鹿島槍ヶ岳
9月23日
この日も難路歩くので、憂鬱な気分で起きる。フリーズドライのカレーと、ちょっと手間かけたちらし寿司の朝飯。インスタントの錦糸卵がケミカル色強くてまいった。
6:20スタート。凄いところに小屋が建っているので平地が無い、、、なので小屋を出ていきなりアイドリングもなくアクセル全開で再び崖登りから。
紅葉でちょっとホッとしたのもつかの間
もう、自分をとりまくすべてが怖い世界。このあとも、カメラ出す余裕まったくなし。
この山頂ギリッギリまで余裕のある場所なんか一個も無くて、三角点に立って全身脱力。
覗き込むと、まだ小屋が見えてる。つまり二時間近くかけてほとんど水平移動してない、、、つまり上下ばっかり。
いったいいつになったら楽になれるのか、、、。
双耳峰なんで、アッチ側も行かないと先にすすめない。
到着。バレーボールはできる広さあり。剱岳がどんどん近くなってくるのが楽しいね。
この先は待望の稜線歩き。すれ違う人も、もうこっから先は怖いとこ無いよって言ってくれるのでこっちも笑顔になる。
碧いソラの中をどんどん行く。
永遠に続いてもいいなと思うほどの尾根ざんまい。
尾根の下に広がる「秋」。もう夏じゃないんだなとようやく気が付く。
多くない山行の中でも多分、一番尾根歩き長かったんじゃないだろうか、ここ。すごいよかった。
そして次の小屋でテント張るかと思ったけど、ここも小屋との距離がけっこうあるし、おまけに階段を沢山登らないとダメなのでパス。生ビイルにはそーとー後ろ髪引かれたけど。
やっと花を見る余裕出てきたけど、あいにく名前知らない。勉強しなきゃ勿体ないかな。
まだまだ尾根。そして優しい表情の剱岳。
二時間半後に次の小屋着。涼しい風に吹かれてテクテク歩いてきたから感じなかったけど、けっこう足疲れてきた。もうここで今夜の宿にするかと小池さんと会議。
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