八峰キレット
9月22日
しっこいくついでに見た雲海。雲の下ってどうなっているんだろうっていつも思う。
どん兵衛の蕎麦とご飯と漬物少しの朝飯。ここの雨水けっこう甘くておいしい。
トイレ事情は悪いけど、トイレまでの距離は前日の唐松山荘と比べたら天国かも。おまけにほとんどのエリアがフラットなので寝ていて転がっていかないのも吉。
さあ、いくか。この、街で見るソラとは違う青色のソラが好き。それと地球じゃないみたいなザラザラ灰色の道も好き。背中は相変わらず思いけど足取りは軽いのでいいかな。
とくに何事も無く頂上へ。あんまり広くない。卓球はできるけど、バレーボールは無理っていう広さ。
どこへ行っても「槍」は「槍」。まだまだ行ってない山ばっかりやなーとか、そんな気持ちでいられることが凄い幸せ。
ほとんどの人はここでノンビリ景色楽しんでまた小屋に戻っていく雰囲気の中
自分だけ心臓の鼓動が早くなってきて、手のひらにじんわり汗までかいたりして。
ゆく先を見ても、恐ろしくギザギザしているダケでまったく見当つかず、、、だ。あきらめてヘルメット被って前へ。
鎖も梯子もなく、フツーにクライミングする場所が随所に。
これ以降、ほんまにカメラ出す余裕ゼロ。おやつを口にできるような場所もあんまりないので、つらい。鎖が無くてもいいと思うところもあれば、ここ鎖絶対いるやん!って不安定な場所も沢山。
なにより、岩質がぼろぼろで、あっちこっちの谷から巨大な落石の音が響き渡り、そのたびに手足が止まって生きた心地がしない。
ここまで多く鎖場が連続して切れ落ちたやせ尾根が続いてやれやれと思ったら次はほっそい・ほっそいザレ場のトラバースがあって、だんだん
シンドクなってきた(気持ちも)。
これ以上は無理ってとこで、小屋現る。
場所柄、テン場がないので一人6,000円で素泊まり。事前に予約してあったので驚きの
個室をあてがってもらえた。個室といってもカーテンで仕切っただけだが、それでも十分。
前日までは廊下にもあふれるぐらい人でいっぱいだったらしい。事実、予約の電話を入れたら「無理です」とアッサリ言われたほど。このコースを八方から扇沢に向かうコースにしたのも、このキレット小屋に泊れる日ってことで計画したので。
※ここも雨水は1リットル100円。甘くておいしい。スーパーなドライとキリンのエビスが同じ値段(650円)だったので迷わずエビスを。
トイレ事情は最高だった。自炊室も綺麗だし、またいつか泊まってみたいかも。
そろそろ自分から発生する匂いが気になり出してきたが、無視して寝る。
凄い登山道だったなぁ。
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