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2016/02/14

西穂高の手前まで

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12日、、、有給休暇取得。
晩秋とか残雪期のテントの中で震えながらパンをかじって、小屋のほうを恨めし気に眺める自分たちが、この日は反対側に居る。お金と引き換えに安全と余裕を手に入れ、反面、自由をちょっとだけ手放す寂しさも。
やっぱりテントがいいかな。。。

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常念岳のほうから陽が登る。会社では今日もどんな出来事が起きるのやらと、なぜか一人この場所の空気を吸っていてうしろめたいのはなぜ。

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登る途中で撮った写真はわずかにこれ一枚。
小屋を出てすぐに飛騨側からの暴風を受け続け、目出し帽とゴーグル、耳あて、フードをしっかりかぶり、インナー手袋+テムレスを着ける。凍傷が怖いので一切皮膚を露出しないようにビクビク。
小池さんとの意思疎通も怒鳴らないと聞こえないので、途中からほぼ無言。

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天気のいい夏場は何でもない楽しいルートなのに、すべてが豹変していびっくりした。
とくに雪と岩でナイフリッジになってるとこなど、アイゼンささらなくてピッケルのブレード刺してそこだけで支えるので、気の小さい自分など喉カラカラ。

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前穂高も奥穂高も、こんなちっさい人間をどう思ってみているんだろうね。

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スキあらば行くかと思った西穂高の本峰は遥か先。先行者の姿が見えるが、自分ならとても丸腰ではいけないな。独標にボルトで支点作ってあったから、ロープとハーネス持ってきてまた挑戦する日もあるかな。

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名残惜しいが下山。クライムダウンの順番待ちに並ぶ。アイゼンの前爪蹴りいれてピッケル思いっきり雪面に刺して心臓ドキドキさせて、一手づつ。

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非日常からようやく安全地帯に戻って、乗鞍や白山を眺める余裕も。乗鞍の鞍部のしなやかなカーブはいつみても綺麗だなー。

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さぁ、モンスターのあいだを抜けて現実に帰ろうか。

●今後へのメモ
 ・冬場は一泊なら二人で水4リットル+αで十分
 ・アイゼンの爪をもっと研ぐこと
 ・ロープウェイ駅~小屋まで登り1時間20分、下り1時間
 ・小屋から独標往復2時間
 ・トレッキングポールとアイゼンは部屋に持ち込まないと一晩で凍ってしまう
 ・ピッケルを持つ手が氷のように冷えるのでテープまかないと。

いい山だったな。怖かったな。

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コメント

あらたな世界へ着実に突入してますね。
リスペクトします!
寒いのとドキドキするので自分には無理かなぁ。

投稿: わがお | 2016/02/14 17:23

いいですね~
行ってみたいと考えながら遠くて金がかかるというイメージでなかなか行けません。

投稿: PEANA2 | 2016/02/14 20:22

雪山という次の次元に進まれましたね。
自分にはその世界は絶対に無理だと思います。
アニキも小池さんも凄いな〜と思う限りです。

投稿: uechicchi | 2016/02/14 21:03

●わがお兄弟子、こんにちわ。”つるべ”で行きたい場所が沢山あります。待ってますよ!
●PEANA2 あにき、子供が手を離れたので漸く、、、ってカンジですわ。山は逃げないけど行く時間と体力はどんどん逃げます。焦ってます。
●uechicchiアニキ、自分ももうこっから先は行かないつもりです。楽しい範疇で遊ぶのが一番ですしね。

投稿: ロラおとこ | 2016/02/15 08:15

天気が良かったのが救いでしたね。これで吹雪ならとんでもなかったのでは?たぶんぜんぜん楽しくなかったでしょうね(笑)

投稿: さかじい | 2016/02/15 14:03

●さかじいアニキ、登山口に着いた段階での高層天気予報で、西穂にするか八ヶ岳にするか迷いました。吹雪になったら小屋でマンガ読んで下山するつもりでした。

投稿: ロラおとこ | 2016/02/15 15:06

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