以前、ダートジャンプで頭から突き刺さったときは、着地後しばらく片目が見えなかったり、地面がゆがんで見えたので、脳震盪を自覚できたけど、今回はまったくその予兆も無し。自転車も全くの無傷。衣装から露出している足の怪我を見ると、「白くて固いもの」が露出してて、その割には出血も酷くない。右手首、ちょうどリストカットするときの当りもスパッと切れてるけど、ドクドクとは血が出てない。これは血が噴き出す前に、そして痛さが脳みそに伝わり始める前に、大きな県道か国道、もしくは最低でも集落まで行かねば。仲間は必死でバンダナ巻いたり、テッシュで血痕を拭いてくれたり、これはもう本当にありがたいことです。さぞ、怖かったことでしょう。
長袖の下に隠れている左腕は、あえてその場では検証しませんでした。なんとなく想像つく姿だったので、見ない用がいいと思い。
永遠に続くのではと思われた長い長い下りを惰性を使って走り、ようやく名神高速茨木IC付近でコンビニ発見。消毒液と包帯を買って、一次対処。さらに左腕とご対面。あっ、肉が無い、、、。それと「白くて固いもの」がやっぱり見えてるし。幸い心臓の脈動にあわせて血が湧き出してるというコトがなかったけれど、ここから自宅までの30km強、自力では無理と判断し、ローラー妻に救助頼みました。
いつもなら、日曜の午後といえば、「ビイルでマグロ」になってる筈が、奇跡が重なり”しらふ”であり助かりました。そのまま自宅近所の救急病院へ。ところが、ようやく自分の番になったのに、ホボ同時に救急車で「脳挫傷」のジィさんがかつぎこまれ、当然自分は後回し。その次に現れたおっさんは、顔面のホボ全てと、頭髪を自分の血で赤くそめた、「ブッチャー」みたいなヒト。で、さらに後回し。さすが救急病院だ、客のレベル高いし。
ようやく、レントゲン撮ってから、手術台みたいなトコに寝かされて、修繕開始。「痛いですよ」といいながら、ほんまに痛い「麻酔の針」を7回、8回とキズにダイレクトにぶちこむ。”麻酔の麻酔”をぜひとも発明お願いします。
縫い始めるとさすがに観念するしかなく、回数を勘定して気を紛らわしたのですが、20回くらいで麻酔が切れてきたけど、縫い針の痛さの方がマシだったので、マジで我慢しました。
冗談まじりに先生に確認したら、左腕が28針、左足が5針、右手首が3針でした。肉片は山奥に置いてきたので、腕の太さスコシ変わるかもです。後悔してることは、横着せずにスネ毛をそっておけばよかったなと。あと、琵琶湖の時も「自称、手袋をしないヒト」で通ってたんですが、やっぱりこれからは暑くても、はめようかなと。
そういうわけで、職場、家族、友人、Tシャツの到着を待ってるアニキ、いろんなトコに迷惑かけてます。それに、一緒に走ってた仲間の大切な休日を台無しにしたことも。男気をマイナス方向にむらむらさせてしまったよ。みんなごめんな。
そういうワケなんで、
飲酒:一滴も飲んでない
運動:こけるまでは50kmくらい
抜糸まで多分呑まない。だって、「痛さに弱いし、意思も弱い」ローラー男だから。
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