大野山アルプスランド、鹿だらけ
自然を感じるなら、夜がイイ。しかも飛び切り霧が深くて雨のシトシト降る暗い夜なら最高だ。
期せずして、そんな夜に突入。
流石に三週連続で秋雨前線の仕打ちにあうとつらい。前の週もその前の週も、昼から酒を飲みつつ山村紅葉や片平なぎさが殺人犯を追い詰めるのをぼんやり見る暮らしにも飽きた。
ってことで、先週下見しておいた大野山アルプスランドへ行くのだ。道中激しい雨に何度も会うが、もうそんなことかまってられん。
たかだか800メートル弱の山とはいえ、途中から完全にミルク色の雨雲の中。道はどんどん細く曲がりくねっていく。もしやこんな日のキャンプなんか自分ひとりか?と思いきや、駐車場につくと
おるわおるわ、その数十数台の車が。
雨は一向に弱まる気配がない。テントを張れそうな場所を目で追ってみるが、結局最終的には車の中で体を折り曲げて眠りについたが、これはかなり苦労した。
手始めに、缶酎ハイをしばきつつ
酒のアテは、麓の商店で買ったおくらを茹でてミニトマトとコンビーフで和える。
徒歩だと重くて実現しにくいが、メインは市販のおでんにレトルトのカレーを融合させた「カレーおでん」。
”好きなものは最後まで残しておく主義”がここで裏目に。
夜もふけゆき、あたりは漆黒の闇と霧につつまれエエ雰囲気になってきたので、ジムビームのお湯割りに切替えつつふとライトを点灯させて鍋を覗くと、「蛾の煮込み」が。。。。。
自然の猛威を感じつつ飲んでいると、今度は闇の奥から鹿の遠吠えが。
適当に酔ったので展望台まで登ってみたらば、重く垂れこめた雲を押し上げるように大阪や三田の夜景が神秘的な光を放っているではないか。大気中の水分がそうさせるのか、遠くの街のナトリウム燈の光が、見たこともないような怪しさを醸し出す。
またひとつ、鹿が鳴く。霧が深くなる。闇が黒を増す。圧倒的な心細さ。
翌朝は、焼いたバケットにキュウリとハムを挟んで。バゲットの表面についたゴマを落とすと、すかさずアリ軍団が。巣穴へ続くルート工作にもアリ固有の個性があるんだろうか?
いい森だったな。
やっぱり自転車乗るの、まだ少し先でいいかな。
速過ぎて見えないもの。いろんな事が。
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コメント
ここ「オオヤサン」っていうのですね、知りませんでした。
ずっと「オオノヤマ」と思ってました。
「蛾の煮込み」ってなんか冬虫夏草っぽいですね^^;)
投稿: DANGER | 2013/09/09 11:22
詩的だ・・
なんて詩的なんだ・・
(コンビーフって色々使いまわせるし
なんにでも合いますから便利ですよね。うまいし)
投稿: よし | 2013/09/09 12:30
雨の中、みんな山が好きなのか?
それとも日常の色々な問題に疲れてるんでしょうかね?
投稿: ハム | 2013/09/09 15:01
BGMや余計な明かりなない場所で、火と酒があれば素になって考えますね
いい時間の流れですね
投稿: KAZZ | 2013/09/09 15:53
●DANGERにーさん、夏場はアブも大量らしいです。自然いっぱい!
●よしアニキ、雨で何もできず、思考も完全に灰色ギミでした(汗。コンビーフは金属缶ではありませんので、醍醐味へりましたね~。
●ハムあにき、雨の週末の家呑みに疲れたんでしょうね私。晴天はどこへ???
●ブラザーKAZZ!タブレットを持っていったけど、電波も来てませんでした。打倒電脳ライフ。
投稿: ロラおとこ | 2013/09/09 16:33
ウクレレさいこー!でした
欲しくなってきましたよ(笑)
投稿: Shallow | 2013/09/10 13:19
●おじき、お勧めは定価1万ぐらいのスタンダードシェイプです。コンサートモデルにするといきなり巨大化して携帯しずらくなりますし、音も巨大です。
投稿: ロラおとこ | 2013/09/10 13:28