黒部五郎から鷲羽岳
9月29日:
やっぱり(天気を)恐る恐る起床して撤収。
そろそろ体と衣装がかすかな異臭もあったりするが、
無視。
振り返ると、小さくなってゆく山小屋を見るのはけっこうつらい。なにかあれば逃げ込める安住の地を捨てて、、、なカンジを振り切るのは、普段よっぽどアマアマな暮らしをしているからだろうな。
「どうかこの青空がウソでありませんように」、、、とメルヘンな祈りをしつつあるく(マジで)。
ほんまに、それほど夏の縦走で痛い目にあったので。
三俣蓮華岳(2,841m)
テニスコート四面ぐらいの広さ。「100名山」ではないけど、そんな順列などどーでもえーわと思う。
思うほどに景色が凄い。ランドマークの”槍”もクッキリ。
日陰になっていても、その帯になった紅葉の凄さに目をうばわれて、全然前に進めやん。
紅葉の凄さに意識が薄れゆくなか、三時間ほどで三俣山荘前へ。
トップシーズンじゃないので小屋の中はことさら静かで、真夏の田舎の家の土間の薄暗くて静かで涼しい風がすぅーっと吹き抜けるような室内に瞬間でメロメロになり
ここにテント泊決定。
こういう自由なとこがテントの醍醐味かと。
●テント一人800円。トイレは小屋のを使用(めちゃくちゃ綺麗)。水は無料で飲み放題。ビイルは350mlで650円
そして手ぶらで鷲羽岳(2,924m)。頂上はクラウン6台ぐらい停められる広さ。
すぐ横に、大昔は噴火口だった?ような碧い池が。
人類で初めて紅葉を発見したやつ、えらいなと思った瞬間。
ピーマンのコンビイフ詰めを焼く(油忘れて鍋こげた)。
鷲羽岳をアテにこ650万円のこやつを注入。
夕日に焼ける「鷲」と我が家。
こんな優良物件なかなか無いが、最寄駅から
徒歩3日というのがネックに。
この日の行動時間は6時間。全身筋肉痛であまり眠れず。
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コメント
今シーズン天気の貸しを全部返してもらった感じですやん(笑)
続きを期待してますよん。
投稿: さかじい | 2014/10/02 17:48