先週に引き続き、神戸の阪急電車芦屋側川駅から山へ登ってみる。ガイドブックには「上級者向け、必ずルート経験者同行のこと」とか書いてあって、ビビル。正規のハイキング道ではない「未公認」の道なのでそおいう表現らしい。緊張するわ~。
セコムのシールついてる住宅街からこの橋を右へ行く。

ALSOCのシールついてる住宅街からここを左に行く。

”高座の滝”って名前のついてるとこがロックガーデンの入り口。ここに地元の山岳会の手書きの看板があって、普通は一般向けと書いてあるコースをなぞるが、今日はちょっと気合い入れて「地獄谷」と書いてある方へ。

いきなり妙な場所へ出る。後ろのほうに土石流検知用ロープがあって「触るとサイレン鳴ります」という物騒な看板あったし。触りたい衝動を抑えて赤いルートで行く。

いきなり一個目の滝、あらわる。このあとこんな感じの滝が連発するので登って登って登りまくるハメに。

ルートは無限。濡れるのが嫌やなと思ったら山の斜面に取り付いていくもよし、男気放出したければ直登。滝を目の前にしてルートを探したりチョイスしたりする時間、なんかのゲームしてるみたいでゾックゾクするわい。

前を行く、どっかのおっちゃんのルートをなぞってみる。防水加工の登山靴の真価を発揮。水たまりもじゃばじゃばいく。

後続の小池さん。個人主義の我が家は登るルートも”各自”で。自分とはずいぶん違うのでおもしろい。自分が優しいと感じるルートがヒトには無謀に見えたり、その逆もあったりで。

見た目以上に落差があって足が上がらんシーン。「取っ手」の無い岩にしがみついてみる。ファイト一発!リボビタンを俺にくれ状態!!!

ここは直登あきらめて、左の山の斜面をいったんのぼって滝の上へ行く。

ここで「トラップ」発見。事前にネットで見た情報で「アルミ梯子に惑わされるな」を思い出してみる。ここは素直に右へ。

ここも「浮石(ぐらんぐらんした石)」が多くて山の斜面に迂回。

有名な「小便滝」到着。このまえの、多分台風の雨のせいで、生中×6杯ぐらい飲んで便所いったとかいうぐらいの勢い。
滝が連発する谷を歩き倒して茂みを抜けたら

大阪と神戸が一望。滝を登るのに必死で、気が付いたらソートー高度上げてた模様。この「突然」が登山のだいご味なのだろうかと思うおっちゃん。
この小池さんがへたりこんでる場所が「A懸垂練習岩」通称”A懸”とよばれるとこのすぐ上。じっさい、ザイルで懸垂下降の練習してる人がいた。三次元を自由に操るスポーツは凄い!と思ったわい。

いったん谷に下りて、このルートへ登り返す。と、書くのは一発で、谷に下りるルートが崩れた花崗岩でずべずべに滑るし登りの土は土でずべずべに滑るしやっかい、MAX厄介!

一番下から登り始めて1.5h、自分も小池さんもルートの不安さ(ぜんぜん分からんので)とシンドさで無口。だけどもある場所で振り返ってパッと辿ってきたトコが開けると、それまでのしんどさがけし飛ぶ!

そおして迷いに迷った挙句とつぜん景色が開けたとおもったら、ここは月面か?と思うような場所へ。
この景色を見るために・・・

先客をこっそり撮ってみる。通称「万物相」で、ただしくはピラーロックというらしい。まさかおっちゃんがこの場所に辿りつけるとはな。やるときはやる。

このあと雑木林を潜り抜けると見知った「風吹岩」とかいう六甲登山で超メジャーな分岐点に到着。あいかわらず特別な道具をもってない我がチームは普段使いの鍋とラーメンで昼飯。うちのようなド素人にも、それなりのアドベンチャー風味をくれる六甲・ロックガーデンサイッコ~!!!!

阪急・芦屋川への戻りルートの一場面。繰り返し「自転車はこの世で一番楽しいと思っていたけど同じぐらい楽しいことは沢山ある」、健康でいるかぎりこれからもしんどくて楽しいことをやるぜ、自転車も登山もエンヂンと男気と感謝、そして健康第一。
かかった費用:電車賃、家で作っていったおにぎり、カップラーメン、家から持って行った水とお茶。
おまけ:

風吹岩のとこに定住しているヌシ。登山者から食べ物をもらっているようで、肥満ぎみ。
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