ニシホダカ その2
先月に引き続き、ワケあってまたもや西穂高方面へ。
土曜に登って日曜に下山したときのヒトコマ
たった一晩で30センチ以上の降雪がありしかもこの斜度。それに加えて雪の下はアイゼンの爪の利き具合も危ういほどのガリガリのバーン。となれば思いつく事象はただひとつ
いつおきてもおかしくない雪崩の恐怖。
とはいえ、山小屋のひとの尽力により、夏道とは別に雪崩の被害の極力少ない尾根伝いを選んだ「冬道」というのがあるのだが、注意深く旗竿を探しもって歩かんことにはたちまち深い谷そこへ落ちてゆく可能性も無きにしもあらず。おまけに、等高線を直角に登るように仕組んであるから、ま~きついのなんの。
なんやしらんがぜんぜんアイゼンの爪が効いてないやんと思ってみたら
雪の付着がすさまじい。
てなことをしながら歩くと、緊張の連続でノドからっから
おこじょの”おこ丸”の出迎えを受けて無事下山完了。
満を持してGWを狙うひとのスキをついて出かけたので、山小屋はスカスカ(とはいえ、団体客もあって4,50人は収容していたとおもう)
一人一組の布団が無事あてがわれたので、あとは安心して下ネタを連発してくつろいだ。
めずらしく高山病の症状が出たのであわててロキソニンをスーパーなドライで流し込んでおかきを食べた。さすがに平地並みの飲み方は自重。この場所で実力を発揮して翌朝二日酔いにでもなったら「ヘリコプターで強制送還」という筋書きも現実味を帯びてくるので。
朝飯
どこの山小屋も似たり寄ったりの内容なかんじ。通年営業の小屋なのでインフラ関係は豊富にあるのかと思いきや、水はペットボトル販売のみで、お湯は500シーシーで300円なり。
たしかに、食卓にだされたお茶はなんとなく雪を溶かしたような風味がしたので、この環境の厳しさの片りんを見たような。
今月27日からいよいよ北アルプスも山開き。身の丈をわきまえて遊ぼう。
覚書:
・大阪を6:00に出ると新穂高ロープウェイ乗り場に11:00に着く(日帰り可能)
・コンビニで事前にロープウェイ前売り券(1割引き)を買うとよい
・8kgを超えるザックは超過料金300円
・風速15m以上の風が吹くとロープウェイが運休する。もし上で運休したら下山ができず待合室でビバークの可能性あり
・山荘内の食堂のテーブルでそのまま自炊可能
・山荘あるいはその先の「丸山」までは6本爪アイゼンとトレッキングポールだけで登れる。それより先は10本爪とピッケルがないとまず無理かも
・小屋の名物ラーメンのラストオーダーは15:00
・GW明けでも真冬衣装が必要と思われる
・先月は持って行ったのに使用せず、きのうは持っていかないことを若干後悔した(スノーシュー)
つづく
| 固定リンク
« 焼肉 | トップページ | 櫻正宗どーすんねん! »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
いいですね~
私もいずれ行きたいです。
雪ある時に。
投稿: PEANA2 | 2013/04/22 18:17
アイゼンに雪が付着するのを防止するプレート、付いていませんか?
投稿: か退院 | 2013/04/22 20:36
低山ばかりで山荘未経験ですのでなのも
何も知らないのですが、
「山荘内の食堂のテーブルでそのまま自炊可能」
ってありなんですね。
投稿: ハム | 2013/04/23 08:27
●PEANA2アニキ、来シーズンはもう少しレベルアップしたいですわ。どーなりますことやら。
●か隊員殿、プレート付いてはいるのですが、多分歩き方が下手なんでしょう、、、うーむ。
●ハムにーさん、小屋毎に自炊場所が指定されてありますね。位置口付近の土間だったり、専用の部屋があったり。「煙の出るもの、匂いのきついもの禁止」の張り紙があったりですね。
投稿: ローラーまん | 2013/04/23 08:57
ピッケルの購入相談しないといけませんね(笑)
投稿: Shallow | 2013/04/23 13:33
●おじき、もう冬山シーズンはすでに始まってまっせ!(なんでやねん、、、)
投稿: ローラーまん | 2013/04/23 15:10