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2006/11/13

三回目のツールドオキナワ

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ブログつながりのアニキ達、どうもありがとう。おかげさまで80kmの部ですけど完走できました。

”ゴール直前まで攻撃や反撃を繰り返し、頭と体を使いまくって最後スプリントでなだれ込む。”そういうカンジのレースレポートが書ける日がくればいいなぁ。

公称270人(?)の参加者がスタート位置に並ぶの、凄い壮観。最後尾に並んで、落車(転倒ね)を避けながらイクべきか、災難の降りかかり難い前の方で走るべきか。スタート前はそればかり考えてました。職場には「沖縄に行きます」と言ったものの「自転車でハメ外して来ます」とゆうてこなかったから、怪我だけは絶対の絶対に出来無い覚悟。結局曖昧なカンジで集団真ん中に埋没する位置から始まりました。一番危険箇所なんですけどね。

東シナ海からの追い風凄くて、だいたい45~50km/hでシズシズ動く自転車の団体。それもつかの間、突然降って沸いたような胸騒ぎの3秒後、右後方で金属の破断する物凄い音とか、人の悲鳴とか聞こえました。このスピードで転倒だと、そこそこ中規模の惨劇だったのかな?と思いながら、逆にちょっとチャンスかもと速度速めました。怖い現場から早く逃げ出したい心理がそうさせたと思われます。

気が付いたら先頭から6番目。さてどうしようかな。もうすぐ始まる登り区間、凄く苦手だからできれば先頭で突入してしまいたいな。イケルかな?アカンかな?迷いながら一人で「逃げてみる」。

ヒトの背中って、物言わずともその方の気持ちを代弁するのであろう。自分の背中からは「不安」が噴水のように滲み出てたはず。そういう選手は無理して捕まえに行かずとも、いとも容易く集団に程なくキャッチされました。でも、ちょっとでもええから先頭で走ったりするのは楽しいね。
-----レースレポートはここまで。ここからは苦痛の記録で-----
「次どうしょうか」と思ったりしてたら、目の前の道路に警察のヒトとか見えてきた。うっわっ、もう上り口やぞ。全然間にあわんかった!先頭で上り始めるという目論みガランガランと崩壊の瞬間。
でも・もう・やるしか・無い!このために、今年どんだけがんばってビイルを呑んだことか。尿酸値12のそこぢからを見せるぜウガウガ。

標高差約300m強の登り。最初の部分は斜度緩いから、回りも結構な速さ。後からクラクション鳴らしながらトヨタのプラッツ・白が走ってくるし。「審判車」とか「機材車」とか書いてあった気がした。いずれにしても一般車じゃなくて、大会のもの。登りであえぐ多くの自転車の中を突き進むのは、さぞかし運転怖いやろな。過去二年の失敗でようやく気がついたのは「既にレースから脱落してるのだから、必死のパッチは止めて、冷静に登ろう」ということ。もちろん制限時間はきになるけど。
イランとこ力抜いて、マイペースだマイペースだと唱えながら走ると、”コンコン”と鳴くヤンバルクイナの声も聞こえるし、妙な蝉の声もちゃんと耳に届いた。気がつくと、周りのヒトの密度も薄くなっており、前後するメンツも固定されてきたな。ああ、一緒に走っているようなヒトって、自分と練習量とか質が同じだろうなと思うと、ちょっと嬉しい。
以外に早く頂上についたのも収穫。

ところで、同じクラスに東京の大手自転車量販店の会長が、齢(よわい)71で出てるって聞いたものだから、そのチームのジャージ姿のヒトを見つけるたびに、71歳に見えてしまう。最後まで拝見できなかったけど、無事に完走されたか気がかり。

途中の関門で、先頭からの遅れが明示されてあって、事情がよく飲み込めてない自分は、周りが喜んでるのを見てホッとするタイプ。でも、沖縄本島の東側通って東シナ海側に出るまで、まだまだ何べんも何べんも坂道登ったり下りたりするのを思うと、正直気が重かったな。
背中からバナナ取り出して食べてみた。ソシャクできたけど喉のシャッターが開かない。原因不明の食欲不振だ。頭痛と吐き気が無いのが幸い。走りながら食べる練習はしてきたけど、”必死で走りながら”食べる練習はしてなかった。不足している課題が浮き彫り。

いつものことながら、集落を通過するときの住民の応援は素敵だな。しっかし沖縄のヒトはどうしてそんなに指笛が上手いのだ?どうしてどこのおうちにも「たいこ(エイサー踊るときの小ぶりなやつ)」があるのだ?
応援の素敵サとウラハラに、力がじょろじょろと削がれてイク感覚。両足のヒザの上が攣りはじめて痛い。血液なんか完璧に今はやりの「ドロドロ血」だなとか思いながら。痛風レーサーにドロドロ血は命取りだぜ。ああ、淡麗呑みたいな。生搾りでもいいな。ゴールしたら呑もう、それをカテに最後の源河の山を越えた。

海まで一気に下る最中、左手の茂みに白いヒト。あ、マックあにきだ。わろて(笑って)はる。その顔見て、自分も笑った。足痛かったし、下り怖かったけど、自然に笑った。
残る平地をこなすとゴールだな。感激で涙腺が緩むのかと期待してたけど、体の苦痛がそれを凌駕してる。速くゴールしてホテルに帰って布団で寝たいとか、そんな思い。どうなんやろか?「レース」からははみ出してるし、泣きそうなほど足痛いし。でもこんな気持ちでゴールライン超えるヒトもいてるんですよ。バチあたりは重々承知ですけどね。ここまで練習したから完走できたという気持ちと、もっとやっといたらよかったという気持ちが交錯するのは、妙な気分ですわ。完走は素直に嬉しいし、ホッとしたし。でもその先にある「ゲームに参加する」と、多分恍惚のゾーンに入れるのやろね。
入りたいわ、「恍惚のエリア」に。

足が攣って苦しかったというと、今回同行してくださったこたやんから、とてもステキな言葉をいただきました。

「足が攣るのはカリウムが不足しているのじゃなくて、練習が不足しているのです」。

至言だ。


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コメント

ご無沙汰してます。
完走おめでとうございます。
つづき楽しみにしてます。

投稿: H | 2006/11/14 01:20

おかえりなさい。
完走おめでとうございます!

投稿: horizon | 2006/11/14 08:30

ワクワクしながら続きを待ちます。

投稿: ネリダ | 2006/11/14 11:56

アニキ、完走おめでとうございます!
今年も、ヤンバルの森に、男気発散しまくりでしたね。
魂のレポート、正座して、読んでしまいました。
更に、続きを楽しみにしとります。


投稿: bfz | 2006/11/14 19:56

お疲れ様。
オイラは大阪で凍えてましたよ。。

来年こそは参戦したいけど、、、なんか会社やばそう(TT

投稿: ちぎれ | 2006/11/14 22:48

完走おめでとうございます。

ワタシ駄目でした。
高江でサクッと回収されました。
あまり多く語りません。
エンジンと男気と感謝を
改めて肝に銘じ来年出直します。

同じシャツ着た「アニキ」たちと逢えたこと。
何か妙に不思議な気持ちになって一瞬、
自転車乗ってて良かったな、と思いました。

また来年どこかで会いましょう。

投稿: がりお | 2006/11/14 22:55

無事、完走おめでとうございます!
怪我も泣く何よりでした。
オトコのレースレポート、魂入ってます。

投稿: KAZZ | 2006/11/14 23:19

完走おめでとうございます!
私もやはり80キロにすべきだったかな?
と思いましたが80キロで脚きりにされかねない
状態だったので正解だったかもです(笑)

PS  土曜日夕方ダムまで試走したところ
かなりのショックをうけましたので夜の肝トレは
ご遠慮させて頂きました。
関西方面での肝トレの際はお声をおかけください。

投稿: jaja51 | 2006/11/15 12:09

●Hアニキ、大変ご無沙汰してます。秋口からお姿拝見
してませんが、自転車乗ってはりますか?
またご一緒してくださいな。
●horizon999さん、ありがとうございます。horizonさんにとってこれからシーズン本番ですね。私は家族孝行シーズン突入です。
●ねりうめあにき、実は嘉手納周辺で、ほんまもんのロックに触れたかったのが唯一のココロ残りざんす。自転車ダケじゃ勿体無い場所ですね、沖縄。
●bfzアニキ、おおきに。来シーズンも乗れるなら、アニキと同じイベントで男気ぶつけあいましょう。よろしく!

投稿: ロ・おとこ | 2006/11/15 14:19

●ちぎれさん、沖縄は逃げないよ。普段の暮らしはシンドイ事が多いけれど、エンジンと男気を小出しにして、生き延びようね。いつか一緒に行けますように。
●がりおアニキ、お疲れ様でした。お会いできてごっつ嬉しかったです。またゼヒどこかのイベントで熱い抱擁お願いします!
●KAZZさん、ほんまは「怪我無く」が一番嬉しかったんですわ。
来年からはちゃんと職場に根回ししようと固く決意しました(笑)。
仕事あっての自転車ですもんね。
●jaja51あにき、正解です。沖縄で「原因不明の」になってはイカンと、そればかり気になって、呑めませんでした(笑)。
肝トレぜひぜひ。

投稿: ロ・おとこ | 2006/11/15 14:24

源河の下りであにきの姿見たときは、思わず興奮してしまいました。

投稿: マック | 2006/11/15 15:38

●マックあにき、同行ありがとうございました。クタクタの後半にアニキの応援染みました。おおきに。

投稿: た | 2006/11/15 21:30

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