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2013/10/15

涸沢”岳”

ギリギリセーフな紅葉だった
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ウィークDayはオフィスでサンドバッグにされ、週末は北アルプスで魂の洗濯をするというここ最近の暮らし。秋物の服には見向きもせず立ち飲みもちょっと控えめにし弁当で外食を倹約。我ながらセコイ!セコすぎると思いつつもこうやって費用を捻出して安倍政権に立ち向かわねば

山にゆけないのだ。

とゆー話はおいといて
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長崎出張から戻るなり、山のヒトに変身する小池さん。いでたちが妙だが、いつのまにか12キログラムを背負えるヒトになっていた。

初めて家族で観光に訪れたときは、目に入る山容や生えてる木々すべてが珍しく、首が千切れる!ゆうほどキョロキョロしたが、上高地から明神まで40分
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明神から徳沢までも40分

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さらに徳沢からこの日のキャンプ地・横尾まで50分と。景色をほとんど見てない証拠か。勿体ないが、事前の天気予報だとこの日は午後から天候が激しく崩れる予報。

東には前日まで大雨をもたらした低気圧、西には高気圧という気圧配置で2つの気圧の境には強い寒気が入り込み、北アルプス一帯は再び天気が崩れるという「疑似晴天」と聞いていたので焦る焦る。
実際この疑似晴天でいままで少なくない人が低体温で遭難しているので、稜線上ではないにしろあなどれんと思ったので、ついりきみがちの早足。

15時横尾着。一人一泊500円のテントを立てた直後から雨。すると気温もばんばん下がっていくのでまさに間一髪ちゅうカンジ。
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悪天候にはカレー鍋で応戦だ。生野菜を担いできた苦労もこれで報われるというもの。
このあとも、雨はやむどころかテント生地を突き刺してくるような雨脚に変わり、徒歩三分ほど先にある便所にも行けやん始末。

しかしこの横尾のテント場だが、手前の徳沢とは客層が一線を博すな。徳沢にもファミリーキャンプが何組かいたが、あくまでアウトドアを楽しむという雰囲気だったがどっこいこっちはまさに

一蓮托生

というオーラが子供たちからも滲み出ている。リーダー(とうちゃん)を中心に5,6歳の女の子まで山岳部員の一人として懸命に石を運んだりペグを突き刺したり、テントポールを折り曲げてしまい母親からギャンギャン文句言われたり、、、などなど山を目指すという姿勢に涙があふれたわい。
で、いつものように18時消灯(はや!)

翌日:
4時起床、すでにテント畳んで出発しているグループもいて焦る。真っ暗な中でストーブで湯を沸かしてスウプを作ってパンを喉に流し込む。テントのジッパーが凍っていて焦った。あとでわかったが、ここは谷沿いにあるので日ノ出が遅く日の入りが早いので、涸沢より寒くて夜中は4度まで下がった。結露でバリンバリンのテントを畳む手がかじかむので、又に手を挟んでぬくめてまた作業しての繰り返し。

又に手を挟むというポーズがなんともいえず貧乏臭くて好きだ。

てなどーでもええ話はおいといて、黙々夜明け前の森の中を歩くのだ。吐く息が白から透明に変わる頃に夜が明けだした。苦しいので下ばかり向いていたがフト顔をあげたら
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なぜか白銀の世界が。(外国の山ちゃいまっせ、日本でっせ)

歩いてるあいだに秋から冬になったのか?と思いきや、前日の荒天が雪をもたらしたらしい。

恐ろしい話やの~。


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コメント

あにき、ほんまに恐ろしかったですよ>山の天気。

投稿: さかじい | 2013/10/15 12:49

紅葉と雪と青い空がスバラシイとどこかのニュースに出てました。
抜群のタイミングでしたね!

羨ましい、、、

投稿: PEANA2 | 2013/10/15 13:15

⚫︎さかじいにーさん、事前予報で各山小屋からも警笛出てましたしね。危なかったですね。
⚫︎PEANA2あにき、雨男の面目躍如!笑

投稿: ロラお | 2013/10/16 10:04

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