ジョーネンなのだ
朝日に輝く槍と猿(猿は小池さんのテント泊用まくら。つねに帯同している。)
この朝の”実験食”。以前にも早ゆでパスタにトライしたが、なんといっても途中で「食べ飽きる」のでしばらくこやつと距離を置いていたが、フト思いついて、スープカレーを濃いめにして”つけ麺”方式にしてみようと思い立つ。これがまぁ
大成功。
最後まで食べ飽きることもなく、テントの中もカレー臭で満たされ、しあわせいっぱい。
雲海で南アルプス方面は見えんが、この時点での台風の影響は、まだ、無し。
実は前日このテント場について思ったことがある。どうやら小池さんも同じくだったらしくそれは何かと言いますと、
「なんか見える景色が(蝶ケ岳のテント場、燕岳のテント場に比べて)何となく平凡」だなということ。”槍・穂のオールスターズ”が圧倒的な威圧感で迫ってこない。やっぱり標高が少し低いせいだろうという結論に。
そうは言っても、常念の山頂に近づけば
先日お伺いした鷲羽や水晶も顔を見せてくれたり、
紅葉の終わった涸沢も一望できたりで、まずまず。
猿とおっさんのツーショット。こっち側から見る槍・穂は優しくて、あっち側から見る槍・穂は少し厳しいような印象。
ま、どっちゃでもええってことで。
ソラが碧いなーとか
あー、会社いきたないわーとか
そんなことを自由に思うのも、山ならでは。登ったらおりる。山も人生も。エレベーターも。エスカレーターも。
楽しい山旅だったよ。
●下りは乗越から登山口まで三時間ちょっと。
おまけ:
登山口から駐車場までとぼとぼ歩いていると、前から数人のサイクリストが上ってきた。
この林道、斜度もまずまずだが町(安曇野市内)からの距離は車でも2,30分ほどかかるから、そーとー長い登坂。途中、野生の猿もうじゃうじゃいたし熊注意の看板もそこかしこに。そんなネイチャーな道、物好きもいるもんだなぁと思ったら、
なんと、大石一夫(あえて呼び捨て)。
かつて日本のタイトルを総なめにした往年の名選手。一緒に出たレースなど自分なんかにとっては雲の上の選手だったが、まさかこんな山奥で。お話を伺うと、この近所で自転車屋さんをやっておられるとか。練習会でこのコースを常用しておられるようです。
なんというか、、、
大阪で排気ガスと車の暴力といわれのない人々の中傷にたえつつ走っていた(大げさでないと思う)自分などは、この環境が日常ですと言われるとまったく言葉を失うしかない。こんな凄い環境の中を自由に泳ぐサイクリストを見てしまったら、
またひとつ、自転車に乗らずに山へ逃げたくなる。
アウトドアで楽しむスポーツに、環境は大事だと思うので。
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コメント
アニキ、うらやますぃ~!!
3枚目の写真、好きです。
投稿: PEANA2 | 2014/10/13 14:31
アニキも、小池さんも写真上手ですね。
いつも、どれもいい写真です。アニキ、楽しそうだ(笑
投稿: uechicchi | 2014/10/13 21:01
●PEANA2 あにき、件の写真ですが狙ったワケではなく、いつものコンパクトカメラでテキトーに撮ったらあんなカンジになりました。光って不思議ですね。
●uechicchiにーさん、ありがとうございます。家族で遊びにでかけると、帰宅時間やらみやげやらに気を回さずにすむので助かります。こんな荷物(テント他)を背負って登れるものあと10年無い予感。体力的に。
投稿: ローラーおとこ | 2014/10/14 09:18
おお!すごい人にすごい所で!
投稿: arkibito | 2014/10/14 13:10
●arkibitoにーさん、マシンも凄かったですよ!カメラ付いてた、、、。
投稿: ローラーおとこ | 2014/10/14 15:52
また、行かれたのですね。(失礼)
来年生きてたら熊の枕持って行こうかな。
投稿: ハム | 2014/10/14 19:28
●ハムあにき、最近ちょっと生き急いでおります(汗。
そろそろ森のくまさんに出会う予感がしております。
こわ、、、。
投稿: ローラーおとこ | 2014/10/15 08:20
めいっぱいアニキが大石さんの動画に写ってますw
https://www.youtube.com/watch?v=jFzv13tlzFY
投稿: kiyoshi | 2014/10/17 20:01
●kiyoshi アニキ、チネリのハンドルだったかに確かシマノの小型カメラ付いてましたわ。自転車、型番わからないけど凄くかっこいいLOOKでした。
投稿: ローラーおとこ | 2014/10/20 08:38