雄山
気温マイナス15度、風速20メートル、晴天。手袋の中の指の感覚無し。
宇宙っぽい。
~
地鉄の中でも缶ビイルをしばき、なんかもうフラッフラで立山~室堂着。
紅葉も終焉だったせいか、観光の人も大陸のひとも少なめ。いつものテント泊ではなく
”みくりが池温泉”というホテル山小屋へ。事前に聞いてたとおり、なにからなにまでホテル。たぶんこんなトコばっかり泊まってたら堕落してしまって、山登る気力無くなると思う。
噂どおりのステキな晩飯。
噂どおりのステキなバイキング朝食。
けどやっぱり当分いいかな。体力無くなってテント泊縦走出来なくなったらまたいつか泊まろう。そんなカンジ。
そんなことよりも、土曜日の夜の天気凄かった。
相当荒れるという予報どおり、建物がなんども揺れるほどの風雪と雨が窓を叩いてビビッた。
テントだったらアウトだったかもってぐらい。なので、日曜もダメなんだろうなと思って寝たら
キセキの逆転現象。
風もなく(この時点では)、気温も低くなく(この時点では)、なんの不安もなく(この時点では)、予定通り立山三山一周にしゅっぱつ。
「一ノ越」から見えるお約束の槍。
なのにここから状況が一転。風がドッカンドッカン吹き付けてくる。
フツーに登っているように見えて、じつはこのときも15メートルほどの風で、リュックが持っていかれそうになる。
慌てて目出し帽かぶったりゴーゴル出したり。立ち止まると体冷えてきて、指先の感覚もどんどん薄れてしまってちょっと焦った。
雄山神社で暴風をしのいでパン食べたり山座同定(?)してみたりいろいろ。
このまえ歩いた、唐松、五竜、鹿島槍がクッキリ。じつは今回登った目的は、あっちから立山見えたのでじゃあ立山からあっち見たらどんなふうに見えるんだろう?って単純なとこから。
一番驚いたのは、鹿島槍って相耳峰なのに二つが重なってしまって一個しか見えないって事実。
ISのヒトっぽい、、、。
小池さん、山に魂奪われている図。この時点でもう立山一周しなくてもいいやんってことで一致。
あとは一目散に下山。気圧のせいなのか気温のせいなのか頭ちょっと痛くなってきたし。
鉄道の乗り継ぎがそこそこうまくいったので、大阪の自宅には大河ドラマが始まる前に戻れた。
テント持って行かないって改めて凄い楽、、、だけどやっぱりちょっとこう地面の上でゴロンと寝る楽しさとかやっぱり好きかな。あと、冬山の衣装でまだ少し検討の余地ありがわかった。
楽しい山だったな。
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コメント
もう冬山の季節ですね。
暫く冬眠します。zzz~
投稿: ハム | 2015/10/26 18:12
●ハムあにき、自転車乗らんしスキーしないしマラソン興味ないから、ハイキングでもしないと熱燗の奴隷になりそうです私。。。。
投稿: ロラ男 | 2015/10/26 20:27