほどあるくとこんなカンジ。普段着のヒトも沢山いた。風が強くて思わず「あの恐怖」が蘇る。

苦しい、辛い、ばっかりが登山じゃないなと最近思ってきたので、こーゆーのも大事だと思う。
フト、視線の先にステキな稜線の道が見えたので、いってみる。

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視線を落とすと、国内ダートフリーク憧れの「剣山スーパー林道」が見えた。
自転車をやってたころなら絶対スーパー林道走りに行っただろうけど、今はやっぱりさらにその上、ソラにより近いとこが好きかな。
どっちが凄いとか凄くないとかそんなことではなくて、自分が見たいと思う景色の方に行けばいいと思う。

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「次郎笈(じろうぎゅう)」っていうピーク到着。360度の展望とポッカリ浮かぶ雲。ときどき吹く強い風。
絶景なんてもんじゃなく、遠くまで続く山並みを見て、ただただポヤ~ンとするしあわせ。
遠くの稜線には豆粒みたいな人が歩いてたり。みんな全身で自然の中で遊んでるのがこっちまで伝わる。

自分の居たい場所はやっぱりこーゆーとこなんだと。

さぁ、おりようか。高知にむかってレッゴー。


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2016/05/02

避難

小屋の中はストーブが焚かれ、避難者は毛布にくるまってうつろな目をして、、、、なんてことは全然なく、ずぶぬれのカッパをとりあえず脱ぎ、避難しているほかの登山者とともに、暖房の落とされた土間の一角で、冷たく冷えた板の間に所在なくしゃがんだり寝転んだり。

あ、そうか。自分たちは宿泊者じゃないんや。好き勝手にテント張って、ヤバくなったから避難さしてもらってるダケなんやここは旅館やホテルじゃない。「山小屋なんや」とこのとき愕然としながらその事実を飲みこんだ。
”宿泊料金払うから、今から布団用意してくれ”とはだれも言わない。すべて自己責任。

ザックごと避難してきたヒトは寝袋にくるまることができる。あったかいラーメンにありつける。
けど、自分たちのように着の身着のまま逃げて来た者はただただ震えながら暗い土間で耐えるしかない。空腹もつらかった。白菜やきのこばっかりで炭水化物を食ってない晩飯を呪った。腹がへるからよけい寒い。
なんとか眠ろうと必死で努力したけど、耐えがたいほどの冷気が床板が伝わってくる。ああ、風邪ひいたら明日下山できやんかもしれんな、、、まいったな、、、そんなことを思いながら時計ばっかり見る。

ぜんぜん時計の針、すすまんやん。

テントどうなったかな。もう無いかな。アイゼンは重いから飛ばされてないと思うけど、明日の下山はつらいものになるやろな。そんなことばっかり考える。外の咆哮はまったくやむ気配が無い。

午前5時になったらテン場に戻ろう。そして荷物が残っていればすべてザックに詰め込んでいったん小屋に舞い戻ろう。そこで体制を立て直して下山。それと撤収の段取りを何度も小池さんと復習し、再び外へ!
腹が減ってますます風に逆らえないけどもう、行くしかない。

あった!

布きれだけになったテントや、ペシャンコになったテントや、荷物が散乱してたり、その中で我が家は大量の石を置いた状態。這うようにして中に入り、必死の必死でザックに詰め込む。その間も暴風雪は容赦ない。鼻の穴にも耳の穴にも雪が。顔痛い!手痛い!あ、ポール折れてる!フライ破けてる!テント、、、わからん!
翌朝用においといた雑炊用の汁を入れた鍋が凍りついて地面から剥がれない。

ごめん放置!

ペグが数本凍って抜けない。

ごめん放置!

ほかにもこまごました備品が風で飛んでいったが

もう知らん!わからん!

下山路も当然ホワイトアウト。必死でコース上に建てられた旗竿を探す。一本見つけては次、そしてまた次。
前日とはまったく違う路面やコースにGPSで確認したかったが、立ち止まることすらできない風と雪。
ピッケル、、、もってくりゃよかったな。そんなコト思いながらともかく歩いた。

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自分のいた山域でも数人が無くなったらしい。谷を挟んだ山でも滑落や低体温で4人。その隣でも5人。
晴れれば半袖のTシャツで過ごせる反面、荒れると一瞬で厳冬期になるのがGWの山って聞いてたけど、

本当だった。

テントや鍋が無くなったけど、自分の無くしたモノなんてその程度。山で死んだらアカン。
自然の中で遊ぶってホンマ大変。

シビレタ旅になりました。


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蝶ケ岳

過去二度登った山。百名山でもないけど、頂上からの展望がエゲツなくて、自分の中では「槍・穂高の展望台」っぽい場所。いつもなら、岐阜県側からプラン建てるはずが、駐車場代、バス代、上高地の混雑とかいろいろ悩んで、松本側から登ることにした。結果的に、ヒトが少な目で静かな山歩きができたのでよかった。


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登山口すぐの道標。こーゆーの見るとこの先どんな景色が待ってるのかドキドキする。

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久しぶりにがっつり荷物を背負う小池さんの足取りが不安。自分は冬用テント一式と水4リットルほかいろいろで22キロ。ザックの肩ひもが食い込んで痛いけど、楽しみのほうが大きいから足取り軽め。

日差しは燦々と降り注ぎ、小鳥がピーパー鳴き、森に吹き抜ける風は五月の匂いを強烈に発し、もうなんちゅうか生きててよかったしか思いつかない時間。標高二千メートル超えたあたりから雪面になり、アイゼン付けてのそのそ登るが、失敗は

ピッケル持ってこなかったこと。

「こんだけ気温高いねんから絶対いらんわ」と判断したけど、やっぱりGW/残雪期なめたらアンカン!

仕方ないのでトレッキングポールで急場をしのいだが、けっこうヒヤヒヤ。
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穏やかなテン場について酒飲んで昼寝という至福の時間。自分が山を好きになった理由は、歩く以外の時間は、ひたすら「飲む、食う、寝る」しかないこと。しかも目の前は”信じられない景色”のてんこ盛り。

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この信じられない景色からとんでもないことに。

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昼寝から目が覚めてそろそろ晩飯食うかって頃(夕方5時)、風が少し強くなり始めたのでテントの中で鍋することにした。具材が少なくて粗末な鍋だが、ひさしぶりに山で食うのでめちゃくちゃ美味い。ただ、相変わらず風が強くてテントがバタバタするのだけが気になる。以前は風の影響が少な目な「はい松」の影に隠れるように張るけど、この時は天気予報が晴れ!っていうので景色のよい稜線に建ててみたが、

寝袋の中でウトウトし始めたころ、誰かが背中を押している。薄目を開けたが、小池さんやない。ん?と思ってメガネを引き寄せてよく見ると、

天井が目の前に。

外は聞いたことのないような何かの咆哮。そしてもんのすごい大量の砂粒を誰かがテントめがけて投げつけてる
いったい何が起こってるのか一瞬理解できないでいたが、ともかく風が凄いということだけはわかった。
ともかくテントが風で変形しかかっているので張り綱を点検しなくちゃと思って寝袋から這い出てアウターを着て外に出た瞬間目の前に広がったのは

数時間前まで真夏だった地面が、、、一面銀世界に。

おまけに直立できない!吹雪が凄くて目が開けられない!

暴風雪。

重いけどまぁいいかと思って背負ってきた冬用フライシートが幸いして、なんとか形を保っているけど、隣のテントなどほとんど型を保ってない!
風雪の中、手探りで大き目の石をかき集めてどんどんフライシートのスソに乗せていく!その間にも自分の体が暴風であちこち持っていかれそうになり、なんかもう

どうなってんねん!これ!!!???

テントの中に舞い戻って時計を見ると19時過ぎ。過去の経験だと、2,3時間もたてば低気圧が移動して静寂が来るはずなのでそれまでともかくテントが倒れないように小池さんと背中で2方向を支える作戦。そんなことをしていても一向に風が弱るどころから、会話も聞こえないほどになってきた。

時間はすでに0時になろうとしているとき、回りから悲鳴に近い人の声が。どうも倒壊している人が続出している模様。同時に、小屋のヒトが懸命に避難を説得しに回っている。もっと早めに避難すべきだったのか?とか、あと少し耐えれば風も雪も弱くなるかもとかまったく根拠のないままどんどん風雪が強くなり、はり綱が切れてテントが浮き上がりかけてきた。

ケータイ電話と財布だけを持ち、ついには避難を決意。ヘッデン突けても吹雪でほとんど手元が見ない中、小池さんはよろけながら必死でテントを抑え、自分はポールを抜いてテントをペシャンコにする作業。
しかし、抜けない!かじかんだ手は感覚を失い、もう泣きそうなる。ポールとテントの接合部を切ろうにも、ナイフはザックの中。
なんとかポールを抜いてテントをぺしゃんこに、回りの石を集めてその上に載せて重しにして、小屋に急ぐが

小池さんが来ない!

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なんと!風で飛ばされてしゃがんだまま動けなくなっている。少しでも立ち上がると漫画みたいにくるくる回ってひっくりかえる始末。

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松本

例によって、登山前日はもよりの街(松本市)のビジホに前泊。
自分の体力の衰えとか、前日も終電の小池さんの体調を考えると、もう明け方三時、四時から車飛ばしてそのまま登っるってちょっと無理かも。

それよりも、渋滞を避けて早めに家でしたら、トントンと行ってしまい、正午過ぎには松本駅前に着いてしまった。チェックインまで三時間もある。困った、、、

困ったのでストックの無くなったコンタクトレンズを作ることにした。

全国展開してる店なんで、診察券なんかなくてもヘーキやろなと思ったけど、

思った通り。


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そんなこんなでビジホの部屋は前線基地状態。
部屋の窓から常念岳、燕岳、うっすらと穂高連峰が見えたりして気分が高まるし、TVの天気予報は楽しいことばっかり言うしで、いやでも盛り上がる。

しかし、このときまだ、自然の猛威を知る由もなし。

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