剣山
「安心してください、登ってませんから、、、」。
金曜日の残業後、説教部屋のような息苦しい忘年会を終え、心身ともに疲れて帰宅。
同日夕方には、この日で定年退職される先輩の挨拶があったり、今の仕事の先が見えずに自ら早期退職していく同期の挨拶があったりしたもんだから、いろいろな感情がないまぜになり、
サラリーマン人生で最大級の、悩める忘年会。多分この気持ち、一生忘れんと思う。
やれやれ。
たいして飲まなかったので6:00起床。
なのに昨夜の気持ちを引きづったまま、体は布団の中。のそのそと起きて山へ行く準備をノロノロする。
レジャー気分で登れるだろうという想像で、徳島県の剣山を目指して車を走らせる。
阪神高速~明石海峡大橋~淡路島~徳島道となんの問題もなく、天気もまずます。順調にいけば10時過ぎには登山口について、、、という妄想は、山間部に入ると一変
6シーズン目に入ったスタッドレスタイヤは、ヘアピンカーブで何度も空転してビビリまくる。
登山口まで延々40kmの道のりを時速20キログラムで走り続けて喉もカラッカラに。
自宅から6時間かかってたどり着いたトキには、すでに山容も見えやんほどのガス。駐車場もすかすか。
四国で唯一のスキー場がある土地はやはりダテじゃなかった。この先もおそらく四駆じゃないと無理かも。
同じ道を戻る根性持ち合わせていないので、陽のあたる南側斜面の国道で帰ろうと。途中観光スポットもあるしってことで下山。
「かずら橋」架け替え中?
そこらへんに自生するツタを使った橋なので、またに架け替えるとは聞いていたけど、ドンピシャに当たるとは。
※この道の先にも別の”かずら橋”ってとこがあった。饅頭にも元祖やら本家やらあるから、橋にもそーゆーのがあるんだろうと自分を納得させる。
道はいつまでたっても狭いまま。時折集落があったりする程度でかなり寂しいかんじ。どうして平家の落人はこんな山深いところまで逃げ伸びる必要があったんだろう、、、。
てな事を考えつつ
景勝地・大歩危到着。紅葉も終わってさむざむしさが残るばかり。けど、土讃線のたたずまいがステキなので次の青春18のターゲット候補にしてもいいかな。
平家の落人の常食って書いてあった「祖谷蕎麦」をよばれる。”つなぎを使ってないのでボソボソ切れる”という説明書き通り、ぼそぼそ。やっぱりフツーの蕎麦がいいや。
せっかくなんで琴平でうどんも食べておく。
せっかくなんで讃岐富士も見ておく。
油と高速代を120ドル近く使って820円の蕎麦と150円のうどんを食べにいくという贅沢な日帰りになってしまったが、あとで調べたら、徳島の冬の山はアプローチが核心部だとわかった。
納得。
香川、徳島と、学生生活を送ったが、お金も無いし情報も無いしでどこへも出かけていなかったのは悔やまれるけど、まぁいいや。これからこれから。
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コメント
なんぼ雪が少ない地域だとはいえ、スタッドレス6シーズンはデンジャラスですよ
山が減ってなくても、ゴムが固くなります
投稿: KAZZ | 2015/12/20 20:28
●KAZZあにき、それ痛感しました(汗。自宅隣の車が新品のスタッドレス付いてたので触れてみてビックリ。
全く別物ですね!
投稿: ロラおとこ | 2015/12/21 11:39
昔、剣山スーパー林道をシクロで走り、楽勝と舐めててえらい目にあいましたぜ。食い物も持たず、ライトも持たずに突入。あきれるほどの延々と続くガレ道、空腹、日没となり危うくサイクリングで遭難やった
投稿: やまさき | 2015/12/21 13:50
●やまさきくん、高知、徳島の県境あたりの秘境っぷりは凄かったねー。夜は怖いやろな~。
投稿: ロラおとこ | 2015/12/21 16:47