横岳、硫黄岳、
よぼよぼ歩いてたら後ろから「もんのすごい勢い」で迫ってくる二人組。なんや?なんや?とよくみたら、長野県警山岳救助隊員のおまわりさんが。
一見華奢な体躯してんのに、(おそらく)人間離れした体力と気力と精神力持ってて、この写真の下も100メール以上切れ落ちてんのに軽々”グリセード”するもんで、もーなんちゅうか
惚れたわ。
ともあれ、この先もけっこう地図には危険マークも無いのにヒヤヒヤなルートが沢山あって、八ヶ岳の認識変えないとダメやなというシーンが沢山。
横岳頂上で休んでたら突如としておねーさん現る。
噂に聞く「大同心ルート」から登ってこられたらしい。
後続のパーティもよく見える。
次はあっちから登りたいので、帰ったらルートや装備調べたいなと、そんなことを少し。
日差しは限りなく強いが、風もおだやかでまさにブラブラ歩いてたら前からまたもや凄い人が。
電子ピアノを運ぶ歩荷さん。なんちゅう男前な仕事なんだろう。自分のやってる仕事がほんまにちっさく思える。動いてあたりまえ、繋がって当然と思われる仕事ってなんて切ないんだろう。隣の芝生は青いというが、沢山の人にダイレクトに感謝されて達成感があって危険で体がつらくて、、、子供のように憧れて見送った。
硫黄岳の火口、、、って写真やとあんまし伝わらんもんかな。
ここから我が家に向かって下降するのだが、稜線上は雪が無いのに斜面にボッテリ雪が残ってて、腹くくってアイゼンとピッケルで緊張するのまき。
腹立つことに、自分より小池さんのほうがなぜか上手い。人間の持って生まれたバランスってあるような気がする。それは練習だけではどーにもならんような。
そんなこんなで7時間近くで一周完了。あとは飲んだり食べたりぼんやりしたり、平地でできやんことを満喫。
自己責任で、自分はいつもこの距離感でボンベを使う。氷点下10度でもガンガンにガスが出るのでお勧め(自己責任な)。
楽しい山だったけど、なんちゅうか目の前で大同心のクライミングを見てしまって、ちょっとやっぱりそっち方面が気になって
困ってます。
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コメント
ロラアニキ
よか一日でしたな~
こんな日が続きますように、です
投稿: KAZZ | 2015/05/05 23:37
Awesome!
大同心ルート、って気になりますやんかぁ。
いけたらいいなぁ、いつか…。
投稿: わがお | 2015/05/06 02:15
火力の有効利用.まさに「eco」な使い方ですね!
投稿: sumi | 2015/05/06 11:20
●KAZZあにき、毎日こんな暮らしだと人はどうなってしまうんでしょうねw
●わがお兄弟子、ペツルのアンカーが点在しているみたいですね。グレードも5.7前後だとか。前向きに!
●sumiにーさん、最後の一滴まで絞り出すeco.
投稿: ロラお | 2015/05/07 08:07
いろいろコメントしたいのですが簡潔に。
「何という歩荷」(驚)
投稿: ハム | 2015/05/07 08:28
●ハムあにき、辛くとも、楽しいと思える職場環境、見習いたいです。
投稿: ロラお | 2015/05/07 12:56