えぼし岩
茅ヶ崎にあるのは、えぼし岩。
そして兵庫県・三田の山奥にあるのが「烏帽子岩」。
茅ヶ崎とちがって、ヨットもサーフィンもいない、水着のねーちゃんも歩いてない。
凝灰岩がズドンとそこにそびえるだけの場所。
遠目にみるとザラザラしてそうで、クライミングシューズの摩擦もガッツリ効きそうに見えるが、
「なんでやねん!?」と毒づきたくなるほどの滑りよう。
一人でボルダリングしてるときの花崗岩と肌触りや体重かけたときの印象が随分違うので驚いた。
こんなおっちゃんになってから、ああもっと地学勉強しといたらよかったわーと、、、ちょっと思う。
終了点まで30メートルほどで、長い長い。(わがお兄弟子写真いつもありがとうございます)
ルートにはなぜだか初登に成功した人に命名権があるみたいで、これは”太陽がいっぱい”という名前。
しかし名前以上に太陽が”いっぱい過ぎて”背中がカチカチ山状態。岩もどんどん焼けてくるし全身汗だく。
この烏帽子岩というゲレンデ、解説本なんかにはジムで登ってる人がアウトドアクライミングの初めの第一歩に最適と書いてあるが、、、、
それ、絶対ちゃうと思う。
もし自分も、初めてまもない時期にここに来てたら、なんもできやんまま日が暮れてぼんやり肩を落として帰ったやろなと。今も以前とさほど変わらず下手くそのまんまだが、ホールドやスタンスを教えてもらうと、とりあえず取ってみよう・乗ってみようとするようにはなったので。
”タイムトンネル”という課題。薄くハングしているのでアカンやろな~と思いつつも、体の重心をなるべく壁に置くようにして、、、この体の重心ってな言葉よく聞くけど、平地で生活してたり平地でスポーツしてたりだけでは、感じるまでにものすごく時間かかると思うけど、
空中にいれば話は簡単。
桜の花びらが散ったあとの新緑一色の森の中からソラに向かって突き上げて行くときのカンジ、途中でフト見下ろすときの鳥と同化したような視線とその先の景色、焼けつくような日差しの中に吹く風にTシャツが揺れて、
ああ、シアワセだなーと。
帰りに偵察した駒形岩の圧倒的な威圧感。以前なら絶対無理やんありえへんやんと真っ先に思ったのに、イケるとこまで登ってみたいなーに心境が変わりつつあるのが自分で可笑しくなった。
楽しかったな。
やりたいことをやろう。
健康でいよう。
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コメント
いや〜いいクライミングをしてはったんで
写真がいつもより上手く撮れてますわ。
きょうの体の痛みは心地いいでしょうw。
投稿: わがお | 2015/04/28 14:45
●わがお兄弟子、お世話になりました。兄弟子の”簡単にあきらめたらアカン”姿勢、ものすごく影響受けました。
ヘルニア、ご自愛くださいませ。
投稿: ロラお | 2015/04/28 15:28