« 「峠茶屋」続報 | トップページ | 血が足らん »

2007/07/30

サヨナラ原爆固め

さらに”吉野DNS”に追い討ちかける悲しいニュース。カール・ゴッチさんが無くなったもよう。ここ何年か、ジブンの興味もプロレスから総合の方に行ってて、というか格闘技そのものに意識が薄れてたから、これはぬかりました。
学生の頃、学内にはいくつかのプロレス関連団体(つまり愛好会)があって、連日のように血で血を洗う団体抗争が繰り広げられてた様子。けれど、ジブンにはなんかそおいう”エンターテイメント色”が出てるのは、苦手。
そんなトキ、同じ気持ちをもった友人にめぐりあい、彼いわく「純粋に技だけを追求した団体の設立を目指す」と熱い口調。じゃあ俺も”よしてえぇやぁ(混ぜてよ)”ということで、旗揚げ集会とかいう怪しげな集まりによばれた。

行った先は、フツウーの下宿。で住人は藤原君(仮名)。メンバーはジブン含めて5人。たぶん全員「かわりもの」。体格もでぶでぶとかガリガリとかで、全然プロレスとは畑違いのヒトばっかり。藤原君の部屋は「週プロ」とか「ゴング」のバックナバーが一杯あって凄い。なんで藤原君の部屋に集まることになったか、その時は全然わからんかったけど、会の活動が始まって理由わかった。

「藤原君の部屋が、ありえへんくらい殺風景」なこと。

6畳間で、布団一組、プロレス雑誌の山、あとちっこいテーブル(というか炬燵)と、食器ちょびっと。押入れとかもぬけの殻。そんでその殺風景が「技の練習に不可欠」といこと。
首謀者の藤波君(仮名・輪をかけてかわりもの)が、「ほな、これから毎月テーマ決めて、技練習しようや」と言うなり、藤原君のきちゃない布団を勝手に引きずって、部屋一杯に広げた。
そんで、皆であーやこーやいいながら、和気藹々とプロレスごっこすんのかとおもたら、藤波君、いきなりジブン一人で「ブリッジ」始めた。体硬いくせにブリッジやるから、全然弓なりになってないし。どっちかいうたら「妙な台形」。妙な台形こしらえて、顔真っ赤にしながら「だ、だれか、俺の上に、の、乗ってくれ!」とか言うし。
かわりもの4人がボーっとしてたら、藤波君が「ゴッチの原爆固めやる!」と言う。
最初から寝転んだ体勢でやるんか?と納得できんけども、素人が立った体制からはじめたら、絶対死人出るし。でかわりもの4人はスグに納得。

台形の藤波君の上に、わりかし体重軽そうな前田君(仮名・このヒトも体硬い)が仰向けにゆっくりねそべっていく。見ているこちらはタダひたすらに「きしょこ悪い」。すると前田君の後頭部が藤波君の顔面にゴリゴリ当たって「痛いって!痛いって!」と叫ぶ叫ぶ。

本筋としては、相手の頭がマットにめり込む殺人技の予定。そして、両肩がついててそのまま3カウント。しかし現実は、台形の男が重なりあって、顔面をゴリゴリと地味に刺激する技。この技一言でいうと「陰気」。
最初から難度高すぎ。手近なとこで、パイルドライバーとかにしといたらもうちょっと盛上ったかも。

ゴッチ選手、安らかに。


|

« 「峠茶屋」続報 | トップページ | 血が足らん »

コメント

アニキ、私もやりました。小学生時代、2人掛かりでのパイル
ドライバーとかサソリ固め…

我が家は、祖父、親父と力道山を街頭で観た世代でした。ということで、私も、
物心付いた時は、全日&新日をテレビで観るのを楽しみにしてましたが…
いつも親父は「プロレスはショーだよ」と教えられていたので、いつも
冷静な目で観てました。なので…ショーマン派なレスラー大好きでした。
ルチャードールは、カネック以外は好きだったかなぁ…
(カネックは、藤波戦で逃亡とかあって、良いイメージ無いんですよ)
そうそう、グラン浜田と佐山聡のタッグも幼い目には、強烈でした!
ゴッチ選手は、綺麗な正統派のレスリングでしたよね。安らかに…

投稿: bfz | 2007/07/30 13:20

プールサイドからプールに向かってバックドロップをして、
センセに怒られたことがあります。

初歩的な技としては、コブラツイスト、ボストンクラブ、アトミックドロップなど、投げ技で無いのがいいですね。

ゴッチさんのご冥福をお祈りいたします。

投稿: おおみ | 2007/07/30 15:19

ルー・テーズが唯一恐れてた男。
カール・クラウザー。
ゴッチの原爆固めは美しかった。

投稿: ueno | 2007/07/30 17:05

国際プロレスで、モンスター・ロシモフ(後のアンドレ・ザ・ジャイアント)にジャーマンスープレックスホールドを決めたのが印象に残っています。直前にロシモフがレフェリーをなぎ倒していたためにカウントされませんでしたが。
子どもの頃は「ジャーマンスープレックス」ってのは原爆のことだと思っていました。

投稿: 泥山田 | 2007/07/30 18:17

あのころの必殺技が、今じゃ繋ぎ技になったような気がするのはワタシだけでしょうか?

むやみにショーアップされず、観客も固唾を飲んで見守っていたころが懐かしいっす。

投稿: KAZZ | 2007/07/30 23:34

●bfzアニキ、プロレスにもなかなか深いのですね!ルチャで思いだました。TVの上に立ち上がって「トペ」やったら、そのままTV台ごと倒してしまい、友達のおかんから大目玉くらいました。トペより強烈に効きました。
●おおみさん、プールサイドはスープレックス花盛りでしたね。
●uenoあにき、技には美しさが一番ですね。最初に発明したヒト、なんて凄いんだろう。
●泥山田あにき、ジャーマンのイミがいまだに謎。
●KAZZアニキ、最近は「受けの美学」がさび付いてるような気がします。

投稿: ロラお | 2007/07/31 14:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「峠茶屋」続報 | トップページ | 血が足らん »