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2010/07/14

気象が荒れるということ

「これがガスというシロモノか」と感心するまもなく、ものすごい勢いで周りの景色が真っ白なものに多い尽くされてゆく。さっきまで鮮明に見えてた槍はおろか、直線距離で百メートルかそこら(そう見えた)にある山小屋が、魔法のように消えてしまった。

雪面が白でガスも白。地面と空間の境い目が突然無くなって、奈落の底も見えないがススムベキ道も見えない。なんとなくそっちかなという方へ歩こうとしたら、”か隊員”が「止まって止まって!」というので。むやみに動かず、ガスの一瞬の晴れ間(すでに土砂降りではあるが)を狙うという説明を受ける。自分はすでに冷静に判断できてないありさま。恐怖に支配されつつあるとこ。立ってるシチュエイションが怖い、足元が危うい、風が強い、雨が痛い、腹減った、とか負けそうになる要素満載。

急斜面の上で地図とコンパスを出して確実に方向を定める”か隊員”と”お隊員”(両者共にローラー興行社・関東支部)。そして殺生ヒユッテという山小屋に一旦避難して1,000円のカレーを食べ再び暴風雨とガスの中、槍山荘目指して突撃じゃい!そして弱気な僕、、、。

1,000円のカレーライス:
350mlの缶ビイルは500円だ。750mlのビイルは850円だ。生中は1,000円だった。山小屋はどこも一泊二食付きで9,000円。標高の高いトコにあるからそれは仕方ない話やなと思っていたが、それだけではなかった。
登山者に宿や食事を提供するだけではない、登山道の補修は危険な作業やし、道の安全確認のためにどんなに悪天候でもルートのパトロールは欠かせない、キケンな雪渓をトラバースする場所は、懸命にスコップでルートを切った跡がある。これら全て山小屋の人たちの熱い情熱のおかげ。

「山男に惚れるな」言うが、こんなことされたら誰だって惚れるわな。しかも、見かけエグザイルでクルクル踊ってそうな若モンが多いのに、冷蔵庫ぐらいある荷物背負ってバンバン登っていくその姿が、かっこ悪いはずが無い!
だれにも感謝されないかもしれんし、自分だってチョー危険なはず、なのにあなたはどーして山なのねぇ~!

だから女子へ:
山行け!山!ええ男満載やぞ!できれば3,000メートル以上5,000メートル未満!8,000メートル以上はエエ男がおるかおらんか知らんが、ともかくそーゆーこと。

最終日、”安全地帯”まで下山してマジで放心するわれら。
Y4
(”か隊員”から写真拝借)

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コメント

ホワイトアウトを体験してきはったんですね。
正直めっさ怖かったんちゃいます?。
おいらも何度か体験しましたけど、体が宙に浮いてるみたいでどっちが上でどっちが下かわからんし、体から力抜ける感じがしたような記憶がありますわ。もうパニック寸前に。
お山は楽しい反面危険満載ですもんね。
まずはご無事でご帰還され、なによりでした。

投稿: さかじい | 2010/07/14 13:38

無事生還オメデトウゴザイマス!!
塩アメもお供して貰えて感激デス。
そしてエエ山男情報まで貰えて感激の極みデス。
今度エエ山オンナを見つけたら多分それ私デス。

投稿: オジョB | 2010/07/14 15:55

小説ホワイトアウト読んだばかりなんですが
まさにまんまホワイトアウトですね。

同じ山でも天候次第で別世界ですね、またまた
行きたくなりますね。

投稿: | 2010/07/14 16:21

↑名前なしで失礼しました

投稿: コバッタ | 2010/07/14 16:22

アニキ、無事の帰還で何よりです!
そう簡単にはいかないところがまた山登りに行こうと思わせる要素の大きなポイントなのかもしれませんね。
読んでて山登りに行きたくなりました。
親父をスポンサー兼で誘ってみようかな(笑)

投稿: しお | 2010/07/14 16:27

おかえりやす。
ホワイトアウトの岩場で、首をグルグル8の字に回すと、アルコールなしで死ぬほど酔えます。次回お試しください。
ビール350mlが500元というのは、30~40年前と変わらん気がします。巷のぼったくりバーに比べて、とても良心的な値段ですね。

投稿: 峠の山賊 | 2010/07/14 19:03

アニキ、ご帰還お疲れ様です。
ワタシ、飲み過ぎのブラックアウトしか経験ありませんが、アニキはいきなりのガチな登山だったようで。
ホワイトアウトってどんな感じなんですかね。
何か「悟り」でも開いたのではw。

投稿: KAZZ | 2010/07/14 22:13

無事のご帰還、何よりです。
お疲れ様でした。

やっぱり3000m級の山は大変なんだと、貴重なレポートからわかりました。

まだまだなめたらあきませんわ。地道に六甲山で訓練します。
(^_^;)

投稿: 酔いどれチロリ | 2010/07/15 09:02

山小屋でバイトしていたという、職場の若手山ボーイはこの連休に穂高行く予定だったらしいですが、中止だそうです。
3000m以上でも、ピンからキリのような気がしますけど、ええ人おるなら、ゴッサのぼります。

投稿: みじ | 2010/07/15 09:27

●さかじいあにき、ホワイトアウト=怖い。高いとこ=怖い。寒い=怖い。空腹=怖い。空気薄い=怖い。
なのに~ど~して~俺は~山へ~行くのか~ラララ~。
●オジョBさまこんにちは。エエ男満載でしたよゼヒゼヒ!
●コバッタあにき、いろんな意味で六甲のやさしさ・あたたかさを再認識しました。また行きましょね!
●しおアニキ、自転車も山も費用かかりますわ~。どっちも底抜けに楽しいのにね~

投稿: ロラおとこ | 2010/07/15 10:04

●峠の山賊あにき、これが生涯最後のビイルになるかと思うと、もっと梅田でバカ飲みしといたらよかったと思いました笑
●KAZZあにき、同宿されたご夫婦は岩手から遠征されてましたよ。悟りといえば、、、「山なめんな!」ですかね笑
●酔いどれチロリあにき、六甲のスバラシサ再認識しました。六甲歩き倒したたら十分練習になりますわ~。ええ山ですね->六甲!
●ガールズみじ、槍山荘はかわい子ちゃんもバイトしてました。一見ランドネやのに、毎日空気薄いトコで働いてることに驚きましたな。また六甲いこぜ!

投稿: ロラおとこ | 2010/07/15 10:10

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